全日本予選2015 大学別結果雑感 ~12位:専修大学~

本日は、専修大学における全日本予選の各組ごとの結果を写真とともに振り返っていきたいと思います。公式結果はこちらをご覧ください。過去3大会の全日本予選順位11位→13位→12位、そして今回が12位と平均12位で安定した結果を残しています。今回は主力が何人か外れるなど、ベストメンバーとは言えない陣容での結果だっただけに、ポジティブに考えれば箱根予選はもっと期待出来そうとも言えますが果たして・・・?そんな専修大学の全本予選結果はこのようになっております。

 

 

1組: No.9 秋山、No.29 川平

1組は高校ベストは14分24秒と専修大学としては上位ながら、これまで3大駅伝・予選会の経験がなかった3年の秋山に、高校ベストは14分38秒のルーキーである川平という個人的にはちょっと不安んな組み合わせでした。秋山は集団の中ほどでレースを進める一方、川平は最後尾に近い位置でのレースとなりました。集団のペースが上がってくると、後方にいた川平が遅れ始めてしまうことに・・・ただ、そのままズルズルと下がることは無かったのが大きかったですね。集団を形成したり、前から落ちてくる選手を拾ったりしながら何とか粘り強い走りを見せての20位というのは、これまでの実績を考えれば上出来と言えるのではないでしょうか?距離さえ問題無ければ、箱根予選メンバーにも絡んできそうです。

 

 

一方の秋山はペースが上がっても集団で粘り続け、10人ほどの先頭集団になってもまだ残っていました。4人が先頭集団から抜け出すとさすがにそこにはついて行けなくなりますが、何とか第二集団でレースを進めることに・・・ただ、それまでのペースがきつかったのか、徐々に下がっていってしまい、最終的には19位、奇しくも早い段階で遅れた川平と同じ30分29秒とほぼ同タイムでのフィニッシュとなりました。総合10位で出場権との差も数秒でしたから、なかなかの出だしだと言っていいでしょう。

 

 

2組: No.9 柗山、No.29 濱野

2組は1万mの持ちタイムは30分30秒、名前が珍しい柗山(マツヤマ)にルーキーイヤーでは箱根予選で47位に入るなど活躍したものの、2年時は故障の影響もあって姿を見せていなかった濱野の3年生コンビとなりました。柗山は公式サイトでも文字化けしてしまって「?山」となっているんですよね・・・城西の垓下(ハゲシタ)なんかも「?下」となるサイトが多いですし、選手の名前くらいちゃんと表示して欲しい気もするのですが・・・

 

 

それはさておき、レースの序盤は柗山も濱野も最後尾に近い位置で走っていました。後方に位置している選手の場合、まだまだ余力があるかどうかはペースアップした時に対応出来るかで分かることとなりますが、ペースが上がると対応して位置を上げていった濱野に対し、柗山は集団から遅れ始めてしまうという正反対の対応となってしまいました。まだ30人はいるであろう集団から遅れてしまったのは厳しかったですね。その後もなかなかペースは上がらず、32位という苦しい順位になってしまいました。

 

 

一方の濱野は先頭集団がどんどん絞られていってもきっちりと集団の中でレースを進めていきます。最後尾に下がることも、戦闘を引っ張ることも殆どなかったような・・・ラストにスパート合戦となると、最後は一歩及びませんでしたがそれでも組2位と素晴らしい走り、濱野の完全復活は今後を見据えても非常に大きなものとなりました。引き続き総合順位は10位、9位との差もわずか1.5秒ほどと混戦の中に位置することとなります。

 

 

3組: No.9 吉田、No.29 藤井

3組は1万mで29分台のタイムを持つも、3大駅伝・予選会は未経験の吉田に5000mで14分51秒が高校ベストであるルーキーの藤井という正直1組よりも実績は無い組み合わせとなりました。1組も不安でしたが、1組ならば・・・という希望もありましたが、3組は28分台ランナーが何人もいてペースも遅くはなりにくい組ですからね。さすがに難しいのではというエントリーでした。藤井はほぼ最後尾からのレース、吉田も後方からのレースとなりました。

 

 

藤井はずっと最後方で走っていると、集団のペースが大きく上がったわけではないのですが、遅れ始めてしまうことに・・・まだ集団に35人はいるのではという状況で離れ始めてしまいました。しかし、ペースが上がっていないのが幸いしたのか、1度は集団に戻ってきました。しかししかし、その後満を持してペースが上がり始めると、さすがに付いていけずに藤井が遅れ始め、すぐに吉田も遅れ始めてしまうことに・・・ともに第二集団で何とかレースを進めようとしますが、そこからもまずは藤井が遅れ始め、さらには吉田も・・・という展開に。。。

 

 

遅れた後、藤井も何とか前を追っていく一方、下がってきた吉田は藤井に追いつかれ、さらには抜かれてしまいます。最終的には藤井が33位、吉田が34位ということで、総合順位は12位と粘るも、実質ここで予選突破は絶望的となってしまいました。正直、持ちタイムや過去の実績からすれば、この順位も致し方ない気もするのですが・・・ベストメンバーが組めなかったしわ寄せがモロにきたのが、この3組だったように思えます。

 

 

4組: No.9 上手、No.29 渡辺

最終組は前回も最終組を任されて22位で走っているエース格の上手に1万mで29分5秒とチーム2番手となるタイムを持つ渡辺瑠偉の組み合わせとなりました。二人とも先頭集団にはつかずに第二集団でのレースを選択し、上手は集団の中ほどで、渡辺は後方という位置取りでした。第二集団と言っても決してペースが遅いわけではない最終組、徐々に位置を後ろに下げていく上手、一方の渡辺は何とか最後尾で集団に食らいついていたのですが、徐々に遅れて行ってしまうことに・・・

 

 

その遅れてからの走りも非常に苦しく、先に遅れていた選手にも追いぬかれて行ってしまうなどペースが上がりませんでした。最終的には30分30秒で34位に沈んでしまい、大きく差をつけられてしまうこととなりました。一方の上手も徐々に苦しい位置取りとなると、ついには第二集団からも遅れだしてしまいます。ただ、遅れ始めるのが遅かったことや遅れてからも何とか粘って走ったこともあり、タイムは渡辺よりも約1分良い29分31秒、順位も16位と前回以上で上出来な結果だったと思います。

 

 

今回のレースでの一番の収穫は濱野が復活してくれたことでしょう。さらに、上手も最終組である程度渡り合えましたし、川平、藤井とルーキーが経験したのも大きいです。一方で30位以下が4人も出てしまうなど課題も残る結果となりました。全日本出場を逃したことで、最大の目標は箱根予選となります。前回は揃ってコンディションが合わなかったのか17位という最悪の結果となってしまいました。今回、予選を突破するには、ベストメンバー or それに近い布陣で臨めること、しっかりとピークを合わせることが最低限必要になってくるでしょう。今季5000m,10000mともにベストを更新している選手が多く、学生ハーフでも多くの選手がベストを更新してきており、箱根を狙えない戦力では無いでしょう。2年連続で箱根出場を逃すとスカウトとしても経験値としても厳しくなってしまうだけに、何とか1年での箱根返り咲きを果たして欲しいです!!

 

 

 


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