91回箱根駅伝を振り返る ~19位:中央大学~

本日は中央大学の箱根路を振り返ってみます。大学別結果選手別結果はこんな感じです。故障者続出だった箱根予選とは打って変わってベストメンバーに近い形でオーダーが組めた中央、往路からずっとシード圏内で喰らいつき、シード獲得も現実味を帯びてきましたが、10区で悲劇が・・・総合19位となってしまいました。アンカーを走った多田はどうやら当日変更が締め切られてから負傷?が判明したとのことで痛すぎる結果となりました。。。

 

 

1区の町澤は個人的には当日変更もありえるかもというくらい不安視していたのですが、区間10位の粘り強い走りを見せてくれました。これでチームも一気に波に乗りました。最高の出だしと言えるでしょう。2区の新庄も2年前に区間最下位に終わった悔しさを走る走りで区間9位、心配されていた1,2区でしっかりとシード圏内につけました。3区藤井、4区鈴木はともに区間二桁順位ながら大きく順位を落とすことはなく、やはりシード圏内でレースを進めます。力をつけてきた二人の走りはちょっと物足りないかもしれませんが、最低限の走りは見せてくれたと思いますし、復路が強いと言われている中央からすれば、4区までシード圏内は上出来でしょう。

 

 

2年連続で5区を走った小谷も前回よりも2分以上タイムを縮める走りで区間7位の好走、総合順位こそ1つ下げましたが、往路を総合10位でフィニッシュするという狙い通りの走りだったと思います。シードに向けて視界良好でしたからね。前回の箱根で微妙だった選手が揃って結果を残せたのは、この1年間の成長を示すものでした。

 

 

6区の谷本も区間7位の快走、シード争いから一歩抜け出す走りを見せました。この谷本も4区を走った鈴木同様、1年の出雲を走っている選手なんですよね。この年は出雲と箱根予選が重なっていたため、いわゆる勝負を捨てた出雲でした。箱根予選メンバー14人に入れない選手が起用された出雲で2区12位・・・そこから1年後、箱根予選に出場するようになり、さらに箱根で区間1桁で走るとは・・・谷本の成長ぶりも鈴木同様目を見張るものがあります。また、中央はやはり下り適性のある選手を見つけるのが上手いですねー。

 

 

7区徳永の区間8位はやや不満の残る走りだったかなあ。3年連続7区ですが、そろそろ主要区間を区間1桁で走って欲しい選手かなあと。。。8区永井の区間3位は素晴らしかったですね。前々回は幻の区間賞、今回も区間賞には16秒及びませんでしたが、前回走れなかった悔しさを晴らす走りを見せてくれました。本当にいい流れで8区まではきていたんですよねー。私も、この時点ではシードはほぼ間違いないと思っていました。しかし、9区を任された松原が区間18位と苦しい走りで一気にシードラインとの差が縮まり、雲行きが怪しくなってきました。

 

 

そして、10区を任された多田ですがもう最初からペースが上がらずに万全ではないことが伺えましたね。区間18位とも8分以上の差がつく走りで総合8位→19位まで落としてしまい、シード権が逃げていってしまったどころかブービーになってしまいました。体調不良ならばともかく、故障ならばもう少し何とかならなかったのかなという気もしますが・・・多田選手にとってもチームにとっても悔しすぎる結果になってしまいました。それでも、ここ2年往路でどうしようもなくなっていたチーム状況を考えると、9区まで1度もシード圏外に落ちること無く走れたというのは大きな収穫だったでしょう。

 

 

来年度は2区新庄、8区永井、10区多田と3人が抜けることになり、いずれも力のある選手ですからその穴は大きいでしょう。ただ、2,3年生は力のある選手が揃っていますし、特に2年生は元々世代で下位だった鈴木、谷本といった選手が大きく伸びてきたことで選手層が非常に厚くなってきました。その分、1年生が全大学で唯一16人にさえ入れなかったのは気がかりではありますが・・・来年度は14分2秒のタイムを持つ堀尾が入りますが、ちょっとロードでの実績がトラックに比べると乏しいのが気になるところです。早めに戦力になってきて欲しい選手なのですが・・・

 

 

今回の走りで、ベストメンバーで箱根に臨めればシード権は十分に狙えるチームだということが証明されました。ただ、長く連続シードを保持し、圧倒的な安定感を誇っていた時代と比べると、大ブレーキや途中棄権が起きるなどちょっと不安定なチームになっているのが心配なところです。やはり中央は安定感が大きな武器でしたし、またいつの間にかシード圏内に入ってきて確実にシードを獲得するようなチームへと立てなおしていって欲しいです。今回、その希望は十分に見えてきたと思うので・・・

 


PAGE TOP