２０１５年 出雲駅伝戦力分析＆区間配置予想 ～東洋大学～
東洋大学のエントリーも発表されましたので、戦力分析と区間配置予想を行っていきます。出雲は２０１１年度に優勝した後、２大会連続で２位となっています。出雲でも東洋の安定感は健在ですねエントリー一覧、過去５年成績はこのようになっております。
１年：小笹 椋
エントリーの印象は、今シーズンベスト連発の上村が外れたのが痛いですよね。。。１３分台、２８分台、６２分台と持ちタイムが三拍子揃い、実績もある選手が・・・前回４区出場予定だった渡邊も外れていますね。ただ、今年度は昨年度ほどの活躍は見せれていなかったかなあ。。。ルーキーの山本も入ってくるか？と思いましたが、小笹だけでしたね～。持ちタイムで見えば、１３分台、２８分台で外れたのは上村だけなので、まずまずのエントリーとも言えるかもしれません。
４年生からは、チームの絶対的エースであり、大学トップクラスのランナーである勇馬、昨年度、箱根６区を走って以降急成長を遂げ、５０００ｍも１３分台まで伸ばしてきた高橋、箱根では９区を任され、今季５０００ｍ，１００００ｍでベストをマークした寺内の３人。
３年生からは、１年時からエース候補として期待を集め、日本インカレ５０００ｍで留学生をぶっちぎって優勝を果たした弾馬、１年から頭角を現し、昨年度の出雲も２区予定、今年度は１３分台をマークした口町、昨年度は全日本３区６位、箱根４区４位とともに出場を果たした櫻岡の３人。
２年生からは、昨年度から着実にタイムを伸ばし、今季も５０００ｍ，１００００ｍでベストをマークしている野村、昨年度は出雲アンカーを任される予定だったものの、その後は故障に苦しむことに・・・しかし、１３分台をマークして復活を遂げた竹下、高校時代は実績抜群なものの１年目はやはり故障で姿を見せず・・・今季は１５００ｍで好走、５０００ｍも１３分台をマークした堀の３人。
１年生からは、高校時代からロードでの実績が抜群、大学でも早速１００００ｍで２９分１２秒をマークしている小笹が唯一エントリー。
そんな東洋の区間配置予想は以下のとおりです。
弾馬（３）－小笹（１）－勇馬（４）－堀（２）－口町（３）－高橋（４）
東洋の場合、６人選ぶのもそもそも難しいですよね。。。服部兄弟の配置ですが、監督が昨年度の出雲、全日本で弾馬を１区に起用していること、日本インカレ５０００ｍでのラストスパートを見ると、やはり１区が適しているのかなあと思います。ハイペース、スローペースのどちらにも対応出来ますしね。勇馬は３区か６区か難しいところですが、３区にしてみました。東洋はどちらかと言えば３区を６区よりも重視する傾向があります。６区をエースの啓太に任せたことが２度ありますが、２度とも３区に悠太を置けている時なんですよね。今回はエースとして勇馬の力が抜けていること、弾馬は１区で起用したいことを考えると、３区の可能性が高そうです。
アンカーは信頼感のある上級生ということで４年の高橋にしてみましたが、前回はまさかのルーキー竹下を起用予定でしたし、ちょっと読みにくいですね・・・繫ぎ区間は、前々回勇馬を５区に起用するなど主要区間についで重要視している５区に前回も出雲出場予定だった口町をもってきました。残る２区に期待のルーキー小笹、４区にスピードのある堀と予想したので、二人と比べると大学での実績で上回る口町が５区かなあと。堀は長い距離はまだ未知数ですが、出雲の距離ならばそのスピードが存分に活かせるでしょうし、小笹は高校時代からロードで抜群の安定感を誇りますし、酒井監督は期待のルーキーを出雲から積極的に起用してきますからね。過去５大会でルーキーが６人起用されています。
青学の対抗１番手となりそうなのがこの東洋かなあと思っています。やはり、弾馬が成長を遂げ、勇馬がどっしりと構えているのは心強いですよね。ただ、出雲を勝つには３本柱がいるチームが有利です。大学トップクラスを３人揃える青学に対しては、柱が１本足りない気もしてしまいます。。。１，３，６区のうち２区間は服部兄弟として、もう１区間任される選手が命運を握ることになるかも・・・繫ぎ区間は青学に大きく劣っているとは思えませんしね。３大駅伝での安定感は全大学随一を誇る東洋大学、特に箱根でのピーキングが驚異的ですが、戦力的に今年度は出雲が最もチャンスがあるかもしれません。青学の３冠を阻む可能性が最も高そうな大会・大学なだけに、大いに期待したいところです！
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