2015年 GGN結果 ~村山兄弟がともに日本歴代6位の好タイムをマーク!~

2015年5月10日

本日、好記録が出ることで有名でゴールデンゲームズinのべおか(GGN)が行われました。5000m,1万mともに日本歴代6位が飛び出し、北京世界陸上の標準(5000m:13分23秒、10000m:27分45秒)を突破する選手が3人も現れるなど、前評判に違わぬ好記録が出ました。GGN結果速報はこちらに載っています。この速報は1000mのラップごとに更新されるという私の知る限り長距離で最速の速報サイトとなっています。好タイムが出た5000mC組、1万m,5000mA組の3つのレースについて振り返っていきます。

 

 

~5000mC組~

通常の記録会は後になるほどレベルが高くなりますが、GGNは外国人選手が集まるC組が最もレベルが高くなります。全15人が出場した中、日本人で唯一エントリーしたのが旭化成の村山紘太、4000mまでは2分41~2秒のハイペースで進みましたが、しっかりと好位置で付いていった紘太、ラスト1000mはさらにペースを上げて13分19秒62という素晴らしいタイムを叩き出しました。ラスト1000mは2分32秒?前後でカバーしたことになりますね。このタイムは日本歴代6位(松宮隆、高岡、悠基、三津谷、竹澤に次いで)ということになります。すごい選手へと成長を遂げました。後は、日本選手権で優勝すれば世界陸上は確定するはず・・・せっかく標準を突破しましたし、前回は2位だった5000mで是非とも優勝して世界へと羽ばたいて欲しいです。

 

 

~10000m~

紘太に負けじと1万mで輝いたのが兄の村山謙太、序盤は1000mを2分45秒とハイペースでの入りとなりました。2分45秒ペースで最後までいけば、27分30秒と日本記録を上回るペースですからね。その後、ややペースが落ちて5000mを13分50秒で通過、その後もペースダウンを最低限に抑え、ラスト1000mも2分42秒前後までペースを上げ、27分39秒95で日本歴代6位(高岡、中山、悠基、大迫、鎧坂に次いで)となるタイムを叩き出しました。兄の謙太は1万mで、弟の紘太は5000mでそれぞれ日本歴代6位をマークするというのがさすがは双子というべきなのか・・・二人とも本当に凄いです!!兵庫リレカでは届かなかった、北京世界陸上の標準もしっかりと突破し、紘太同様に日本選手権の成績次第では兄弟揃っての世界陸上出場も狙えるところまできました。前回は4位だった日本選手権でどこまでいけるか?

 

 

ラストこそ謙太に敗れたものの、27分42秒とこれまた世界陸上の標準を突破したのが、HONDAの設楽悠太、こちらの双子も負けていませんね!大2の駅伝シーズン以降は高いレベルで安定した結果を残し続けています。実業団でも着実に成長してきているようで何よりです。ただ、設楽兄弟はまだ日本選手権で結果を残せていないんですよね。二人とも入賞さえ出来ていないはず…いくら世界陸上の標準を突破したと言っても、日本選手権で結果を残せなければ出場は叶いません。今回も日本トップクラスの選手が集結するであろう1万mで世界陸上の座を射止めることが出来るのか?謙太同様、大いに期待したいところです!

 

 

~5000mA組~

GGN最後のレースとなる5000mのA組、ここで大活躍だったのが、明治大学のOB、そして旭化成勢、トップタイムは鎧坂の13分33秒、自己ベストとはなりませんでしたが、本当に高いレベルで安定して強いですね。鎧坂も1万mで世界陸上の標準記録を既に突破しています。世界陸上の出場枠を巡る争いは熾烈を極めそうですね。2位には同じく明治・旭化成の後輩である大六野が13分34秒で入りました。ラストの切れ味こそさすがに鎧坂には届きませんでしたが、実業団に入って早速のベスト更新、力がある証拠ですね。

 

 

さらにさらに、3位には同じく旭化成の市田孝が13分36秒で入りました。旭化成が1~3位を独占するという凄まじさ・・・さらに、村山兄弟も旭化成ですからね。。。大学で実績のある選手が実業団で即活躍といかないことも多い中、旭化成のルーキーはどの選手も好調ですね。ニューイヤー駅伝はどうやってメンバーを選ぶのか?というくらい選手が揃っています。さらに、高卒2年目の茂木も13分44秒と同じ大学2年世代の中でもトップとなるタイムをたたき出しています。どうやってニューイヤー駅伝の7人を選ぶのか・・・?メンバー争いには凄いことになりますね。せっかく日本トップクラスの選手が揃っていますし、駅伝だけではなく、個々の選手もどんどん世界へと飛び出して行って欲しいですね!

 

 

さらに、住友工業の竹澤、明治OBで中国電力の北が13分30秒台で走っています。ここ最近はちょっと元気の無かった二人ですが、今回の走りは良かったですね。竹澤もまだまだやれるでしょうし、北も他の明治OBの活躍に負けてはいられないでしょう。どんどん結果を残していって欲しいです!大学生は城西の松村陣、駒澤の工藤が出場しそれぞれ13分55秒、14分00秒とベストを更新することは出来ませんでした。やはり、前半からハイペースで入って後半粘るレースは大学生にはなかなか厳しいですよね。。。去年13分38秒を2年で出した中谷は凄かったんだなあ・・・そのくらいの走りを工藤にも密かに期待していたのですが、まだそのレベルには及ばないか?

 

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