91回箱根駅伝 優勝争い展望 ~5強争いの行方~

いよいよ、箱根駅伝まで後2日となりました。本日は、優勝争いについて考察していきます。全日本の上位4大学である駒澤、明治、青学、東洋、そして全日本でシード落ちながら山に絶対的な強みを持つ早稲田、優勝するとしたら、5強と呼ばれている大学の中からかなと思っています。区間ごとに見ていきます。(左から東洋、駒澤、早稲田、青山学院、明治で、監督のコメントも含めて、現時点での当日変更を考慮してます)

 

 

1区(田口vs中村匠吾vs中村信一郎vs久保田vs横手)

当日変更で青学の久保田が入ってくると予想します。駒澤、東洋という1区経験者が有利かなと思います。二人とも前回見事な走りを見せ、特に田口は優勝の立役者となりました。ただ、青学の久保田、明治の横手も実力者ですし、それほど差はつかなそうかなあ・・・ただ、久保田は12月にちょっと練習を休んでいたというのと、横手が過去2回の箱根を含めてハーフでの実績が無いというのが不安要素かなあ。ここが早稲田最大の正念場でしょう。ここ数年、大迫以外の1区は3大駅伝で出遅れているのも心配ですね。1区から勝負どころかつハイレベルな争いが期待出来そうです。

 

2区:(勇馬vs謙太vs髙田vs一色vs大六野)

これは各大学ともにエース格が揃いましたね。この5人+オムワンバ・紘太・孝の8人が順当ならば上位8人を占めそうかな?走力で言えば謙太が抜けているのかなと思いますが、2区への適性というのもちょっと気になるところ。前回よりもハイレベルな選手が揃っていますし、あまり差がつかなそうですが、駒澤からすればここで抜け出したいでしょうし、他の大学からすれば逃したくないところですねー。早稲田も1区を考えるとここで差を詰めておきたいですね。

 

3区:(弾馬vs中谷vs井戸vs藤川vs有村)

当日変更で東洋の弾馬、駒澤の中谷、青学の藤川が入ってくると予想しています。これはどこが有利か難しいところですね。弾馬は箱根の好走経験はありますが、全日本1区含め主要区間の好走経験は無し、中谷は短い距離には強さを見せていますが、ハーフの距離でどうか?井戸はハーフの持ちタイムは良いが、駅伝ではその力を出し切れていない、藤川は前回の箱根は好走も全日本はやや微妙な走り・・・有村は箱根では3年連続で結果を出していますが、往路の主要区間はまだ未経験ですね。3区スタート時の順位によって走りも変わってくるでしょうし、ちょっとしたことで順位は入れ替わりそうですねー。1~3区は特に目を離せない戦いになりそうです!

 

4区:(櫻岡vs工藤vs平vs山村vs松井)

4区は早稲田の平が当日変更で入ると予想します。ここは工藤と平の争いですかねー。全日本、上尾ハーフと爆走している工藤の躍進は目覚ましく、区間新記録も狙えるのでは?と思えます。平も万全であれば前回区間2位の実力者ですし、今年度はスピードもさらにアップしていますから、対抗になりそうかなあ。櫻岡、山村、松井の3人は繫ぎ区間を上位で走る力はあると思いますが、びっくりするような快走は見せたことが無いんですよね。。。悪くても区間一桁で走るとは思いますが、区間賞争いとなると厳しそうな気が。。。ここで駒澤は抜け出したいでしょうし、恐らくやや離れているであろう早稲田は差を詰めて5区に繋ぎたいところでしょう。

 

5区:(五郎谷vs馬場vs山本vs神野vs文元)

5区での実績が豊富な山本、馬場vs初の5区ながら走力のある神野、文元vs走力は劣っても上り適性に定評がある五郎谷という構図ですね。やはり、山本が区間賞候補の筆頭で馬場がその対抗という位置づけでしょうか。5区は走力・適性ももちろんですが、経験もあるに越したことは無いですからね。神野、文元の走力は疑いようが無いですが、80分を切れたら上出来かなあと思います。適性があるならともに区間二桁だった前回の5区で起用しているでしょう。初の3大駅伝が4年時箱根5区という大勝負にきた東洋、当日変更の可能性もゼロではないですが下級生の頃から5区候補と言われてきましたし、最初で最後の大舞台で花開いて欲しいです。往路優勝は順当なら駒澤なのかなあ?明治、青学も主力を注ぎ込んでいますし、東洋、早稲田もそれぞれ5区、1区と不安が残る区間を凌げたら面白いですね。

 

6区:(高橋vs西澤vs三浦vs村井vs山田速)

