2014年箱根予選会戦力分析 ~中央学院大学(前回本戦12位)~

続いては、中央学院大学について箱根予選会の戦力分析をしていきます。前回の箱根では、全体的に力を発揮出来なかった印象ですね。その中でも、5区及川の18位が痛かったなあ。。。。決してシードが狙えないチームではなかっただけに、余計に悔しさの残る結果だったでしょう。今年度は、潰滝が絶対的なエースとして君臨し、他大のエース格とも互角に渡り合えるまでに成長、3本柱と言われる及川、塩谷までは十分に計算出来ますので、続く選手がどれだけ出てくるかが鍵となりそうです。。箱根予選14人はこのようになっております。

 

 

4年:及川 佑太松下 弘大木部 誠人

3年:潰滝 大記塩谷 桂大山本 拓巳

2年:村上 優輝久保田 翼海老澤 剛渡邉 聖矢清水 翔太藤花 尚之川添 公揮

1年:大森 澪

 

 

2年生が大量7人エントリーされているのにはびっくりしました。ハーフで最もタイムのいい久保田で64分40秒で、後は65分オーバーですからね。その一方で、箱根予選・本戦ともに経験している4年生の山田・芝山が漏れてしまったのが、経験という面で特に痛いですね。山田は箱根で2年連続10区を一桁で走っている選手ですし、芝山も全日本予選でようやく戻ってきてくれたのに。。。2014年に3部門全てでベストを更新していた小川、全日本予選で3組を走った蘆田も入ってくるかなあと思ったのですが、外れてしまいましたね。その結果、1万mの平均持ちタイムは7位、ハーフの持ちタイムは10位とボーダーギリギリにまで下がっています。皆さんの予想を見ても中央学院は上位での通過予想が多いのですが、落ちる可能性は確かに低いですが、下位通過も十分にあり得るかなり苦しいエントリーでは?と思っています。

 

 

潰滝は関東インカレ2部5000mで優勝、日本選手権3000m障害で3位に入るなど、今シーズンに入ってさらに成長したところを見せています。全日本予選でも最終組で3位に入っていますし、箱根予選でも日本人トップ候補の1人でしょう。まずは潰滝にがっつりと貯金を作って欲しいですし、作ってくれるでしょう。それくらい、今の潰滝は安心して見ていられる選手です。続くのは及川、塩谷になります。及川は13分台、28分台ランナー、ハーフも63分30秒切りと3部門揃って好タイムを持っていますし、全日本予選でも最終組を任せられていますからね。一方の塩谷は、1万m28分台、ハーフでは62分台とチームトップタイムを有しており、昨年度は全日本で3区4位、そして箱根での3区4位がキラリと光ります。二人とも30位以内には入ってきて欲しい選手ですかねー。この3人でどれだけ稼げるかが、順位に大きく影響するのは間違いないでしょう。

 

 

続く選手が難しいのですが・・・駅伝での実績では2年連続で箱根7区を走っている木部が抜けています。ただ、いずれも区間二桁ですし、全日本予選も3年連続で1組を任されるなどそこまでチームで信頼を得られていないような気も・・・持ちタイムを見ても、1万m29分50秒、ハーフで64分52秒ですし100位以内は最低ラインとして、どこまで順位をあげられるか?2年の村上もチーム内上位で走って欲しい選手です。1万m29分33秒はチーム4番手、全日本予選でも3組11位の走りは見事でした。全日本、箱根も経験していますし、チーム4番手で走って欲しい選手かなあ。2年生以下で最も期待したい選手です!2年で唯一の箱根経験者は海老澤剛、6区12位となかなかの走りをみせているんですよねー。ハーフの持ちタイムは65分50秒ながら、それ以上の力は当然あるでしょうし、村上とともに楽しみな2年生ですね。今シーズン伸びてきたのが3年の山本、ハーフは68分台に留まっていますが、1万mで29分42秒までタイムを伸ばすと、全日本予選でも2組15位できっちりと走っていますし、こういう伸びてきた選手は勝負レースでも好走することが多いだけに、楽しみです。

 

 

他にハーフで64分台を持っているのが、4年の松下、2年の久保田になります。松下は全日本に出場経験がありますが、7区11位と奮わない結果に・・・その後、学生ハーフで64分42秒のベストをマーク、最初で最後の箱根予選となりますが、最上級生の意地に期待したいところです。久保田は3大駅伝・予選会の経験はありませんが、学生ハーフで64分40秒をマーク、このタイムはチーム4番手となります。勝負レースでの実績が無いのが 不安ではありますが、数少ないハーフでの持ちタイムが良い選手ですし、チームでも中位で走って欲しい選手ですね。

 

 

他の選手は目立った持ちタイム・実績のある選手はいないんですよねー。清水、藤花はともに65分台前半の持ちタイムではありますが、果たして大舞台となる箱根予選会でどこまで力を発揮出来るか・・・100位以内に入れれば上出来だとは思いますが・・・中央学院は育成力もありますし箱根予選のノウハウも豊富ですから、なんだかんだ言ってもしっかりと走ってくれそうかな?残る3人の渡邉、川添、大森はいずれも1万mで30分台、ハーフでは67分台の持ちタイムです。持ちタイムだけ見れば箱根予選会で100位以内で走れそうなレベルではないのですが、夏合宿で大きく伸びてきたのかなあ?この3人のうち2人が走らない可能性が高いかな・・・?

 

 

箱根経験者は6人、箱根予選経験者は4人しかいません。前回、箱根シードだったこともありますが、やはり中央学院の最大の不安要素はこの経験不足かなあ。ただ、3年前も主力が大量にエントリー漏れして厳しいかと思いきや、エースが好走、ルーキーも粘り強く走って予選を突破していますからねー。それだけ、箱根予選会での強さ、集団走、育成力には定評がありますし、箱根予選は突破してくれると思います!ただ、現状の戦力では箱根シードは厳しいと思うので、箱根予選会で新戦力がどんどん出て来て欲しいです!!

 

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