2014年度 高校生特集 その5(江口、伊勢、小笹、橋詰、林田)

高校生特集の最後となります。最後は21位以下で実績の豊富な選手を取り上げようかなと思ったのですが・・・実績豊富な選手は大体持ちタイムを見ても30位以内に入ってきているんですよねー。なので、進む大学が被らないようにして、江口→順天、伊勢→駒澤、小笹→東洋、橋詰→青学、林田→日体 の5人を最後に取り上げようと思います。

 

 

江口 智耶・・・大牟田高校の江口は14分15秒45のベストを持っています。1学年上に大山、吉田、堀、古賀ら都大路で2位に貢献した世代がおり、1学年下には高2にして高校トップクラスのランナーとなった鬼塚がいたこともあり、2年までは注目されていなかったのですが、3年生になって、特に駅伝シーズンで大きく伸びてきた選手ですね。インターハイや国体には出場していませんが、都大路では最長区間の1区を任されると、終盤でやや遅れてしまったものの、15位と粘りの走りを見せました。

 

都道府県対抗では高校生最長区間の5区で5位と快走、この3年の終わりにきての好走は大学での活躍を感じさせますねー。まだ大舞台での経験には乏しいので、これから経験を積んでいけばさらに伸びていくかも。順天堂大学に進学ということで、塩尻や馬場スタンなど力のある同級生もいますが、切磋琢磨しながら上級生を1年にして脅かす選手へとなっていって欲しいですねー。

 

 

伊勢 翔吾・・・14分15秒66がベストになります。2年から主要区間を任されてはいたものの、それほど目立った活躍は出来ておらず・・・それでも、3年になるとインターハイ5000mに出場、次点で惜しくも決勝には進めませんでしたが、良い走りを見せてくれました。しかし、駅伝シーズンは故障に苦しみ、千葉県駅伝では7区、関東駅伝では6区といずれも4番手以降が走る5km区間を任されているんですよねー。南関東枠で都大路出場は果たしたものの、状態次第では1区は厳しいか?と思ったのですが、終盤まで先頭集団にきっちりと付いて行き、区間8位の快走でチームの6位入賞に大きく貢献しました。

 

市立船橋といえば、都大路で2区前田の7分台での驚異的な走りが印象的でしたが、伊勢が良い位置でタスキを渡したことが2区終了時でトップに立ち、3区以降の選手も走りやすくなったのだと思います。その後、千葉クロカンでは57位と撃沈したものの、福岡クロカンでは15位とまずまずの順位でまとめています。駒澤に進学予定ということで、駒澤の即戦力候補は伊賀白鳳の下くらいかと思っていましたが、伊勢が2番手として名乗りを挙げてきましたねー。まだちょっと安定感に欠ける部分もありますが、今後が楽しみな選手になってきました。是非とも1年目から3大駅伝のメンバー争いに入ってきて欲しいです。

 

 

小笹 椋・・・14分15秒72を持っています。インターハイ・国体には出場していませんが、その一方で駅伝シーズンでは破竹の活躍を見せました。埼玉県駅伝、関東地区駅伝ともに3区を任されてそれぞれ区間賞を獲得、タイムも23分40秒台、24分1桁といずれも優秀です。地区レベルだけではなく、都大路でも3区6位の好走でチームの3位に大きく貢献しました。小笹を3区におけることが出来るのですから、埼玉栄は強いですよね。1区を走った館澤はもはや高2トップクラスの選手の1人ですし。。。都道府県対抗でも5区を任されて区間2位、チームも優勝を果たしています。駅伝シーズンに駅伝で1度も失敗レースが無い安定感がまず魅力ですよね。それも区間賞や日本人トップ争いなど高いレベルで安定しています。

 

東洋大学に進学予定ということですが、似たような持ちタイムを持つ山本や中畑が同学年でいますが、最も早く台頭してきそうな気がしますねー。有力選手が揃う東洋で1年時から3大駅伝を走っても全くおかしくない選手です。強い東洋を支える選手へと飛躍して欲しいです。

 

 

橋詰 大慧・・・青学には13分台を持つ梶谷、富田が加わりますが、高校時代の実績が最も豊富なルーキーは14分16秒15のベストを持つ和歌山北の橋詰では無いでしょうか?インターハイ1500mでは4位入賞を果たすスピードがまずあります。国体では14位に留まっていますが、このタイムが高校ベストとなっており、勝負レースでの強さがあります。そして圧巻は都大路、最長区間の1区を任されると、最後まで先頭集団に付いて行き、ラストスパートこそ伊賀白鳳の下に及ばなかったものの、わずか3秒差の2位でタスキをつないでいます。この走りで大きく評価を高めました。

 

都道府県対抗では1区13位と都大路に比べればやや物足りないものの、安定した走りを見せています。千葉クロカンでは16位、福岡クロカンでは30位とまずまずですかねー。都大路1区2位という実績のある選手でも、メンバー争いに加わるのは容易では無いのが、来年度の青山学院です。箱根優勝メンバーが8人残り、選手層も非常に分厚く、大学を代表する選手が何人もいますからね。1年にしてこの中に食い込んできたら大したものですが果たして・・・?

 

 

林田 元輝・・・14分16秒40のベストは橋詰と同じく国体でマークしています。順位も15位と橋詰のすぐ後ろで走ったことになりますねー。どちらかと言えばロードに強い選手かなと思っていたのですが、トラックでも結果を残しています。都大路では1区を任されると、区間10位と粘りの走りを見せ、29分52秒で走っていますから上出来でしょう。都道府県対抗でも5区15位で走っています。いずれのレースも崩れずに走れているのは、魅力だと思います。

 

日体大に進学予定となっています。1学年上には吉田、冨永、小町といった箱根経験者を中心に有力選手が揃い、同学年には三浦、室伏といった実績のある選手がいますからねー。即戦力候補ではあると思いますが、元々スカウトが良かった現1,3年生世代に大学で伸びてきた選手が多い2年世代が揃う日体大において1年目からメンバーに入ってくるのはかなり厳しそうです。それでも、主力になれる力を秘めている選手だと思いますし、大学に入ってからさらに大きく成長を遂げて欲しいです。

 

 

これで一旦高校生特集は終わりといたします。上の世代や黄金世代と言われる1学年下の世代に比べてやや谷間の世代なんて呼ばれることもありましたが、持ちタイムを伸ばしてきた選手も多いですし、駅伝でも大いに好走してくれました。大学や実業団に進んでも、どんどん活躍していって欲しいです。

 


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