ここはもう三浦が区間賞候補筆頭、5区山本以上に区間賞の確率は高いと思います。監督も本人も区間記録を狙っていくと言っていますが果たして?対抗は前回の6区経験者であり、13分台、28分台、62分台ランナーとなった西澤でしょう。走力は三浦を上回るでしょうが、6区は適性が重要ですからねー。残る3人はそれぞれ不安が・・・青学の村井は前回、最初の上りでもうフラフラで最後まで走りきれるのか?と心配になってしまいましたし、東洋の高橋も3大駅伝はもちろん、記録会を見ても実績はあまり無い。。。山田速は箱根は初めてですが3大駅伝の経験が2度あり、1万m28分35秒のスピードもあります。早稲田、駒澤との差を最小限に抑えたいところですね。

 

7区:(渡邊vs西山vs武田vs小椋vs牟田)

当日変更で東洋の渡邉、明治の牟田が入ると予想しました。ただ、両校ともそのままの可能性もありそうかなあ。早稲田の武田も状態次第では柳との変更もありそうで7区は読みにくいです。ここでは、前回区間2位の小椋と3位の西山の争いかなあ?ともに28分台ランナーとなり、今年度の活躍を見ると昨年度以上の走りが期待出来そうです。万全であれば、武田もその争いに絡んでくるでしょうが、今年は怪我に悩まされ続け、早大記録会を2度走ったくらい・・・復活の走りを見せて欲しい!東洋は弾馬や高久、上村あたりが当日変更で入らないのであれば誰が走っても苦しい戦いを強いられそうですね。明治も江頭祐でも牟田でもちょっと苦しいかなあ・・・記録会での好走経験はあっても、3大駅伝での実績は無いですからね。

 

8区:(今井vs大塚vs安井vs田村和vs山田稜)

当日変更で駒澤の大塚、青学の田村和が入ると予想しました。ここは各大学ともに期待と不安が入り混じるところですかねー。今井は前回の箱根4区も3位とはいえ駒澤に詰められましたし、全日本も青学や駒澤に突き放されました。大塚もハーフ62分30秒は出しましたが、前回8区6位で優勝への望みを断ってしまいました。安井・田村和はルーキーであり、実績もそれぞれ上尾ハーフ・世田谷ハーフの63分台くらいです。山田稜は全日本でも8番手が走ることの多い7区で3位、トップには50秒差つけられていますからね。この5人の順番はどう入れ替わってもおかしくないかなあ。こういう区間で他の優勝候補をリードできるかが大事になりますね。

 

9区:(高久vs其田vs柳vs渡邉心vs木村)

東洋の高久、早稲田の柳が入ると予想しました。今シーズンの勢いでは明治の木村が抜けていますかねー。出雲もアンカーの6区予定、全日本も1区で大きく出遅れる最悪のスタートながら、2区で一気に立て直しました。最強世代の4年生に負けない活躍を同学年の横手とともに見せてくれました。全日本では万全ではなかった高久も前回の箱根では圧倒的な走りを見せており、箱根には合わせてくるでしょう。其田は全日本予選はチーム事情で欠場でしたが、9区を任されるほどの信頼感を得ているのですね。前回も箱根10区2位で走っています。青学の渡邉心は全日本7区8位という結果からもかなり不安・・・当日変更で藤川が入るようだと安心ですが、そうすると3区が不安ですねー。柳もトラックでの活躍に比べると3大駅伝での実績には乏しい・・・木村・高久以外は多かれ少なかれ、不安を抱えそうな区間かなあ。

 

10区:(淀川vs黒川vs田口vs安藤vs江頭賢)

早稲田の田口が入ると予想しました。全日本7区での圧倒的な区間賞で強さを見せた黒川ですが、23kmという距離でもその走りが見せられるかですねー。タイムが出る記録会に出ていないとはいえ、ハーフの持ちタイムは63分48秒ですし・・・淀川は前々回の箱根で4区11位と悔しい走り、今年度は1万mでベストを出していますし、10区ならば区間賞候補の1人かな。関東インカレハーフでも好走していますしね。田口も10区であれば持ちタイムでは抜けています。後はハーフの持ちタイム通りに走れるかですねー。佐藤のままでも62分台の選手ですし、強いとは思いますが。。。明治の江頭賢は3大駅伝は未経験ながら1万m,ハーフでベストを出しており勢いがあります。その勢いのまま、明治の2年生以下で初となる3大駅伝を快走してくれれば。。。安藤はそのまま走るのか変更があるのか分かりませんが、ずっと駅伝メンバーに選ばれている選手であり、1万mも29分12秒まで伸ばしています。アンカーならば堅実に走ってくれそうです。

 

 

最も穴が無いのは駒澤ではありますが、駒澤1強と言えるほど圧倒的では無いですね。1区から抜けだして完全優勝する可能性もあれば、前回のように後手を踏めば、主力を往路に注ぎ込んでいる分、復路で追いつけずにまた敗れるという可能性もあるでしょう。早い段階でトップに立つほどに有利になるのは間違いないですし、往路優勝したところがそのまま逃げ切る可能性が高そうかなあ?ここ3年は優勝校と2位と大差がつく結果となっていますので、どの大学が優勝するにしても、大きなブレーキ無く最後までワクワクするようなレースを期待したいと思います!!


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