2014年度 6月振り返り ~順当な日本選手権&波乱の全日本予選会~

続いては、2014年6月における各種レース・記録会を簡単に振り返ってみたいと思います。6月といえば、日本No.1を決める日本選手権と、全日本予選会が大きな山場ですかねー。日本選手権で活躍した選手よりも箱根で優勝した選手の方が大きく取り上げられるのはどうなんだろう?と個人的には思ってしまうのですが、それで日本長距離界が盛り上がるのであれば、しょうがないのかなとも・・・来年度の日本選手権もハイレベルな争いを期待したいですね。世界陸上への出場争いにもなりますし。。。全日本予選はさらに1枠増えて9枠となるんだったかな?ここまで増えてしまうとさすがに関東偏重過ぎる気もしちゃいます。

 

 

日本選手権3000m障害ではまた力を取り戻してきた篠藤が優勝を飾った中、注目されたのは高校歴代2位のタイムを持つ塩尻でしたね。高校生にして日本選手権で7位入賞、タイムも8分48秒という素晴らしい走りを見せました。来年度、さすがに高校生で日本選手権は厳しいかなあ・・・5000mならば前回の参加A標準は13分48秒ですからねー。高校トップタイムの羽生でも届いてない記録です。

 

 

1万mでは悠基が三度大迫とのラストの争いを制して優勝し、4連覇を飾っています。いつも通り、中最後の最後まで前に出ずにラストの切れ味で優勝するというのは賛否両論ありましたが、それでも日本選手権で4連覇を達成するというのは純粋に凄いですよね。長距離で何年もトップクラスでい続けることさえ難しいのに、日本のトップを維持しているわけですから・・・大迫はまたしても悔しい2位という結果に・・・日清も辞めてずっとアメリカで世界を目指すということで、世界大会に出場するだけではなく、戦える選手へとなって欲しいです。

 

 

4位に入った駒澤の謙太もさすがの走りでしたが、ここでトヨタの大石が3位に入ってきたんですよねー。その後も千葉国際駅伝にニューイヤー駅伝といずれも優勝に貢献する走りを見せるなど充実した1年間を送りました~大学時代も強かったですが、ここにきて更に大きく成長を遂げてきました。

 

 

5000mでは城西の紘太が最後まで悠基に喰らいつきますが、最後は悠基が突き放して1万mに続く2冠を達成しました。悠基の強さを改めて感じさせる勝ち方でした。純粋なラストの切れ味だけなら紘太の方が上なのかなあとは思うのですが、追い付かせないんですよねー。2度目の東京マラソンは怪我で練習不足もあったようで思うような結果とはなりませんでしたが、5000mでも1万mでもマラソンでもどれでも良いので、日本記録の更新を見せて欲しいなあ。。。

 

 

2位の紘太も強かったですよね。ずっと謙太の方が上という印象でしたが、4年時の走りを見ると謙太以上の活躍と言っていいのでは?アジア選手権での入賞や箱根予選会日本歴代トップタイムなど飛躍の1年でした。3位に入ったコニカミノルタの菊地ももうどこまで成長するのか?と楽しみが止まらない1年間でしたね。正直、日本選手権3位でも物足りないくらいの選手になってきました。実業団ハーフでは日本歴代3位となるタイムを叩き出すなど、ハーフの距離では今日本で一番強いのでは?と思えるほどです。日本選手権のタイトルも十分に狙えますよね。

 

 

6月~7月にはホクレンシリーズもあり、毎年有力選手が集まって好記録が出ることでも知られております。25日には深川大会が行われ、早稲田の田口が新たに28分台ランナーとなった他、山梨学院のオムワンバが28分0秒、駒澤の中谷が28分30秒、早稲田の柳が28分48秒とすでに28分台ランナーもベストを伸ばしてきました。ホクレンは出場する選手・大学が限られはしますが、エース級が一気にタイムを伸ばすことも多く、楽しみな記録会です。

 

 

全日本予選は個人的には予想外の予選突破校となりました。順位はともかく通過の可能性は高いと思っていた1位神奈川、2位、順天、3位東海までは予想通りでしたが、4位に上武が入ってきたんですよね。いくら井上・坂本のルーキーに勢いがあるとはいってもトラック1万mはさすがに厳しいと思っていたのですが、三好・田林・山岸塁といった3年生が大活躍を見せての予選突破で一気に上武の評価が高まりました。

 

 

5位大東大・7位中央学院も絶対的エースを抱えていたことで通過はすると思っていましたが、6位の城西は上武に続いてちょっと驚きました。紘太以外は奮わないトラックシーズンという印象だったのですが、寺田やルーキーの菅の正直予想外の好走、そして最終組紘太の予想通りの快走で見事に出場権を獲得しました。箱根棄権以降ずっと奮わなかった城西に久しぶりに差した光であり、箱根でのシード権獲得へと繋がっていったのかなあ。

 

 

一方で通過がほぼ確実視された帝京が8位でまさかの予選落ち・・・箱根もシード落ちしてしまいましたし、全体的にちぐはぐな1年間になってしまいました。エース柳原を筆頭に熊崎、杉山、早川など力のある選手が4年には揃っていたのですが、全日本予選・箱根ともにベストメンバーで臨めなかったのが響いたのかなあ・・・日大も全日本では連続シード・連続出場を続けており、最終組ではキトニーが殆どの選手を周回遅れにする快走を見せたのですがわずかに届かず9位、箱根もシード落ちとこちらも奮わない結果に終わってしまいました。どちらも4年生中心のチームだっただけに、結果を残したかったところなんですけどねー。

 


PAGE TOP