92回箱根駅伝 シード争い展望 ~今年も激戦か?~

昨日、区間エントリーが発表され、箱根駅伝が迫ってきました。今日はシード争いの展望について書いていきたいと思います。前回も激しいシード争いが繰り広げられました。9区終了時までシード圏内だった中央大学が10区のアクシデントで沈んでしまった一方、2区終了時で最下位だった山梨学院が逆転でのシード獲得、そして大東大はしぶとく2年連続10位でのシード権獲得となっています。年々争いが激しくなる箱根予選を考えると、シード権の大切さが分かります。さらに、箱根予選会の2週間後に行われる全日本にも万全で臨むのが難しく、苦戦する大学も多いですからね。

 

 

今回シード争いに巻き込まれる心配が無さそうなのは、全日本の上位7校である東洋、青学、駒澤、早稲田、東海、明治、山梨学院でしょうか。前回もこの7校はシードはほぼ確実かと書いて、7校ともシードは獲得しました。(オムワンバにアクシデントがあった山梨学院はギリギリでしたが・・・)逆に言えば、主力にアクシデントがない限りはシードは大丈夫だと思っています。往路ももちろん強いですが、それ以上に復路での強さが際立っていますからねー。というわけで、残り13校において、シード争いを見ていきます。前回の予想では、10校中8校が予想通りで、帝京と國學院が予想外にシードを取れず、中央学院と城西が予想外のシード獲得でした。中央学院はともかく、城西のシードは読めなかったです。。。

 

 

【城西大学】

前回の箱根では2区紘太の好走の他、山をともに10位以内で凌いで見事に7位でシード権を獲得しました。一方で今年度、出雲では13位、全日本予選では15位で出場権を逃すなど苦しい戦いが続いている城西ですが、箱根エントリーも前回の5,6区を走った菊地、西岡がそれぞれ2区、1区にエントリーされ、4年生卒業だけではなく、区間配置でもガラッと異なるチームとなっています。主要区間を見ても一桁で走れる期待がもてそうなのは、2区菊地と現在補欠の松村が走る区間くらいかなあと。。。前回のシード獲得は見事でしたが、さすがに2年連続のシード獲得は厳しいと思います。

 

 

【中央学院大学】

1区潰滝は万全ならば区間賞候補筆頭でしょう。2区大森、5区山本も大きく伸びてきた選手で楽しみです。監督の言うように、前回のように5区で稼ぐのは難しくも、総合力では負けていませんね。復路は当日変更次第だとは思いますが、樋口や海老澤剛らがしっかりとエントリーされてくるようだと、復路もシードを争う大学に引けを取りません。前回は往路5位ながら、復路では区間二桁が4つあったこともあり、総合8位まで順位を下げてしまいました。シード争いをするであろう大学の中では頭一つ抜けているように思え、シードの可能性は高そうです。

 

 

【大東文化大学】

前回の箱根は2年連続の10位でシード権を確保したものの、市田世代卒業の影響は大きく、全日本予選こそ何とか突破したものの、エースの大隅を欠いた出雲は12位、全日本は18位と全く勝負になりませんでした。森橋が年々力をつけてきて、2区を任せられるまでになり、箱根に大隅が戻ってきそうなのはポジティブ要素ですが、やはり前回以上走りが期待できそうな区間は乏しく、耐える区間が多くなりそうです。自己ベストを大きく伸ばしてきている選手が多く、今後に向けて楽しみなチームではありますが、山も未知数ですし、さすがに3年連続のシード権確保は厳しいのではないでしょうか?

 

 

【日本大学】

前回は往路で出遅れ、5区キトニーが区間2位の快走を見せたものの、総合13位に終わっています。前回箱根メンバーが5人抜けることとなりましたが、1,2区を任される荻野、石川は走力・安定感ともに増しており、2区終了時で18位だった前回のようなことは無いでしょう。さらに木津が主要区間を任せられるまでに成長し、ルーキーの加藤も好調を維持しています。そして、ここ最近の課題だった選手層の薄さを2年生が埋めてきているのが大きいですね。前回箱根を走った町井宏、高野に加えて岡野、石井、山﨑一、川口らが台頭してきました。まだまだ安定感に欠ける部分はありますが、5区終了時ではかなりシードラインを突き放しているでしょうし、シード返り咲きの可能性が高そうです。

 

 

【帝京大学】

前回の箱根では往路から出遅れてしまうとなかなか巻き返すことは出来ず、9,10区で順位を上げたものの11位でシード権には届きませんでした。今年度はちょっと当日変更も分かりにくいエントリーですね。2区高橋裕、5区加藤はしっかりと走ってくれそうなのですが、他の区間は未知数な部分も多いです。1区堤ならばある程度は戦えると思うのですが、また往路で出遅れるとなると巻き返しは厳しそうです。全日本は高橋裕、堤以外が区間12位以下と厳しい戦いを強いられました。ちょっと箱根シード返り咲きとなると、不安要素が多すぎるように思えます。

 

 

【日本体育大学】

前回は下級生が多く起用され、さらに往路から遅れたことでシード争いにも絡めずに終わってしまいました。しかし、今年度は経験を積んだ1,2年生からエース格として小松、小町らが台頭し、脇を固める選手も力をつけてきました。往路から主力をつぎ込んでくることとなりそうで、前回6区で好走した秋山も健在、となるとエースたちが任される往路及び5区を任される辻野がどこまでシード権争いから遅れること無く走れるかが大事になってきます。箱根予選では3位通過と結果を残したものの、まだ3大駅伝では結果を残せていない選手も多く、シード権はちょっと厳しいのかなあと思いました。

