山梨学院大学 ~2016年度戦力分析~ 久しぶりの3大駅伝栄冠へ…

今日は山梨学院大学について、新年度の戦力分析を行います。昨年度は出雲で2位と好走するも全日本はシード落ち、そして箱根では8位でのシード獲得と、山梨学院の良い面と悪い面の両方が見えた3大駅伝となりました。主力が3,4年に揃う今年度は特に出雲では優勝候補として期待が集まりますし、勝負の年となりそうです。そんな山梨学院大学の選手一覧はこのようになっております。

 

 

 

 

4年生・・・1年時から高い安定感でチームを支えているのが佐藤、5000m13分台、1万m28分台のスピードを持ち、昨年度も出雲で3区3位、箱根でも1区10位と堅実な走りを見せています。逆に全日本では2区12位と苦戦し、チームもシード落ちと佐藤の走りがチームの成績に直結しています。今年度も主要区間を任されることはほぼ確実で、チームの鍵を握る選手ですね。

 

続くのは上村、1万mで28分台のスピードを持ちながらもなかなか駅伝では結果を残せませんでしたが、箱根では10区5位と好走を見せました。今年度も大いに期待出来そうです。他にも1500mのスピードがあり、出雲2区、箱根6区を走った秦も頼りにしたい選手ですし、伊藤は1年の全日本から出場を果たしています。ただ、それ以降は3大駅伝で出番がなく・・・何とか最終学年にもう一花咲かせて欲しいところです。昨年度、一気にタイムを縮めてきた熊代もおり、3年に負けじと中心となっていって欲しい学年です。

 

 

3年生・・・都大路優勝メンバーが揃ったこの学年、5000m13分台、1万m28分台を持つ上田、市谷はともに主要区間を任されるまでに成長を遂げ、1万mで29分10秒台の河村、古賀も3大駅伝出場を果たしています。特に上田は2年になって3大駅伝全てで主要区間を任され、かつ安定した成績を残しており、エースとして活躍が期待されます。市谷は出雲では上々の走りも全日本では苦しい走りとやや安定感に欠けるところがありますが、貴重な主要区間を任せられる選手です。

 

河村は長い距離や繫ぎ区間を堅実に走っていて頼りになりますし、古賀も故障から復活を遂げてベスト連発、一気にメンバーに入ってくるなど勢いのある選手です。他にも3000m障害に強い矢ノ倉や1500mで実績のある西山らもそろそろメンバー争いに入ってきて欲しいところですね。そうすれば、さらに選手層が厚くなりそうです。

 

 

2年生・・・昨年度、オムワンバの不調もあって3大駅伝全てに出場したニャイロが抜けています。1年にして長い距離を全くもって苦にしていませんし、そのスピードは他大学の脅威ですね。今年度もエース区間で区間賞を獲得していってくれるでしょうし、昨年度以上の走りを見せて欲しいものです。他には3大駅伝経験者はいませんが、5000mで14分22秒を持つ久保が全日本に、ハーフで64分36秒をマークした永戸が箱根にエントリーされています。上級生に頼るのではなく、2年生からもどんどん突き上げていって欲しいところ。

 

 

1年生・・・持ちタイムでいきなりトップ10に入る選手というのはいないですが、それは13分台が6人いるなど5000mの持ちタイムにおいて山梨学院のレベルが高いからとも言えます。14分16秒を持つ世羅出身の井上や14分18秒を持つ小林の山村らがおり、まずまずのスカウトと言えるのではないでしょうか?二人ともロードでの実績もありますし、ルーキーイヤーからメンバーに入ってきてもおかしくないですよね。強い先輩たちに割っていって欲しいものです。

 

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