2016年 日本選手権雑感 ~大迫が悲願の初優勝&2冠達成~

日本選手権が終わってしまいましたね~リオオリンピック選考も兼ねた今大会、ハイレベルな争いでした・・・3日間のレース、1500m~10000mまでをゆるーく振り返ります。

 

 

1500m

今年度、実業団ルーキーとなった戸田、冨田がともに1,2位と好走しました。戸田は4年時からスピードに更なる磨きをかけて、安定感を増していましたが、実業団に入ってさらに好タイムをマークしてましたからねー。日本選手権でも中盤以降は抜け出し、そのまま逃げ切っての優勝はさすがです!!冨田は大学時代は3大駅伝を一度も走れなかったものの、関東インカレ1部1500mでは3位に入るなどトラックや短い距離では強さを見せていたからなあ。

 

3位に入った加藤もそういえば関東インカレ1部1500mでは4年時に3位と冨田と全く同じ成績を残してますね。加藤も実業団2年目ですし、関東インカレ1500mで活躍した若い3人がトップ3に入ってきましたね―。しかし、そんな3人よりも遥かに若い高3の遠藤日向が4位に食い込ん出来たのが衝撃的というべきかさすがというべきか・・・もうどの高校記録を塗り替えたとしても驚かないほどの強さがあります。5000mで13分39秒、1万mで28分7秒というダブル佐藤が有する驚異的なタイムにも挑戦して欲しいものです。

 

 

5000m

本日行われた5000m、中1日で出場した中でもあの強さで優勝してしまう大迫はさすがです。先頭には出ないけれど、常に好位置でレースを進め、ペースが早くなればポジションを前に移すなど柔軟な対応で常に先頭に近い位置でレースを進め、ラスト2周を切ってからのラストスパートは1万mと同様ですが、誰もついてこれないですね。。。圧巻の走りで2冠達成、間違いなく今日本人最強でしょう。リオオリンピックが楽しみです~

 

2~4位はいずれも13分39秒台でDenaの上野、旭化成の大六野、そして青学の一色が入りました。上野も本当に長く活躍してますねー。今大会の長距離は若い選手の台頭が目立ちましたが、それでも一時期は先頭を走るなど存在感を見せるのがさすがです。まだまだ長く活躍してほしいなあ。大六野は旭化成の最強世代においても存在感を示していますね―。1万m6位に続いての5000mでは3位という快走でした。明治時代も最強世代の中でエースになりましたし、あっという間に日本トップクラスランナーの1人にまで上り詰めました。

 

青学の一色も大学生で4位はさすがです。大学時代に活躍した選手が実業団で大活躍し、ちょっと大学生と実業団の戦力差が大きくなってきているのあなあと思っていましたが、後一歩で表彰台という走りを見せました。同じく5000mで走った弾馬、そして1万mに出場した中谷の4年生トリオはやはり抜けているのかなあ。他には1500m優勝の戸田が5位、1万mで4位の市田孝が6位、3位の悠太が8位と2種目出場した選手の入賞も目立ちました~

 

 

10000m

ラストで後一歩届かず、2位になることが多かった大迫ですが、今回は違いましたね―。ラスト600mでの切替がまず素晴らしく、ラスト1周の時点で後続に大きく差をつけました。さらに、ラスト1周も60秒を切るスピードで抜けだすとなると、さすがの村山紘太も追いつくことは出来ず・・・2位に9秒差をつける圧勝で念願の初優勝を果たしました~いつかは勝つだろうと思っていましたが、この1年でさらに力をつけていますねー。持ちタイムだけではなく、勝負レースでの強さも大迫の魅力ですし、オリンピックでも目標である入賞を目指して欲しいものです。

 

既に派遣標準を突破していた村山紘太が2位に入り、見事にリオ内定を獲得しました。やや早い段階で苦しそうな表情になり、ちょっと心配でしたがさすがの強さですね―。紘太を筆頭にすごかったのが旭化成勢、4位に市田孝、5位に茂木、6位に大六野と4人が旭化成勢ですね~市田孝は故障に苦しんだ昨年度と違い、出るレースで高いレベルで安定した結果を残していますし、茂木も世代的には大学3年ですが、この世代ではNo.1と呼べる結果を残しています。

 

他にも、故障明けで万全では無かった謙太が9位、派遣標準を突破していながら16位に終わった鎧坂が旭化成にはいるわけで・・・これでなかなかニューイヤーで優勝出来ないというのが不思議というか外国人選手がいないのが厳しいというか。。。3位に入った悠太はラストでは大迫や紘太に劣るため、早めのスパートで抜けだそうとしましたが逃げ切れませんでしたね。それでも勝つためにベストは尽くしましたし、後はリオの出場権が得られるかどうか・・・既に標準は突破していますし、世界陸上では悔しい結果に終わっただけに、何とか選ばれて欲しいものです。

 

 

3000m障害

大激戦となったのがこの3000m障害、中盤に先頭に立った順天の塩尻が徐々に後続を引き離し、ラスト1周でもかなりの差をつけていたため、このまま逃げ切って初優勝か?と思いましたが、そこから猛追してきたのが前回覇者である富士通の潰滝、徐々に差を縮めていくと、最後の障害を超えたところからさらにスピードアップ、最後の最後でギリギリ塩尻をかわしての2連覇、すごかったですねー。本当に勝負は最後まで分からない・・・タイムは8分36秒ということでまだ参加標準である8分30秒には届かず・・・何とか突破してリオに出場してほしいものです!

 

わずか0.06秒差で2位だったのが塩尻、前日本予選の時は大学初と言っていい失敗レースで心配しましたが、日本選手権にはしっかりと合わせてきたし、そこで結果を残せるのがさすがは塩尻ですよねー。大学在学中に優勝してほしいなあ・・・3位に愛三工業の山口、4位に大塚製薬の松本と実力者が順当に上位に入ってきました。山口も関東インカレ1部3000m障害で4連覇している選手、日本選手権でも頂点を目指して欲しいものです。

 

3000m障害で最もびっくりだったのが神奈川大のルーキー荻野、走るたびにどんどん自己ベストを更新し、ついには日本選手権に出場を果たしましたが、ここで8分44秒とさらにベストを更新しての5位とは。。。今後、一気に化けそうな気配が・・・3000m障害での活躍はもちろん、トラックや3大駅伝でも大暴れして欲しいものです~

 


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