リオ五輪 選手特集 ~塩尻 和也 急遽決定!大学2年にして五輪の舞台へ~

続いては、高校時代から3000m障害でずば抜けた走力を見せ、大学に入学してからは常に外さない走り、走るたびに力をつけ、2年にして順天堂大学のエースとなった塩尻 和也について振り返ります。

 

 

~高校時代

伊勢崎清明という強豪校では無いどころか、駅伝メンバー7人を揃えることさえ苦労するほどの高校出身という塩尻、実際に高2では県駅伝を他の高校との混成というオープン参加で出場しています。それでも、都道府県対抗では1区12位と上々の走りを見せています。

 

そして高3になると、3000m障害で8分45秒66という高校歴で2位という好タイムをマーク、日本選手権では高校生にして7位入賞、そしてインターハイでも序盤から抜けだしてそのままゴールという圧巻の勝ち方で優勝を果たします。

 

もちろん、強いのは3000m障害だけではありません。国体5000mでは14分5秒で6位入賞、群馬県駅伝では公式記録を残すために陸上部以外の選手も塩尻に協力、すると1区で29分14秒という区間新記録をマークしました。都道府県対抗駅伝では、1区12位ということでこれはちょっと意外でしたね。高校生で最も強いランナーの1人だと思っていたので…ただ、ずっと先頭を引っ張っている強気な走りは今後に期待をもてるものでした。

 

~大学時代~

故障の影響もあってトラックシーズンはあまり姿を見せなかったものの、全日本予選には何とか間に合わせて1組を任せられると、やはり積極的な走りで終盤まで先頭付近に付いて行っての3位、違いを見せました。2年連続の出場となった日本選手権3000m障害では6位入賞、前回よりも順位を1つ上げました。

 

そして迎えた駅伝シーズン、箱根予選ではルーキーながら先頭集団に付いて行き、チームトップの8位、タイムも59分38秒という素晴らしい走りを見せました。この頃からNo.1ルーキー争いを超えて大学でもトップクラス?という期待を抱くかせるように…勢いそのままに全日本ではエース区間の2区で4位と好走、さらに学連記録会では28分32秒85という好タイムをマーク、勝負強さ、持ちタイムともに留まることを知りません。箱根では満を持してエース区間の2区を任され、5位と距離に関わらずに外すことの無い走りでした。

 

2年生になると、5000mで13分55秒55で高校ベストを更新、好条件の記録会に出ればまだまだタイムを大きく縮められるでしょう。全日本予選では当然のように最終組を任され、先頭集団にも付いて行きましたが、留学生だけではなく日本人選手にも遅れをとり、14位と大学では初では?という物足りない結果となりました。

 

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それでも、日本選手権ではしっかりと合わせてきて、途中から飛び出して独走態勢、しかし、終盤に潰滝に一気に追い上げられ最後の最後でかわされてしまい、2位に終わりました。8分36秒45で2位、トップとはわずかに0.06秒届きませんでした。その後、順大記録会でオリンピック参加標準である8分30秒に挑みましたが、8分31秒89で自己ベストながら後一歩届かず・・・

 

しかし、他国で辞退者が出たことでランキング上位であった塩尻に急遽出場権が回ってくることになりました。既に駅伝シーズンを迎えて長い距離の練習をしていたということ、一度は諦めたオリンピックということでコンディション・モチベーションともに高めていくのは難しい状況だと思いますが、オリンピックに出場するチャンスなど滅多に無いことですし、運もあって掴んだチャンス、是非ともこの機会を最大限活かして欲しいものです!!!


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