2015年 伊那駅伝 結果考察 ~世羅が競り勝っての優勝~

2017年3月19日

本日、長野で伊那駅伝が行われました。2年生以下で臨む大会であり、都大路でも上位に入るような高校が揃って出場してくるため、ローカル駅伝とはいえレベルは非常に高いです。ここで活躍した選手が翌年度のトラックシーズン・駅伝シーズンで活躍することも多く、来年度の戦力を測る上で1つの基準となることでしょう。大会結果はこのようになっております。各区間ごとに見ていきます。

 

 

1区(6.6km)で区間賞を獲得したのは秋田工業の松尾、福岡クロカンでも最後まで優勝を争うなど成長著しい選手ですね。黄金世代の2年生の中でも中心選手の1人となりそうです。2位に1区で安定した結果を残し続けている埼玉栄の館澤、3位に都道府県対抗1区区間賞を獲得した大牟田の鬼塚と実績のある選手が順当にトップ3に入りましたが、4位に西脇工業の猪尾、5位に佐久長聖の1年生である名取が入ったのはちょっとびっくりしました。猪尾は期待されながらも故障で都大路も走れていない選手でしたが、怪我を乗り越えて大きく伸びてきたか?名取はまだ5000mをトラックで1度走ったくらいで都大路でも2区を走った選手なのですが、この順位でトップと7秒差というのにはびっくりしました。同じような流れで一気に羽ばたいた先輩の關のように主力となれるか楽しみです。

 

 

2区(9.4km)は最長区間で留学生は起用されませんが日本人のエース区間と呼ばれる区間です。そこで区間賞をとったのは世羅の中島、新迫が都大路での快走以来、不調続きな状況ですが、この中島がいるのが大きいですね。来年度も世羅の優位は揺るぎないです。都大路の4区区間賞に続いての快走ですね。ちなみに前回区間賞は伊賀白鳳の下が獲得しており、そこから世代トップクラスへと成長していきました。2位には流経大柏の鈴木が入りました。本当に千葉の2年生は八千代松陰の羽生に専修大松戸の難波にこの鈴木に有力選手が揃っていますねー。強豪校が多いだけに、1つの高校に集まっていたらと思うと恐ろしいですし、ちょっと残念でもあります。

 

3位に入った東農大二の1年西山もやはり力がありますね。1年の4月からずっと活躍していますし、一歩抜け出た存在となってきたかな?西山とともに世代トップと言われる学法石川の遠藤が24位とちょっと奮わず・・・12月の日体大記録会で1年史上初の13分台を出して以降、プレッシャーになっているのかちょっとピリッとしませんね。4位に13分台ランナーである豊川の長谷川、5位に大阪の中平が入っています。チーム順位は秋田工業がトップを維持し、2位に世羅、3位に倉敷と優勝候補と言われる高校が順当に上位へときました。

 

 

3区(6.7km)で区間賞は仙台育英のキンゴリ、留学生は2番目に長い4区に起用されることが多いのですが、意外なことにキンゴリ・世羅のカマイシが3区でした。そして、カマイシにキンゴリが28秒差をつけたのにさらにびっくりしました。カマイシも日本人トップに1分22秒差をつけていますし、決して悪くは無いのですが・・・3位に入った秋田工業の石垣にはちょっとびっくりしました。松尾、齋藤が柱になると思っていましたが、この石垣も主力となってくれそうです。4位に尽誠学園の冨原、5位の九州学院の中川までが21分台ですね。キンゴリは20分ジャスト・・・来年度も留学生のレベルは別格と言えそうです。ここに留学生を起用した世羅がトップに、2位に仙台育英が入り、秋田工業は3位に後退しました。

 

 

4区(9.1km)は留学生が起用されることが多い区間ですが、ここで倉敷のムァゥラが2位に1分差をつける区間賞を獲得しました。2位には札幌山の手の留学生であるカリウキが入り、同タイムの2位で中之条の横川が入りました。1500mに強いスピードランナーかと思っていましたが、9.1km区間でこの走りは今後がかなり楽しみになりそう・・・東農大二や前橋育英がいますので、群馬県代表となるのはかなり厳しいでしょうが・・・4位に学法石川の阿部、5位に西京の野田が入りました。学法石川は遠藤がエースとして君臨してくれれば都大路でメダルも狙えるチームだと思うのですが・・・ここで留学生を起用した倉敷がトップに浮上、2位に1秒差で世羅が続くという面白い展開となりました。3位に仙台育英、4位に秋田工業は1分30秒以上離され優勝争いは上位2校へと絞られました。

 

 

5区(5.1km)で区間賞は愛知の青木、5,6区はいわゆる5km区間のため、選手層の厚さが問われるところです。青木はやはり5km区間では抜けていますよね。来年度も愛知で三輪とともにチームを引っ張る存在となるでしょう。2位に世羅の安永が入っています。世羅は都大路優勝メンバー以外も選手層が厚いだけに隙が無いです。。。3位に倉敷の1年生前田が入りました。都大路の1区では34分台というまさかの結果となりましたが、その影響は無さそうかな?順当ならば世羅が優勝候補筆頭で倉敷がその対抗となりそうな来年度の都大路です。4位に中学時代世代トップだった西脇工業の池田が入りました。3km区間でしか結果を出せていませんでしたが、5kmでもまずまず・・・最終学年でさらに長い距離でも結果を出してくれればと思います。5区終了時で倉敷と世羅はタイム差無しという展開、3位に浮上した九州学院は2分29秒差もつけられています。秋田工業は5位に後退しました。

 

 

6区(5.295km) では、西脇工業の安田が区間賞を獲得しています。西脇工業の選手層の厚さもなかなかのものですね。後は猪尾、加藤淳あたりがエースへと成長してくれれば都大路も面白そうです。2位に九州学院の髙田、3位に秋田工業の佐藤が入り、やはり選手層の厚いチームが5,6区は上位にきますね。九州学院も神林がエースとなれば面白そうです。4位に世羅の新迫が入っています。6区を走る選手では無いですし、6区で4位となる選手でも無いですよね・・・インターハイ、国体、都大路と完璧な走りを披露してきていたのですが、ここ最近の結果は本当に心配です。。。5位に佐久長聖の築舘が入っています。

 

 

優勝したのは世羅、アンカーに新迫を残せて、トップと秒差無しの2位でタスキを渡せる世羅が凄いです。新迫が復活したらまさに完全無欠のチームとなりそう。3本柱がいるチームが都大路は強く、さらに留学生がいれば1,3,4の主要区間以外は10位~20位で走れば優勝出来てしまうくらいですからね。最も、今の世羅は他の区間も区間賞を狙える選手が揃っていますが。。。2位に倉敷が10秒差で続き、現1,2年生が主力のチームなだけに来年度は世羅の対抗となりそうですね。というか倉敷以外世羅と渡り合える可能性のありそうなチームが見当たりません。。。3位に九州学院が入りました。ずば抜けた選手はいないものの、選手は揃っていますからこれまた楽しみなチームです。4位に2区終了時までトップだった秋田工業が入り、5位に3区キンゴリの快走で浮上した仙台育英が入りました。以下西脇工業、小林、西京と続きました。

 


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