92回箱根駅伝 東海大学 ~区間配置予想&戦力分析~

続いては、東海大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根ではシード圏外だったのは1区終了時のみ、それも混戦の中でのタスキリレーでした。2区以降はずっとシード圏内でレースを進め、3区以降は順位を落とすこともなく、6位でのフィニッシュで2011年以来4年ぶりのシード権を獲得しました。今年度は出雲、全日本ともに5位と安定した結果を残してはいるものの、爆発力にはやや欠ける部分もありますね。。。そんな東海大学のエントリーメンバー箱根成績(直近10年)はこのようになっております。

 

 

4年:髙木 登志夫白吉 凌冨田 三貴宮上 翔太金子 晃裕

3年:廣田 雄希石橋 安孝林 竜之介安藤 健太

2年:川端 千都春日 千速國行 麗生阿部 啓明

1年:湊谷 春紀湯澤 舜足立 直哉

 

 

エントリーは、過去に実績のある選手が何人か外れていますね。箱根経験者だけを見ても、前々回4区を走った荒井、6区を走った福村、8区を走った今井、前回10区を走った土屋と4人が外れています。特に荒井は1500mで日本選手権優勝したものの、今年度3大駅伝と縁は無かったようで・・・一方で出雲・全日本を走った選手はきっちりとエントリーされてきており、今年度結果を残している選手が選ばれている印象です。やや意外だったのは、4年の金子が最初で最後の3大駅伝エントリーに食い込んできたこと、1年の湯澤、足立が入ってきたのも、今年度ベスト連発とはいえ、ちょっとびっくりしました。そんな東海大学の区間配置予想は以下の通りです。

 

 

白吉-川端-石橋-湊谷-宮下

國行-廣田-春日-髙木-林

 

 

力のある選手が揃っているだけに、予想が難しい東海大学ですが、全日本を走った8人+白吉、宮上の4年生コンビで予想してみました。基本的にはこの10人が中心になるでしょう。1区は白吉、出雲・全日本は喘息の影響もあって回避したようですが、最後の箱根に向けて問題はないようですし、やはり白吉が1区にいるとチームに安心感が出てきますからね。2年連続で結果を残してるだけに心配無いでしょう。2区は前回ルーキーながら任された川端、昨年度は見事な走りでしたし、今年度も出雲・全日本と1区を任されている選手です。出雲はともかく、全日本は区間10位とやや物足りない走りでしたが、2区は経験が大事とも言われる区間ですし、4年間2区を走って欲しい選手です。

 

 

3区は石橋、前回経験者の廣田や今年度主要区間を任されている春日も可能性は十分にありそうですが、今年度主要区間を任されている+春日は上りが得意といわれていることもあって出雲6区、全日本2区を任されている石橋にしました。3位以内を目指すのであれば往路で遅れるわけにはいかないですし、エース格をつぎ込んでくるでしょう。それでも、復路に主力を残せるのが東海の強みです。4区は湊谷、出雲・全日本での好走、持ちタイムも1万m28分台、ハーフ62分台をということを考えれば主要区間も任せられそうなほどですが、ルーキーに主要区間を任せないと困るチームではありませんし、出雲・全日本ともに最短区間だったこともあって箱根も最短の4区を予想しました。

 

 

5区は宮上、過去2年連続で区間5位で走っている選手を外す理由は見つかりません。今年度は区間賞を狙うと張り切っていますし、やはり5区に信頼出来る選手が置けるのは大きいですね。6区は國行、本人も希望しており、監督も下り適性があると認めているようです。全日本を既に経験していますし、経験者の福村が外れた以上、國行に任せることになるのでしょう。山には監督も自信を持っているようですね。

 

 

7区は廣田、1万mで28分30秒という素晴らしいタイムをマークするなど、主要区間への起用も十分に考えられますが、出雲・全日本ともに繫ぎ区間だったこともありますし、他のチームが手薄になりやすい7区で稼ぐ役割を期待するのもありかなあと。8区は2年連続で春日、前回区間5位で走っており、今年度は主要区間を任されるまでに成長を遂げました。8区は勿体無い気もしますので、3区や9区、ひょっとすると2区への抜擢まであるかもしれません。主要区間を任せられる選手、経験している選手が何人もいるのは心強いですし、監督にとっても嬉しい悩みでしょう。

 

 

9区は髙木、全日本は最長区間の8区を任されており、前回も9区を走っている選手ですから、わざわざ変更する必要も無さそうかなあと。出雲は欠場したものの、全日本も区間6位で走っていますし、心配は無さそうです。10区は林、出雲・全日本ともに区間5位以内で走っていること、ハーフも63分13秒という持ちタイムを考えると、箱根も起用されることが濃厚でちょっと消去法ではありますが、10区としました。初の箱根も今年度の活躍を見る限り、しっかりとまとめてくれるのではないでしょうか?

 

 

可能性が高そうなのは1区5区6区くらいで、他はどんなオーダーになるのか予想がつかないですねー。候補が多い中、調子の良い選手が主要区間に起用されるということもありそうです。悪くても、前回の順位である総合6位では走ってくれそうかなあ?もっと上を狙えそうな期待感もあります。やや心配なのは、箱根経験者が何人か外れ、3大駅伝初エントリーとなる選手が多くなったことによる選手層の低下でしょうか?エントリーされた選手でベストな配置が出来れば何も問題無いですが・・・来年度は羽生、鬼塚、關、館澤、松尾といった近年で最強と言われる世代が加わるだけに、今年度は前回よりも上位での争い、そして悲願の初優勝につながっていくような走りを見せて欲しいです。

 

 

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