2014全日本インカレ 1500m&3000m障害 結果雑感

全日本インカレの初日に1500mが、最終日に3000mSCが行われましたので、合わせて振り返ってみたいと思います。1500m決勝結果3000m障害結果はこのようになっております。入賞した選手を中心に見ていきます。

 

~1500m決勝~

 

優勝したのは山梨学院大のオムワンバ、タイムも3分39秒01と素晴らしかったです。しかし、これは予想通りとも言えます。過去の実績を見てもずば抜けていますしね。一方でびっくりしたのは2位に入った城西の村山紘太、3分39秒56という日本人学生歴代2位、圧倒的な強さを誇った佐藤清治に次ぐタイムです。日本歴代でも9位に入る素晴らしい走りでした。序盤からハイペースで入っており、どんどん選手が引き離されていくにも関わらず、紘太だけは最後までオムワンバに喰らいつき、あわや勝てるかというところまでもつれましたからね。本職ではない1500mでここまで走れることが凄いです。本当に今年度の村山兄弟は楽しみでしょうがないです。まもなく開幕するアジア大会にも出場しますし、日本代表としての走りにも期待したいですね!!その後も、駅伝シーズンを盛り上げて欲しいです!

 

3位には桜美林のラザラスが入りました。オムワンバ、紘太に何とか付いていっていましたが、最後は一気に差をつけられてしまいましたが、それでも3分44秒ですからね。前の二人が早すぎということですかねえ。4位に日体大の加藤、1500m、5000mのダブル入賞はさすがです。もう何度もブログで登場するほど、今シーズンの活躍は目を見張るものがあります。5位には復活を遂げた順大の的野が入りました。怪我に苦しみ続けた4年間ですが、最後の全カレで入賞出来たのは良かったです。ただ、本人も駅伝シーズンに向けては意欲的ですし、1年の箱根以来の3大駅伝出場も果たして欲しいです。さすがに箱根の距離は厳しいのでは?と思っていますが、1年時もそう思っていて7区7位で走ってシード獲得に貢献していますからね。また、びっくりするような走りを見せて欲しいです!

 

6位には上武のルーキー井上です。いやあっ、このルーキーは楽しみですね♪タイムも3分48秒となかなかですし、元々ロードが強いタイプと言われていましたが、トラックでも1500m~1万mまで結果を残していますからね。箱根予選会の20kmも十分に対応出来るのでは無いでしょうか?上武のルーキーがこんなに活躍するのも珍しいですね。徐々にスカウトが良くなっていってくれればと思います。

 

 

~3000m決勝~

 

関東インカレでは予選最下位と大惨敗を喫した前回覇者である筑波の津田が見事に2連覇を達成しました。ディフェンディングチャンピオンとして迎える大会というのはその選手にしかないプレッシャーというのももちろんあるでしょうし、関東インカレで結果を残せなかったことも、不安要素としてあったと思います。そういったものを克服して、見事な連覇達成してしまうのですから恐れいります。タイムも8分49秒と2位に3秒差をつけていますからねー。

 

2位に入ったのは山梨学院のルーキーである矢ノ倉、これは正直びっくりしました。高校時代は3000m障害で活躍していましたが、大学に入ってからはほとんど姿を見せていなかっただけに、この快走は嬉しかったです。高校駅伝の5km区間での実績はありますが、大学の距離にはどの程度対応しているのかも気になるところです。トラックシーズンは正直散々といっていい山梨学院のルーキーでしたが、徐々に復活の兆しを見せているのかな?

 

3位には東洋の渡邊が入りました。これまた、ちょっと驚きでしたねー。昨年は5000m,1万mでともにベストを更新しておりますが、29分30秒は切れておらず、3大駅伝でも出場経験は無いです。さらに、今年度はほとんど姿を見せていなかったですからねー。同じく姿を見せていなかった上村も結果はともかく全カレを走りましたし、東洋の3年生は勇馬だけではないというところを、3大駅伝でも見せて欲しいですね。設楽世代が卒業したいま、3年生の活躍は必須でしょうから・・・

 

4位には優勝候補の1人だった順大の村島が入っています。関東インカレに続いての全カレ制覇とはなりませんでしたね。ちょっと前半から積極的ではなかったようで、やはり合宿明けの疲労があったのかなあ?トラックだけではなく、駅伝にも意欲的ということですからねー。OBには3000m障害日本記録保持者で駅伝でも活躍した岩水もいますし、是非とも両方で活躍する選手となってほしいです。村島といい、矢ノ倉といい、今年のルーキーの3000m障害は楽しみです。

 

5位には関西学院大の乾が入りました。関東以外では最上位ですし、タイムも8分57秒ですからね。記録会でも、大会でもちょこちょこ好タイムを出している印象が・・・1万mでは平井が日本人トップとなるなど、関東以外も頑張っていますし、どんどん関東勢に勝負を挑んでいって欲しいです。

 

6位には駒澤の井上が入りました。中盤まではいい位置につけていたようですが、ラストで失速してしまったとのこと・・・それでも、勝負レースで8分台を出せるようになったのは成長してきた証ですよねー。関東インカレ2部に続いての入賞ということになります。年々力をつけてきており、そろそろ3大駅伝にも出場と行きたいところですね。出雲・全日本は選手を見ても持ちタイムを見ても厳しいでしょうから、チャンスが有るとすれば箱根かなあ?こういった中間層のレベルアップが今の駒澤には必要かと思います。

 

表彰台も期待していた早稲田の高橋は10位と残念な結果になってしまいましたね。昨年度の箱根以降、好調を維持していましたが、合宿の合間のレースともなれば、そんなこともありますよねー。今年度は5000mのタイムも大きく伸ばしてきましたし、出雲や全日本からの参戦もあるかもしれませんね!年々伸びてきた選手ですし、最終学年での活躍を期待したいです。

 

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