2016年 全日本予選観戦記 6位:國學院大學 ~2年連続の予選突破~

全日本予選の結果を大学別に振り返ります~今日は6位通過を果たした國學院大學について~レース結果はHPに載せてます。素晴らしい安定感でしたね。組1桁が誰一人としていなかったのは残念ですが、一方で10位台は6人を数えます。また、30位以下を一人も出さなかったのも大きかったですね。稼ぐ選手がいない一方で大きく崩れる選手もいなかったことが分かります。

 

 

1組は江島が15位、熊耳が18位で江島とジャスト1秒差と順当なスタートとなりました。ただ、江島は昨年度3組に抜擢されている選手、箱根予選もチーム4番手で走っていますし、1組ならばもう少し上位で走った欲しかったかも~一方の熊耳は3大駅伝・予選会で初のエントリー&出場となりました。着々と持ちタイムを縮めてきており、5000mも14分20秒まで伸ばしてきましたが、ついに出場のチャンスを掴み、しっかりと結果を残せたのでは?こういう上級生になって伸びてきた選手がチームの選手層を厚くしてくれますね。

 

 

2組はルーキーで唯一の出場となった土方が13位と上々の走り、この順位は8人中最高順位となりました。高校ベストは14分43秒に留まり、土方を上回る青木や稲田が先にデビューするかと思っていましたが、初の1万mで30分6秒とマークすると、そのまま全日本予選でも結果を残しました。今後が楽しみな選手の1人です。一方の稲毛は組16位、4年連続の全日本予選出場となりましたが、最後も崩れること無く走りきりました。ちょっと最近は好不調の波があるだけに、4年連続となるであろう箱根予選にはきっちりと合わせてきて欲しいところ。

 

 

3組は前回4組に抜擢された松本が15位とこれまたまずまずの走り、長い距離となるとまだ実績がもう一歩ですが、1万mまでは安定して好走しています。5000mも今年度ベストをマークしていますしね。箱根予選は前回193位・・・最上級生としてここからの巻き返しに期待。初の全日本予選となった向は23位、箱根予選でチーム3番手で走り、1万mで29分17秒、ハーフも63分28秒を持ち、駅伝でも主要区間を任されるまでになってきた選手からするともう一歩という結果だったかな。それでも、最低限の走りは見せてくれました。

 

 

4組は前回の箱根予選でチームトップで走って以降、エースクラスへと成長を遂げてきた細森が18位と上々の走り、最初で最後の全日本予選で結果を残しました。ハーフで63分8秒をマークするなど持ちタイムでもチームトップクラスとなってきましたし、最上級生として前回同様に箱根予選でチームを引っ張ってくれれば。もう一方の蜂須賀は2年時に一気にエース格へと飛躍を遂げたものの、その後は怪我に泣かされてその力を発揮出来ていません。予選落ちした前回の箱根予選も蜂須賀がいなかったのが最大の誤算だったでしょう。組29位で細森にも30秒差をつけられていますので、決して良かったとは言えませんが、最終組を任せられるまでになってきたのは好材料です。その後、1万mでセカンドベストとなる29分23秒で走っていますし、復活してくれればこれほど心強い存在はありません。

 

 

まずは2年連続で全日本予選突破を決められたのは良かったですが、やはり今年の目標は前回まさかの予選落ちをした箱根予選突破でしょう。選手は十分に揃っているのですが、それは前回も一緒、それでも50位以内が1人しか出せず、13位という惨敗でした。まずはベストメンバーで臨むことが大事になってきますね。箱根予選落ちをする戦力ではないですし、前回の失敗と悔しさを活かし、2年ぶりの箱根予選突破を果たして欲しいところです!!

 

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