2014年箱根予選会戦力分析 ~城西大学(前回本戦19位)~

続いては、城西大学について箱根予選会の戦力分析をしていきます。前回の箱根予選ではエースの村山こそ留学生に積極的に喰らいつき、日本人トップの4位と好走しましたが、6番手が100位オーバーという苦しいレースで、10位通過と増枠が無ければ予選落ちという状況でした。箱根本戦でも苦戦が予想されていましたが、1区から19位と大きく出遅れると、2区を任された村山も区間18位に沈み、最初から最後まで18位以下のレースで総合19位に終わっています。4年生への依存が大きい城西にとっては何としても今年結果を残したいところでしょう。箱根予選14人はこのようになっております。

 

 

4年:村山 紘太松村 元輝横田 良輔黒川 遼寺田 博英杵島 凌太二平 智裕杵島 啓太伊藤 大輔

3年:西岡 喬介舟生 翔人

2年:高橋 一生菊地 聡之

1年:菅 真大

 

 

見ての通り、4年生が14人中9人という極端なエントリーとなっています。来年度以降はどうなってしまうんだろう?という不安ももちろんありますが、今年度箱根予選を突破しないことにはどうにも始まらないですし、これが現時点でのベストメンバーなのでしょう。箱根予選・箱根経験者では3年の山本、河名、2年の松村陣が外れていますね。今シーズンの走りを見ても精細を欠いている山本はしょうがないとしても、全日本予選で1組を走った河名、3組を走った松村陣が外れるのはちょっと予想外でした。こうした2,3年生のエントリー漏れの影響が4年生の大量エントリーに表れていますね。1万mの平均持ちタイムは3位と好位置につけており、ハーフでも5位と持ちタイムを見る限りは余裕を持って予選会を突破出来そうに思えます。ただ、前回の箱根予選・箱根での惨敗が城西の印象を悪くしていますねえ。。。

 

 

チームの絶対的エースは村山、今年度の村山の活躍は目覚ましいものがあります。関東インカレ1万m優勝に始まり、日本選手権では5000mで2位、全日本予選で4組2位、アジア大会にも出場するなど、その活躍を上げればキリがありません。留学生にも当然ついていくでしょうし、中央学院の木原が持つ58分40秒という日本人歴代最高も是非とも更新して欲しいですね。今の村山には何の心配もいらないでしょう。正直、期待しかありません!しかし、続く2番手以降が誰になるのかが非常に難しいところです。実績があり、今年度も好調という選手が少ないんですよね。。。なので、4年生から順に見ていくことにします。

 

 

全日本予選で最終組を任されたのは松村元、27位という結果ではありましたがチームでの信頼は高いのでしょう。13分台、28分台ランナーですし、前回の箱根予選では130位と苦しすぎる結果だっただけに、大幅な順位アップを期待したいですね。出来れば、50位以内で来て欲しい選手なのですが、ムラが大きいのが気になるところです。他に実績のある4年生は横田、黒川、寺田といったあたりでしょう。横田は昨年度大きく成長し、箱根予選会もチーム4番手で走っています。全日本予選は出場出来ませんでしたが、万全の状態で箱根予選に臨めるのであれば、やはり50位以内を期待したい選手です。1万m29分8秒、ハーフも63分台の選手ですからね。黒川は1万mで29分13秒のタイムを持ち、箱根予選でも43位の好走、箱根でも5区を任されています。前年並の走りを見せてくれれば問題無いでしょう。全日本予選では1組17位と微妙な走りだったのが気にあるところではありますが・・・

 

 

寺田も1万mで29分14秒を持っている他、全日本予選での2組6位の好走が記憶に新しいです。箱根予選は出場経験がなく、前回の箱根も9区20位と厳しい走りではありましたが、ハーフでは63分台を持っていますし、黒川、横田に負けない走りを見せて欲しいですねえ。まずはここまでに紹介した4年生5人でどれだけ稼げるかがポイントになりそうです。二平は2年時に箱根10区をオープンながらまずまずの走りを見せていましたが、箱根予選では204位の大惨敗、箱根にも出場することが出来ませんでした。今年度もほとんど姿を見せていなかったので、正直びっくりのエントリーでした。ハーフでは64分32秒というタイムを持っていますが、これは1年時の記録ですし、最近はあまり結果を残せていないのが気がかりですね。万全の状態であれば貴重な戦力となりそうですが、12人に入らない可能性もありそうかな・・・

 

 

杵島凌太・啓太の双子コンビは、凌太が箱根10区18位、啓太が箱根予選186位とどちらも結果を残せておらず・・・1万mでは凌太が29分台、ハーフでは啓太が64分台となっており、似たような実力かなあという印象です。恐らく、チーム8~10番手を争う選手なだけに、村山を始め他の4年生が作るであろう貯金をいかに食い潰さないかが大事になってきますね。100位以内で走ってくれるのが理想ですが、過去の実績を見る限り、ちょっと厳しそうな気もします。。。伊藤は1万mで30分23秒、ハーフも65分台で3大駅伝・予選会への出場も無いんですよねー。今シーズンに入って大きく伸びてきた選手なのかな?そうでなければ、12人に入ることは難しいかもしれません。

 

3年の西岡、舟生はともに箱根予選を走っていますが、舟生が133位、西岡に至っては236位と悲惨な結果に終わっています。3年生はなかなか結果を出せずに苦しんでいますが、西岡は5000mで14分28秒までベストを伸ばし、ハーフも65分3秒まできていますからね。舟生も先月の記録会で1万m30分9秒まで伸ばしています。ともに今年に入ってから結果を残しているのが心強く、3年は2人しかいませんが、何とか4年生に負けずに結果を残して欲しいです。

 

 

3年生以下で最も期待しているのは2年の菊地、箱根では6区6位と唯一と言っていい好走を見せ、全日本予選でも3組13位と結果を残しています。ハーフも64分2秒まで伸ばしていますし、前回の箱根予選は出場出来ませんでしたが、チーム上位で走って欲しい選手ですね。村山に次ぐチーム2番手で走る可能性も十分にありそうです。是非とも稼ぐ役割を期待したいですね!一方の高橋は高校時代の実績や期待度からすると故障の影響もあって撃沈するレースも多く、不安定な状態が続いていますが、それでも箱根予選会にエントリーされた以上は状態は上向きなのでしょう。ポテンシャルはある選手ですし、そろそろ勝負レースでの結果がほしいですね!!

 

 

1年の管は何と言っても全日本予選2組7位の実績が光ります。ルーキーからは唯一のエントリーとなりますが、全日本予選であれだけ走れるのであれば、箱根予選会も期待せずにはいられませんねえ。何とか、100位以内には入って欲しいですし、距離対応がしっかりと出来ているのであれば、さらなる上位も狙って欲しい選手です。

 

 

ムラのある選手が多いのが気になるところではありますが、4年生を中心として選手はまずまず揃っていますし、予選突破は難しいと思われた全日本予選でも見事に通過してきましたからね。箱根予選も上位通過は難しいでしょうが、通過自体はしてくるのではないでしょうか?絶対的なエースがいるのは大きいですし、実績のある選手・持ちタイムのいい選手も多いですからね。 ただ、昨年度のように総崩れしてしまうようなことがあれば、即予選落ちとなってしまいますから、しっかりと戦略を練ってレースを進めて欲しいですね。村山以外は主力とボーダーの選手の力がそれぞれで拮抗しているため、2つの集団を作っての集団走もありなのかなあ?全日本予選同様、粘り強い走りで予選突破を果たして欲しいです!!

 

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