 

 

【順天堂大學】

前回は粘り強い走りでシード権争いに加わっていったものの、後一歩及ばずに12位でフィニッシュでした。前回に続いて今回も花澤を欠くのは非常に痛いです。補欠に主力を多く残していますが、特に気になるのは1区西澤ですね。そのまま走るのか松枝と変わるのか・・・どちらにしても厳しいんですよね。変わるのであれば前回7区4位の西澤を失うことになりますし、走るとしても1区はさすがに荷が重すぎる気がします。。。2区塩尻は非常に楽しみですし、5区を任される田中もやってくれるとは思いますが、不安な区間も多くシード権は厳しそうに思えます。

 

 

【神奈川大学】

ようやく納得のいくオーダーが組めそうですね。前回はエースの西山が4区に回る苦しい布陣で復路も浮上することが出来ませんでした。今年度は鈴木健が2区を任せられるまでに成長、1区我那覇も不安はなく、5区西山は非常に楽しみです。鍵をにぎるのは3区山藤かなあ。前回は3区18位で一気に苦しくなってしまっただけに、好位置で来るであろう流れをそのまま引き継げれば、面白くなります。選手が揃う2年生は着実に成長を遂げ、前回よりも復路は大いに期待出来ますね。過去10年シード権を確保出来ていない神奈川大学ですが、今度こそシード権に手が届くのでは?と予想します。

 

 

【拓殖大学】

主要区間に順当に主力がエントリーされ、勝負できる布陣は整ってきました。3区に宇田が起用されるようであれば、上り適性が抜群と言われる5区馬場の活躍次第では往路を終えてシード圏内に入っている可能性は十分にあります。ただ、頼もしい往路に比べると復路はちょっと不安な区間が多いですね。前回も粘った主要区間に比べると繫ぎ区間は苦しい走りになってしまいましたし。誰が走るかはちょっと読みにくい4区が前回(区間11位)に近い走りが出来るか、全て区間18位以下に沈んだ6区~8区がどれだけ前回よりも上積み出来るかが大事になってきますね。箱根予選を見ても主力とそれ以外の力の差は大きく、ちょっとシード権を獲得するには厳しいのかなあ。

 

 

【法政大学】

1区足羽、5区細川がとにかく楽しみですね。箱根予選を2年ぶりに突破した勢いそのままに、箱根でも活躍が期待されるところですが、やはり二人が走る区間以外は苦戦は免れないかなあ・・・過去の実績ではなく、しっかりと練習の出来ている選手を選ぶということで主将の佐藤が外れてしまいましたが、エントリー16人全員が2015年にハーフベストを更新しているんですよねー(20km→ハーフ換算含む)補欠に箱根予選で好走した選手が何人も残っており、当日変更も気になるところですが、箱根予選での走りを見ても、さすがに箱根復帰即シード獲得というのは厳しいのではないでしょうか?

 

 

【中央大学】

1,2区の町澤、徳永によるスタートダッシュは期待出来そうで、5,6区も前回好走した二人が残っているのは心強いです。この4区間は計算出来るとなると、他の区間が気になるところですが・・・箱根予選で良かったのは相馬と鈴木くらい・・・それでも、主要区間を任せるにはまだ不安があります。繫ぎ区間も箱根予選で8位通過であることを考えても厳しさは否めず。。。シードは厳しいと思っていますが、前回も箱根予選で下位通過ながら、最後までシード争いに絡んできましたからねー。箱根での勝負強さを見るとひょっとするかもしれません。

 

 

【東京国際大学】

箱根初出場のチームはあまり当日変更をしてきませんが、東京国際も隠すこと無く区間配置してきました。主要区間は関、スタンレイらきっちりと主力達がエントリーされていますし、ベストメンバーが組めているように思えます。監督もチームも自信はもっているようで楽しみですねー。ただ、現実的には箱根初出場の大学が即シードを狙えるほど甘くはないですし、持ちタイムや箱根予選で9位通過だったことを考えても最下位を回避出来るかどうかが焦点になってくるのかなと思います。

 

 

【上武大学】

本当に首の皮一枚で箱根予選を突破した上武大学、14人しかエントリーされなかったのにはびっくりしましたが、区間配置は順当のように思えます。3区、9区に坂本、山岸塁が当日変更されるという前提ではありますが・・・往路に東、井上、森田ら主力を注ぎ込み、ある程度戦える陣容にはなってきたと思いますが、それでもシード圏内に留まるのは厳しそうですよね。復路は選手層の薄さもあって往路以上に戦況は厳しそうですし、箱根予選で最下位通過であることを考えても、さすがにシード争いに加わることは厳しいのかなあと思います。

 

 

シード権獲得の予想としては、青学、駒澤、東洋、明治、早稲田、東海、中央学院、山梨学院、日大、神奈川と予想してみます。箱根予選上位通過校では帝京や日体大がシード争いに絡んできそうですし、下位通過では前回同様に中央に期待しています。・・・今回は前回以上にシード権争いに絡む大学が増えてきそうですし、最後まで分からない熱いレースを期待したいです!!

 


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