2015年箱根予選 戦力分析 その1(帝京、順天、日大)

出雲が終わり、箱根予選会も4日後に迫ってきました。今日からは、箱根予選における戦力分析を4回に分けて行っていきます。その前に基本的な知識から・・・箱根予選会はエントリーが最大で14人、うち12人が実際に走ることになります。各大学の上位10人の合計タイムが上位10校の大学が箱根本戦へと駒を進めることが出来ます。合計タイムのため、順位よりもタイムの方が大事に見えますが、タイムは気象条件やレース展開によって大きく異なってきますからね。例えば100位以内で何人の選手が走れているかというのは、予選通過における大きな基準となってきます。まずは、前回の箱根で11~13位だった帝京、順天、日大を取り上げます。今回はずば抜けた大学が無いだけに、例年以上に出場権争いは混戦となるかもしれません。

 

 

帝京大学(前回箱根11位)

前回の箱根では往路での出遅れが響き、9,10区で猛追したものの後一歩届かずに3年連続でのシード獲得とはなりませんでした。今回の箱根予選ではエース格の内田がエントリー漏れしたものの、日本人トップ候補の1人であり、ユニバ代表の高橋裕を筆頭に9人エントリーされている4年生を中心に戦力は充実しています。順位予想でも2位となっており、期待の高さが伺えます。ハーフの平均持ちタイムも箱根予選出場校の中ではトップかな?ただ、上位陣は問題無いでしょうが、10番手前後となると、そこまで安心といえるほどの戦力とは言えない気もしますね。。。さすがに予選落ちすることは無いですし、トップ通過候補の1校であることも間違いないと思いますが、未知数な選手が多い1,3年生がどこまで戦えるか?来年度以降に向けても気になるところです。

 

 

順天堂大学(前回箱根12位)

全日本予選では6位できっちりと通過を決めたものの、チームのエースである花澤がまさかのエントリー漏れとなった順大、順位予想では4位と上位通過が予想されていますが、個人的には最も心配している大学の1つです。その理由は何といっても箱根予選会を苦手としていること・・・過去3大会の成績は13位(予選落ち)→9位(インカレポイントでの最下位通過)→8位通過と非常に苦戦しています。もちろん、松枝、田中、稲田、聞谷、森、栃木ら主力はさすがに心配はいらないと思いますし、計算出来ると思います。ただ、ハーフ64分きりが5人いる一方で、66分台が2人、ハーフ未経験が4人いるのも事実・・・いざ本戦となると非常に期待出来る大学なだけに、きっちりと予選を突破してほしいところです。

 

 

日本大学(前回箱根13位)

 

全日本予選では見事に2位通過を果たした日本大学、順位予想でも3位にランクインしていますねー。前回の箱根で11~13位、すなわち惜しくもシードを逃した大学が全日本予選でも結果を残したこともあり、やはり評価が高めです。ただ、日大も順天と同じく箱根予選では苦戦を強いられています。過去4大会の結果は7位→11位(予選落ち)→7位→8位と最高順位が7位という結果に終わっていますからね。エース各が大きくタイムを稼ぐものの、それ以外の選手が足を引っ張ってしまい、奮わないという結果が多かったです。ただ、帝京や順天と違って大きなエントリー漏れが無いことは救いですね。さらに、全日本予選でも石川、荻野、キトニーという3本柱に頼り過ぎること無く、他の選手達も堅実な走りを見せているのもこれまでと違う状況です。

 

一方でハーフの持ちタイムだけを見てみると、3本柱以外で最も良いのが木津の64分58秒なんですよね。。。65分台や66分台の選手が多いですし、平均持ちタイムは通過ボーダーを争う位置にいます。全日本予選のように、エース格以外も堅実な走りを見せ、出来れば上位で通過して欲しいところですね―。そうすれば、全日本や箱根に向けても希望が増していきます。

 

 

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