92回箱根駅伝 4区を振り返る ~区間賞:田村和(青学)~

今日は、箱根駅伝の4区を振り返ります。4区結果はこのようになっております。4区に前回区間新の田村和を再度起用してきた青学、全ての定点ポイントでトップを快走、前回よりも暑かったこともあり、終盤は苦しそうな走りでタイムも前回よりも49秒タイムを落としてしまいましたが、2年連続の区間賞を獲得しました。東洋が区間6位、駒澤が区間9位と苦戦したこともあり、さらにトップの座を盤石にしました。

 

 

区間2位に東海の石橋、出雲・全日本は主要区間に起用されていたこともあって最短区間の4区?と思いましたが、さすがに違いを見せてきました。総合順位こそ14→13位と1つ上げただけでしたが、前との差を一気に詰め、5区宮上も走りやすくなりましたね。区間3位に順天の栃木、こちらも全日本で8区と最長区間を任されたこともあり、意外な4区起用でしたが、やはり違いを見せてきました。3区松枝がちょっと厳しい走りとなっていただけに、この4区で総合10位→6位と4つ順位を上げたのは大きかったですね。シード獲得に大きく貢献しました。トップ3は主要区間を走ってもおかしくない選手を起用してきた大学が順当に上位を占めてきました。

 

 

4位に早稲田の永山、今年度大活躍の早稲田ルーキーは箱根でもしっかりと仕事をしてくれました。全日本でも好走、ハーフの持ちタイムはまだ65分台でしたが・・・勝負レースでことごとく結果を残しているのが心強いですね。来年度は主要区間を任されているかもしれませんねー。5位に山梨学院の田代、序盤は3分ペースとややゆったりのスピードでしたが、終盤にペースアップして順位を上げてきました。ずっと並走していた駒澤の高本も突き放す走りでした。3大駅伝ではなかなか結果を残せていませんでしたが、最終学年の今年は全日本、箱根ともに区間5位以内と有終の美を飾りました。

 

 

6位タイに東洋の小笹、明治の江頭賢が入りました。東洋期待のルーキーではありますが、さすがに青学の田村和相手では分が悪かったか・・・故障者が出たりしてベストメンバーが組めなかったこともあり、ここで53秒さらに離され、総合で2分半近い差となってしまいました。江頭賢は3区でまさかの区間最下位となり、総合12位という位置でのレース、総合順位を上げることは出来ませんでしたが、しっかりと立て直してきました。今回は4年生の好走が目立った明治ですが、来年度のチームを引っ張る存在となって欲しいです。

 

 

8位に日体大の城越、全日本予選では1組23位、箱根予選も走っていませんでしたが、初の3大駅伝ではしっかりと区間1桁でまとめてきました。1万mでも持ちタイムを伸ばしてきていましたし、勢いもありますね。チーム全体で見ても、苦しかったのは5区くらい、逆に大きく稼いだのも6区くらいで日体大の選手は比較的安定していましたねー。9位に駒澤の高本、元々は復路予定ながら、急遽の4区ということでしたが、やはり前を追いかけて行きたいチームにおいて前半からなかなかペースが上がらず、逆に終盤並走していた山梨学院に突き放されてしまったのは良くなかったですね。全日本も7区9位でしたし、高校時代の実績や同級生の工藤の活躍からすると、ちょっと物足りない走りとなっています。

 

 

10位に城西の酒井、主要区間を任されてもおかしくないと思っていましたが、4区10位は可もなく不可もなくかなあ・・・今年度は持ちタイム3部門でベスト連発、全日本予選3組、出雲で3区を任されるなど飛躍の1年となりました。来年度は主要区間を走って欲しい選手ですね。11位に東京国際の鈴木博、この走りには正直びっくりしました。1万mで30分13秒、ハーフも67分11秒の選手で当日変更の可能性が高いと思っていましたが、ここまで走るとは・・・東京国際の鈴木といえば、鈴木大や鈴木聖の方が実績は上ですが、鈴木博も負けていないですねー。

 

 

12位に拓殖の山本、ハーフはギリギリ65分台、1万mに至ってはギリギリ31分台と持ちタイムからすると上出来の走りと言っていいでしょう。3大駅伝でなけでなく、箱根予選もまだ未経験の選手が箱根となると結果を残してくるのがさすがは拓殖ですかねー。13位タイに中央学院の新井、今年度は関東インカレで好走するなど大森に負けじと飛躍を遂げた1年でした。出雲、全日本で結果を残していることを考えると、4区で13位はちょっと物足りなかったかなあ。スカウトが決して良くなかった学年ながら既に新井のほか大森、細谷と躍進している2年生世代において、さらに存在感を高めていって欲しいです。

 

 

13位タイに帝京の瀬戸口、箱根予選は77位とまずまずの走りながら全日本は6区15位と苦戦、とすると4区13位というのはまずまずなのかなあ。ただ、総合順位では6位→11位と5つ落としてしまったのはちょっと痛かったですね。15位に法政のルーキーである坂東、身長190cmと全エントリー選手の中で最も背の高いことで話題となりましたが、箱根予選を走っておらず、ハーフで67分47秒、最下位でのタスキリレーということを考えると、上出来の走りだと思います。土井、本多と箱根メンバーが1年が3人入り、さらに矢嶋、福田といった楽しみな選手もいますし、切磋琢磨して中心となる学年になって欲しいですね。

 

 

16位に日大の清水目、3大駅伝・予選会の経験はなく、ハーフはギリギリ68分台・・・さすがに厳しい走りとなってしまいました。何とかもう少しいい位置でキトニーに繋ぎたかったんですけどねー。3年生は石川が1人抜けている状況なだけに、1人でも多く戦力となる選手が出てきて欲しいところです。17位にタイに神奈川の永信と中央の鈴木、永信は全日本3区に続いての3大駅伝出場でしたが、苦しい走りとなってしまいました。高校時代に14分12秒と5000mで好タイムをマークしながら、なかなか3大駅伝に縁なく、最終学年になってようやく掴んだチャンスだったのですが・・・中央の鈴木も前回13位で走っている経験のある区間であり、全日本予選でも3組を任されるなど主力の1人だっただけに、ここでいい位置でタスキを繫ぎ、実績のある5,6区に繋ぎたかったのですが・・・まさかの17位に沈んでしまいました。この時点でシードが非常に厳しくなってしまいました。2~4区がいずれも区間16位以下ですからね。

 

 

19位に大東大の中神、1万mで29分40秒の好タイムを12月にマークし、箱根メンバーにも抜擢された期待のルーキーですが、ハーフはまだ未経験で総合順位も18位という状況でしたからね。さすがにここで結果を残すことは容易ではありませんよね。ルーキーには箱根を走った新井の他、大久保、谷川ら有力選手が揃っていますし、この経験を今後に活かして欲しいですね。20位に上武の井上、今年度は1500mで日本インカレを優勝するなど大活躍、20kmの距離となる箱根予選も無難にこなしていたのですが、まさかの区間最下位となってしまいました。1万mまでの距離ならばチームのエースとして活躍しているのですが、前回の箱根も1区19位でしたし、長い距離となるとなかなかその力を発揮出来ないでいますね。。。

 

 


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