青山学院大学 ~2016年度戦力分析~ 3冠&箱根3連覇の偉業へ戦力充実

今日は青山学院大学について、新年度の戦力分析を行います。昨年度は3冠確実とまで言われる強大な戦力を誇りましたが、全日本ではまさかの2位に終わりました。それでも出雲優勝、箱根2連覇ですからもちろん凄いことには変わりないのですが・・・青学の黄金時代を支えた世代が卒業したものの、引き続き戦力は充実しており、今年度も3大駅伝全てで優勝候補筆頭に挙げられてきそうです。そんな青山学院大学の選手一覧はこのようになっております。

 

 

 

 

4年生・・・昨年度チーム四天王と呼ばれた中で今も在学なのは一色のみ。2年連続で箱根2区を67分台で走るなど、青学のエースだけではなく大学を代表する選手です。昨年度は3大駅伝全てで主要区間を任され、いずれも区間3位以内で走り、持ちタイムも3部門全てでチームトップとまさに名実ともにエースと呼ぶに相応しい選手です。一色がいる限り、最重要区間で青学が困ることは無さそうです。続くのは秋山、箱根3区では東洋の弾馬、駒澤の中谷ら大学を代表する選手らを抑えて区間賞を獲得しました。まさに箱根優勝の立役者と呼べる走りでしたね。ハーフも62分29秒まで伸ばし走力に持ちタイムが追いついてきたかなあ。今年度も主要区間を任されることとなりそうです。

 

3大駅伝経験者では2年時に10区2位で箱根初優勝のゴールテープを切った安藤、全日本に1年時に走り、1万mも29分ジャストまで伸ばしてきた茂木の二人がいますね。さらに、1万mで28分台、ハーフで62分45秒とエース級の持ちタイムを誇る池田、昨年度ベスト連発と大きく伸びてきた田村健らがおり、エース級だけではなく選手も揃っています。

 

 

3年生・・・2年連続で箱根4区区間賞、1年時は区間新をマークしている田村和がまずは中心となるでしょう。3大駅伝は3度走っていずれも2位以内という走り、持ちタイムも13分台、28分台、62分台と3部門全てそろえてきました。特にハーフは62分22秒を誇ります。ロードでの強さが頼もしく、そろそろ主要区間を任されることになりそうです。そんな田村とハーフベストは一緒、1万mは28分33秒と学年トップを誇るのが下田、全日本5区区間賞、箱根では8区区間賞といずれも結果を残しており、監督も主要区間を任せられる選手だと話していますね。マラソンでも快走を見せており、今後がますます楽しみです。

 

そんな二人を差し置いて箱根9区と主要区間を任されたのが中村祐、こちらも13分台、28分台、62分台と持ちタイムが三拍子揃っています。しかし、箱根では9区7位とほぼ完璧だった青学において唯一と言っていい奮わなかった区間・・・本人も悔しさが相当あったようで、今年度は田村和、下田に負けじと結果を残して欲しいところです。13分台を持つ弟も入っていましたし、兄としても負けられないですよね―。3大駅伝経験者はこの3人だけですが、持ちタイムで見ると、1万mで29分2秒を持つ貞永、5000mで14分ジャストの吉永、14分4秒の大越らがおり、3人に続く選手の台頭も期待出来る学年となっています。

 

 

2年生・・・3大駅伝で唯一の経験者が小野田、6区2位と快走し今後3年間山下りに不安がなくなりました。5000mで13分台を出すなどトラックでも好調を維持、大暴れしてくれそうです。続く選手は力が似通っているようで難しいところですが・・・スピードならば高校時代に既に13分57秒を持つ梶谷が抜けていますし、長い距離となると63分1秒のベストを持つ森田が際立っています。ロードでの実績となると橋詰が高校時代から豊富でハーフも63分36秒と距離にも問題ありません。3,4年生に比べるとちょっと目立たない学年かもしれませんが、楽しみな選手が揃っています。

 

 

1年生・・・持ちタイムでは13分56秒を持つ中村友が抜けています。兄の祐紀を高校ベストでは上回っており、まずはトラックでの活躍が期待出来そうです。持ちタイムでトップ10に入ってきているのは中村友だけですが、それは青学の持ちタイムがすさまじいからであって決してスカウトが悪いわけではありません。既に大学で5000mベストを更新してきた流経大柏出身の鈴木はロードでの実績も豊富で即戦力候補、水城出身の永井も同じくロードで強さを見せている選手です。他にも14分10秒台、20秒台の選手が何人も走っており、充実したスカウトが伺えます。神野・久保田世代が卒業したといっても、まだまだ青学は強そうです!!

 

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