区間記録を振り返る ~箱根駅伝6区~

続いては、復路のスタート、芦ノ湖から小田原中継所までの20.8kmを走る6区の区間記録を振り返っていきます。この6区も5区同様にコース変更で区間記録が参考記録となってしまうんですよねー。ただ、近年の6区は好タイムが連発して出るようになってきていますし、以前の区間記録も十分に更新出来る可能性はあると思います。5区があまりにも更新が困難すぎますからね・・・全10区間中最も走るのがきついと言われる6区、山下りの足へのダメージは想像を絶する者があり、1週間はまともに歩けないとか。。。最初は上り、最後は平地でこの3kmが6区最大の難関と呼ばれていますね。区間歴代トップ5は以下のとおりです。

 

 

1 58分11秒 千葉健太 駒澤大 2年 2011年
2 58分16秒 廣瀬大貴 明治大 4年 2014年
3 58分21秒 金子宣隆 大東文化大 3年 2001年
4 58分29秒 宮井将治 順天堂大 4年 2001年
4 58分29秒 野村俊輔 中央大 3年 2004年

 

 

区間記録保持者は駒澤の千葉が2年時に記録した58分11秒です。1年時から区間賞を獲得しており、4年時にも区間歴代2位を上回るタイムでの区間賞を獲得、3年時こそ故障明けだったこともあり区間賞は逃しましたが、まさに下りのスペシャリストと呼ぶに相応しい見事な成績を残しています。箱根6区以外では3大駅伝でそこまで目立った成績を残すことが出来なかったのは残念ですが、元々ハーフの距離は得意としており、先日も北海道マラソンにも挑戦するなど長い距離に早くから挑戦しています。実業団で是非とも活躍して欲しいです。

 

区間歴代2位は明治の廣瀬が前回の箱根で記録しました。区間記録にわずか5秒届きませんでしたが、年々6区のタイムを伸ばしており、58分10秒台で2度走っており、どちらも区間歴代3位を上回っていることになります。6区のタイムという点では、千葉と廣瀬がやはり抜けていますね。廣瀬は実業団初年度から好調ですねー。400mも走ったり、1500mでは好タイムをマークして日本選手権でも入賞を果たし、5000mでもベストを更新していますからねー。この勢いでどんどん成長していって欲しいです。明治はOBになってから伸びている選手も結構いますし、今後が楽しみです。

 

区間歴代3位は大東大の金子が2001年にマークした58分21秒です。千葉に破られるまで10年間も区間記録保持者であり続けており、レベルの高い記録であることが伺えます。金子も大東大ではエースクラスの1人でしたし、持ちタイムも良かったです。また、金子は6区を4年連続で走り、全て60分切りという偉業も達成しています。当時は60分きりをする選手もあまりいなかったですし、その中で4年連続というのは見事ですね。ちなみに、駒澤の千葉も4年連続60分きりを果たしています!

 

区間歴代4位は二人います。まずは、順大の宮井、金子と同じく2001年の記録だったため、歴代トップ5の中で唯一区間2位でランクインしています。2年時から箱根6区を3年連続で走り、いずれも区間5位以内で走るなど山下りのスペシャリストとして、順大と駒澤が覇権を争った紫紺対決時代の順大を支えた選手です。優勝を争うチームにおいて、復路のスタートとなる6区を安心して任せられる選手がいるというのはやはり大きいですね!

 

 

もう一人の区間歴代4位は中央の野村、これまた下りのスペシャリストとして活躍した選手です。1年時から6区を走り、2年時から3年連続で区間賞を獲得しており、58分29秒は3年時の記録ですね。ちなみに、金子の記録も3年時のものです。1~3年まで60分きりを達成しており、4年連続の60分きりが期待されましたが、区間賞は獲得したものの、1時間1秒とわずか2秒届かずに4年連続は逃しています。こうして見てみると、宮井以外は4人ともに4年連続、宮井は2年から3年連続で6区を走っており、延べ20回中19回を6区で走っていることになります。6区は下り適性が大事なこともあり、他の区間に比べて同じ選手が何度も走ることが多いのが、データからもよく分かりますね。山下りのスペシャリストという言葉がしっくりと来る選手が多いです。

 


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