91回箱根駅伝 城西大学 ~区間配置予想&戦力分析~

続いては、村山紘太が絶対的なエースに成長したものの、なかなかチームとしては足並みが揃わず、箱根予選は9位通過、全日本も関東最下位の15位に沈んだ城西大学について区間配置予想及び戦力分析を行っていきます。エントリーメンバー箱根成績(直近10年)はこのようになっております。

 

 

4年:村山 紘太横田 良輔黒川 遼寺田 博英杵島 啓太

3年:室井 勇吾山本 雄大河名 真貴志西岡 喬介舟生 翔人

2年:松村 陣之助高橋 一生菊地 聡之佐藤 穏空廣瀬 秀宣

1年:菅 真大

 

 

エントリーを見ると、エース格の1人である松村元輝が外れてしまいました。今シーズンはあまり奮わなかった上に、箱根予選会では382位と大撃沈してしまっていたので状態が心配されたのですが・・・その他の選手は順当にエントリーされていますね。全日本を走った選手に上尾ハーフで好走した高橋、佐藤、廣瀬といった2年生もしっかりとエントリーされています。箱根予選の時は4年生が大量にエントリーされており、来年度以降が心配されましたが、箱根のエントリーでは1年生を除いてバランスの良いエントリーとなっています。そんな城西の区間配置予想は以下のとおりです。

 

 

紘太-横田-松村陣-高橋-菊池

佐藤-管-黒川-寺田-西岡

 

 

まず悩むところは紘太を1,2区のどちらに起用するかですよねー。個人的に見てみたいのは2区なのですが、前回も紘太を2区に起用したところ、1区で19位に沈み、そのまま浮上することなく終わってしまいました。また、城西は1区にエース格を起用してくることも多く、過去10大会中8回は10位以内で走っています。となると、1区で出遅れを避けるためにも全日本に続いての紘太1区の方が良いのではと思います。スピードランナーなだけに、そのスピードを活かせるのは2区よりも1区だと思いますし。万全で臨めるのであれば佐藤悠基の持つ区間記録の更新も狙えそうです。

 

 

2区は横田、全日本と同じ1,2区としてみましたが、全日本も区間二桁ですし、走るのであれば耐える2区となりそうかなあ。というか、紘太以外誰が走っても耐えることになると思うので・・・2区を終えての順位というのがまずは大事になってきますね。3区は松村陣、箱根予選こそ出場しませんでしたが、全日本での5区7位の走り以上にハイペースに粘り強く付いていった学連記録会での29分3秒という走りが好印象です。スピードのある選手ですし、3区あたりが合っているのかなと思いました。4区は高橋、高校時代から期待された選手でしたが、安定感に欠けるところがあり、なかなか勝負レースでは結果を残すことが出来ていませんでした。今年度も厳しいかなと思っていましたが、上尾ハーフで64分2秒を出してメンバー入りを果たしています。となると、是非とも走ってもらいたい選手なので、4区あたりでどうかなと思いました。高橋が計算出来るようになってくれば城西にとっても大きいですね!

 

 

5区は菊池、城西が過去に2度シードを獲得しているのは、5区で田村が好走したのが大きかったです。前回候補だった松村元は16人に入れず、前回走った黒川は区間15位だった上に、箱根予選でも137位と精細を欠いています。再度黒川に5区を託すのはちょっと不安もありますので、本人も希望しており、箱根予選で64位、全日本で3区4位の好走を見せた菊池に任せるのが良いのではないかと思っています。個人的には紘太につぐ安心感のある選手です。菊池を6区→5区コンバート予想で空いた6区は佐藤、何人か6区希望の選手がいましたが、今年3部門でベストを更新し、ハーフも64分23秒まで伸ばしてきて最も勢いのある選手の1人なだけに、そのまま箱根デビューもあり得るかなと思いました。

 

 

7区は管、箱根予選会に続き、全日本でもアンカーを任されるなど長い距離には不安は無さそうですし、ならば4区よりも7区の方が良さそうかなと思いました。全日本こそ8区21位でしたが、それ以外は着実に結果を残していますし、ルーキーで唯一のエントリーですから、是非とも走ってもらいたいものです。8区は黒川、前回は急遽とはいえ5区を走っているわけですから、上りには強いのだろうと・・・さらに今シーズンちょっと奮わないことも加味して、繫ぎ区間であり遊行寺の坂がある8区が良いのかなあと思いました。9区は寺田、2年生が台頭してきたことで、寺田を9区に回すことも可能かなと思います。箱根予選会ではチーム2位の好走を見せていますし、前回は9区20位に沈みましたが、そのリベンジとなる走りを見せてくれればと思います。

 

 

10区は西岡、10人目を誰にするのか迷ったのですが、さすがに3年生を1人も起用しないということは考えにくいですし、ならば箱根予選会で最も良かった3年生の西岡を予想するのが無難かなと思います。他の大学に比べると、やや4年生のアンカー起用が少ないということも、西岡をアンカーとした理由の1つですね。3大駅伝未経験ながら、今年伸びてきた選手ですし、期待したいところです。

 

 

全日本を走った室井、山本の3年生は外してどちらかと言えば勢いのある2年生を優先して予想してみました。もう一人くらい3年生が走るかもしれないかなあとは思っています。箱根予選、全日本共に結果としては悪かったですが、上尾ハーフ、学連記録会で好走する選手が多かったんですよねー。全日本もアンカーに管など試した部分も多かったでしょうし、箱根予選と比べるとかなり戦力はアップしていそうです。それでも、実質19位スタートからシード権を獲得するのは容易では無いでしょう。ただ、いくら2,3年生が成長してきたとは言っても、紘太を中心とした現4年生の占める割合は依然として大きく、今回シードを獲得できないと来年度は予選会も心配になってしまいます。そんなリスクを避けるためにも、是非ともシード権を獲得してほしいものです!!

 

 

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