4年生特集 順天堂大学:松村 優樹

2015年2月12日

続いては、1年時から特にロードでは強さを誇り、抜群の安定感でチームを支え続け、上級生になるにつれてトラックでも結果を残すようになってきた順天堂大の松村 優樹の高校時代~大学4年生までを振り返ってみたいと思います。まだまだ紹介したい選手も多いのですが、優樹で最後になるかもしれません。

 

高校時代

静岡県の浜松日体高校時代は決して目立つ選手では無かったんですよねー。2年時に14分45秒、3年時に14分20秒というベストを出してはいますが、この世代は13分台が11人と歴代最多の人数を誇りますからね。都大路も2年時に出場し4区26位、3年時も同じ4区を走り17位という結果に終わっています。チームの3番手が走ることが多い4区でこの順位ですから、やはり高校時代の実績は特筆すべきものでは無かったかなあ・・・

 

 

大学時代

1年生

当時、箱根出場さえ逃すなど低迷していた順天堂大学に入学すると、全日本予選で2組を任されて8位と好走するなど、早速実力の片鱗を見せ始めます。迎えた箱根予選会では、1年ながら46位、チーム3位の好走で、インカレポイントに頼ってのギリギリ9位ではありましたが、箱根予選突破に大きく貢献しました。箱根予選の後に行われた記録会では1万mでいきなり28分54秒の好タイムをマーク、箱根予選の結果と合わせて一気に注目をあつめるようになりました。

 

そして予選を最下位通過で迎えた箱根にも関わらず、8区まではシード圏内には入れないものの、何とか11~14位の間で粘り強い走りを見せると、1年ながら9区を任された優樹が区間5位の力走で総合順位を8位とシード圏内にまで押上げ、総合7位フィニッシュで見事にシード権を獲得しました。2年連続の箱根予選落ちという順天堂の暗黒時代において、ルーキーに優樹がいてくれたのがいかに大きかったが分かります。箱根後も勢いは留まらず、学生ハーフでは62分44秒も今も自己ベストとなる好記録をマーク、1年にして28分台、62分台ランナーへと飛躍を遂げました。

 

2年生

全日本予選では2年にして最終組を任されますが23位に終わり、トップ通過も期待されたチームだったのですが、全日本予選突破は叶いませんでした。最終組だったとはいえ、優樹の唯一と言っていい3大駅伝・予選会での失敗レースだったかなあ・・・全カレ1万mでは11位と堅実な走りを見せています。なかなか入賞こそ出来ませんでしたが 、崩れることのない安定感は特に駅伝において本当に頼りになる存在です。優樹の安定感とは逆に、チームとしては不安定感が目立つことに・・・出雲では主要区間の3区を任されて6位とまずまずの走りでしたが、トップで受けたタスキを4位に落としてしまったので、悔しい走りだったでしょう。箱根では2年連続で9区を任されると、1年時には及びませんでしたが区間7位の走りでチームの2年連続のシード権獲得に貢献しました。

 

3年生

途中からキャプテンを任せられるなど、完全にチームの中心選手、エースとなりました。全日本予選では最終組で9位と結果を残しました。3大駅伝でも、出雲ではトップでタスキをもらい、3区4位の走り、青学に抜かれてしまったため印象は良くありませんがエース区間でのこの走りはさすがですよね。全日本、箱根ではともに1区を任されると、最初からハイペースで推移する苦しい展開ながらともにトップとの差を最小限に抑える走りでした。ただ、エースの優樹を1区に起用したことで、2区以降は苦しくなり、全日本・箱根ともにチームとしてシードを獲得することは叶いませんでした。優樹3年時はベストメンバーが組めなかった上にちょっと優樹の力がチームで抜けてしまいましたかねえ。

 

4年生

もともと長い距離に定評のあった選手ですが、5000mでも14分3秒までベストを縮めてきました。予選会ではともに万全ではなかったはずなのに、全日本予選で4組10位、箱根予選で28位と揃って結果を出すところはさすがですね。全日本では8区9位、トップとのタイム差2分9秒は3大駅伝でワーストでした。3大駅伝で最も奮わなかったのはこの全日本だったかなあ?それでも、箱根では花澤の発熱で急遽1区となったにも関わらず区間7位、トップとのタイム差も37秒に抑える見事な走りで復路にまでシード権の希望を繫ぎました。

 

 

どちらかと言えば爆発力のあるエースというよりも安定感のあるエースという印象でしょうか。駅伝において安定感のある選手ほど使い勝手の良い選手もいませんし、1年時からずっと頼りになる存在でした。優樹が入学する前はちょうど箱根予選さえ突破出来ずに順天堂は暗黒期とも言われていました。そんなチームが箱根予選をギリギリで突破し、2年連続でシード権を獲得した復活劇を間違いなく優樹は支えてくれました。実業団ではHONDAに進むことになります。ちょうど世代交代を迎えているチームですし、1つ上には服部、悠太、同学年に東洋の田口、中央の新庄と力のある選手が揃っていますが、優樹ならばそんな中でも結果を出し続けてくれるのではないでしょうか?実業団での更なる成長に期待したいです!

 


PAGE TOP