2016年 全日本予選観戦記 9位:国士舘大学 ~6年ぶりの予選通過、復活の礎へ~

全日本予選の結果を大学別に振り返ります~今日は9位だった国士舘大学について~レース結果はHPに載せてます。前評判は決して高くは無かったでしょう。持ちタイム上は通過も狙える戦力でしたが、6年前に藤本・伊藤を擁して3位通過して以降、前日本予選では結果を残せていませんからね…ギリギリの9位通過ということで、もちろん神奈川、創価の棄権が無ければ・・・というのはあるかもしれませんが、全日本出場を勝ち取ったのは紛れも無い事実、久しぶりの3大駅伝、楽しんで欲しいです。

 

 

1組は阿部、多喜端と阿部という3大駅伝・予選会にエントリーさえ初めてのコンビ、そしてスローペースの中、最初に遅れてしまったのがこの阿部ということに・・・正直、この時点でもはや通過は厳しいと思ってしまいました。そのまま集団からはズルズルと離され、最下位のままフィニッシュ・・・タイムも32分28秒と予選突破を狙うには致命的な大差。。。となると、もう一方の多喜端に期待したいところでしたが、こちらも集団で粘ることは出来ず、31位…非常に苦しいスタートとなりました。阿部は今シーズンベスト連発で密かに期待していた選手の一人だったのですが。。。

 

 

2組を任された藤江、八巻の二人はスローペースだった第二集団に終盤まで付いて行く走り、藤江が8位、八巻も9位と揃って組1桁の好走、組2位とのタイム差も秒差ですし、見事な走りを見せてくれました。藤江は前回も1組21位で走っていますし、安定していますね。一方でハーフの持ちタイムは67分台、箱根予選もまだ走っていませんし、ハーフの距離にも対応していって欲しいところ。八巻は初の全日本予選で上々の走り、箱根予選も前回チーム8番手で走っており、さらなる順位アップが期待されます。

 

 

3組は住吉が素晴らしかったですね。既に持ちタイムはチームトップクラスでエースの一角を占める選手ですが、ずっと先頭集団でレースを進め、終盤は前方の好位置で走っていました。ラスト勝負で後一歩及ばずでしたが組3位、トップとも4秒差という好走でした。これまで予選会で外したことはなく、安定感はチームトップを誇ります。今後がますます楽しみですね。一方の戸澤も前回ルーキーながら2組21位で走っている選手、今回は3組18位ですから上出来といっていいでしょう。2年生では住吉が大活躍で他の選手はやや目立ちませんが、藤江、戸澤もチームの中心選手になりつつありますね。さらに多喜端を含めて8人中4人が4年生、復活の立役者となってほしい学年です。

 

 

4組は4年生の石井、餅崎コンビ、ともに1年時に箱根予選を走っており、箱根を現役で知るのはこの二人だけです。石井はエース級が揃った中で無理に先頭集団に付いて行くことはせず、冷静にレースを進め、10位で走るというまさにエースと呼ぶに相応しい走りでした。1年の箱根経験者とはいえ、6区では最下位、その後もなかなか勝負レースで結果を残せずにいたのですが、5000m13分台、1万mで29分1桁、ハーフ62分台と持ちタイムを着実に伸ばしていくと、それに合わせて勝負レースでも結果が残せるように。。。勝負レースの中では大学ベストと呼んでいい走りだったのでは?前回の箱根予選は115位に留まっていますが、住吉とともに次はエースとして貯金を大きく稼いで欲しいところ。

 

一方の餅崎は先頭集団や第二集団にはついていけなかったものの、そこからズルズルと遅れることはなく、石井と30秒差の27位ということで最低限の走りは見せてくれたかなあという感じですね。この粘りが予選通過へと繋がりました。餅崎も前回の箱根予選は133位でチーム10番手、チームが好走を見せた中、やや物足りなかっただけに最上級生の意地に期待したいところ。

 

 

久しぶりの全日本、最下位通過ですし、なかなか勝負するのは難しいかもしれませんが、1年の箱根以来の3大駅伝出場、自信をもって臨んで欲しいものです。そして、わずかに10秒届かなかった箱根路に向けて、住吉、石井というダブルエースがしっかりと結果を残したのは好材料だった一方、1組の大苦戦と選手層の薄さも気になる結果でした。前回のように大きく遅れることなく10人目がゴール出来れば、今度はエースたちが稼いでくれると思いますし、3年ぶりの箱根出場、突破欲しいです!!

 


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