92回箱根駅伝 帝京大学 ~区間配置予想&戦力分析~

続いては、帝京大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根では3年連続のシード権獲得が期待されましたが、2区終了時で16位と苦しいスタートとなり、8区終了時でも14位・・・そこから9,10区を走った高橋裕、堤で順位を上げたものの総合11位でシードを逃す結果となってしまいました。今年度はなかなかベストメンバーが組めない状況でしたが、それでも全日本予選を5位通過、箱根予選は2位通過とさすがの強さを見せています。一方で全日本では14位と奮わないのもある意味いつものパターンな気も・・・そんな帝京のエントリーメンバー箱根成績(直近10年)はこのようになっております。

 

 

4年:髙橋 裕太堤 悠生君島 亮太阿南 堅也

野村 雄一岩間 俊友原 由樹人山﨑 渉樋口 史朗

3年:内田 直斗加藤 勇也瀬戸口 文弥島口 翔太郎

2年:無し

1年:竹下 凱畔上 和弥横井 裕仁

 

 

やはり、偏ったエントリーであることは否めませんよね。1年生ならともかく、2年生が0人というのはちょっと寂しいです。1年時に台頭してきた渡辺や今年になって出てきた田中、小手川あたりの今後の成長に期待したいところです。一方で4年生は大量9人がエントリーされました。それでも、2年連続で5区を任されている竹本が外れているんですよね―。全20校の中でも、前回の箱根5区走者が外れたのは帝京のみです。痛いエントリー漏れとなってしまいました。ただ、内田も戻ってきて他に大きなエントリー漏れが無かったのが救いでした。そんな帝京の区間配置予想は以下の通りです。

 

 

堤-高橋裕-畔上-内田-加藤

君島-竹下-瀬戸口-山﨑-岩間

 

 

帝京の区間配置予想難しいですね・・・箱根予選で好走した選手が選ばれるのか、これまでに実績のある選手が選ばれるのか。。。1区は堤にしました。1区から悩ましいところ・・・帝京は箱根2区にエースを起用する傾向があるので全日本1区だった高橋裕は外し、さすがに復帰して間もない内田やルーキーの畔上には1区は重いかなあというのもあって、前回逆の10区で4位と好走している堤でどうかなあと。2区は高橋裕、やはりエースには2区を走って欲しいですし、走らせることが多いですよね。ユニバハーフメダリストであり、箱根予選、全日本ともに抜群の安定感を誇ります。他大のエースたちとも十分に渡り合える選手でしょう。

 

 

3区は畔上、どうやら3区起用が濃厚ということで・・・もう少し負担の少ない区間もありだとは思いますが、箱根予選でチーム4番手、全日本でも4区と主要区間を任されている選手ならば、ルーキーであっても結果を残してくれるのではないかと思います。3区はコース自体は風さえ無ければ走りやすい区間ではありますし・・・4区は内田にしてみました。全日本予選で最終組を任されるエース格の1人ではありますが、やはり秋以降姿を見せていないのは気になるところ・・・ならば最短区間かつ帝京が重視している4区での起用というのも面白いかなあと。もちろん万全であれば、1区や9区といった主要区間への起用の可能性が高そうです。

 

 

5区は加藤、竹下がいないとなるとやはり本人も5区希望であり箱根予選チーム3位と走力のある加藤に任せることになるのではと思いました。まだ3年で2年連続で任せられるのも大きいですし。最重要区間の5区ですが、過去7回中6回が二桁順位なんですよねー。やはり、主力に任せるのが良いかなあと。6区は君島、前回も走って区間18位でしたが、その後は箱根予選でチーム2位、全日本でも2区を任されるまでになりました。むしろ6区は勿体無い気もしてきますが・・・過去7回は2年連続×3人+君島が走っていることもあり、君島が再度任されるのではないかと思いました。

 

 

7区は竹下、3区が畔上だとすると、4区竹下となるとルーキーが往路で並んでしまうのでそれは可能性が低そうかなあと。元々ルーキーが走ることが少ない帝京なだけに、どこに起用されるかは分かりにくいですが、復路の中でも比較的ルーキーが走ることが多い7区としてみました。2年生に元気が無いだけに、この畔上、竹下コンビにはかかる期待も大きくなりそうです。8区は瀬戸口、前回経験者の阿南がいますが、全日本予選~箱根まで主要レースには姿を見せていないんですよね―。記録会でもちょっと奮わなかったですし、箱根は厳しそうかなあと思って外しました。瀬戸口は箱根予選も77位でまとめていますし、全日本も走っていますからねー。箱根でも起用される可能性が高そうかなあと思い、8区にしてみました。

 

 

9区は山﨑、エース級が起用されることも多い帝京からすると、箱根予選で72位というのはちょっと物足りないかもしれませんが、全日本予選では最長区間の8区を任されていますからねー。8区を任された選手は近年5区や9区を任されていることもあり、9区予想としてみました。10区は岩間、箱根予選で57位で走っていること、その後も1万mでベストを更新するなど順調にきていることもあり、予想してみました。4年生が多いエントリーを考えると、9,10区は4年生が起用される可能性が高いかなあという思いもあります。

 

 

4年生は起用されても5人かなあと思い、阿南や箱根予選で好走した樋口、前回の箱根を走った野村らを外して予想していますが・・・各選手の調子によっては7人くらい走ってもおかしくはないですよねー。これだけ4年生に選手が揃っていると、来年度が非常に心配になってしまいますが、まずは今度の箱根で結果を残さないことには次に繋がりません。それに、帝京は以前も有力4年生が大量卒業し、1万mで30分きりが1人という危機的な状況になったこともありますが、その後は面白いほど欠く選手が力をつけ、2年後には箱根で4位を獲得していますからねー。帝京の育成力ならば大丈夫でしょう。とはいえ、今回の箱根でもシードを獲得するに越したことは無いですし、それだけの力のある選手は揃っていると思いますので、2年ぶりのシード返り咲きを期待したいです!!

 

 

 

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