91回箱根駅伝を振り返る ~5位:早稲田大学~

HPにおいて平均持ちタイムの初期値を3年生以下上位10人に、選手持ちタイムの初期値を在学中に修正し、表示順の箱根順位も2015年の箱根順位を反映しました。平均持ちタイムは5000m,1万mはまだ新入生を追加していませんし、ハーフは学生ハーフが終わった段階で上位10人の平均が正しくなるようにいたします。今はどちらも参考程度に見ていただければと思います。選手一覧も検索条件の『対象選手』を「3年以下」とすることで3年生以下のみの検索も可能です。新入生はもう少し判明してから追加いたします。

 

 

本日は早稲田大学の箱根路を振り返ってみます。大学別結果選手別結果はこんな感じです。チームとしてはもちろん優勝を狙っていたでしょうが、全日本の推薦を得られる3位以内というのが現実的な目標だったかと思います。個人的に最も不安視していた1区中村信ですが、トップと42秒差というのは上出来だったでしょう。区間5位とは15秒差ですし十分に役割を果たしてくれました。2年連続で2区を任された前回区間賞の髙田は68分17秒と前回のタイムを1秒上回る走りを見せました。しかし、4強(青学、駒澤、東洋、明治)がいずれも1区の1~4位を占め、2区も67分台で走ったことで逆に差をつけられてしまったのは痛かったですね。並走も出来ず、第二集団を引っ張る形となってしまいました。

 

 

それでも、3,4区次第では楽しみな展開が期待されたのですが、井戸が区間8位、平が区間9位とどちらも奮わない結果に・・・特に平はともに区間新で走った駒澤、青学に2分差をつけられてしまい、ここで実質優勝は厳しくなりましたね。前回は区間2位の好走を見せていましたが、やはり練習が十分に詰めていない状況での箱根は厳しかったか。。。それでも山本ならばと期待した5区ですが、まさかの区間10位・・・過去に5区で好走経験のある選手がことごとく結果を残せず、前回失敗した選手や初の選手が 結果を出すという珍しい5区となりました。

 

 

往路を終えて 3位とのタイム差は2分以上、さらに4位に復路に力を残す駒澤がいることで3位以内もかなり厳しくなってしまいました。それでも、復路にはハーフの持ちタイムが62,3分台がずらりと揃っています。6区の三浦は前評判通りの走りで区間2位に40秒差をつける区間賞を獲得しました。その後の復路の選手も粘り強い走りを見せ、4人がいずれも区間4位~7位に入る安定した走りを見せました。故障に苦しみ続けた7区武田も3大駅伝デビューとなった8区安田もよく粘りました。9区で総合3位だった東洋が苦戦した一方、柳は区間4位と3大駅伝では今まででベストと言える走りを見せ、総合3位とは31秒差まで迫ったんですよね。この時は3位も狙えるのか?と期待したのですが、1分届かずに5位に終わりました。

 

 

見せ場はいくつも作りましたし、最も悪かった区間順位が1区の11位とブレーキとなる区間はありませんでした。ただ、区間3位以内で走ったのは6区三浦のみ、5位以内を守るには十分な走りでしたが、さらなる上位を狙うとなると、特に往路が物足りない走りになってしまったかなと思います。ただ、5強と言われる大学の中では全日本を見ても5番手かなという見方も多かったですし、実力通りだったとも言えるかもしれません。

 

 

来年度は5区山本、10区田口の二人が抜け、その穴は小さくは無いですが人数としては多くは無いです。来年度はまずは怪我をなくして欲しいですね。髙田、平、武田など主力選手が揃って怪我に苦しみましたし・・・各学年に主力となれる選手が複数人いる布陣が組めそうですし、ルーキーも清水、小澤、永山、車田と世代上位な選手がズラッと揃います。まずは、6月にある全日本予選を確実に突破して本戦でのシード獲得はもちろん、3大駅伝でさらに上位を目指して欲しいです。

 

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