区間記録を振り返る ~箱根駅伝4区~

続いては、平塚中継所から小田原中継所までの18.5km、全10区間中最短区間の4区の区間記録を振り返っていきます。かつては準エース区間として有力選手が揃っていたものの、21km→18.5kmと距離が短縮されたことで、一気に重要度が減ってしまい、チームでは8~10番手の選手が起用されることが多いです。とはいえ、往路偏重がどんどん高まっていく状況では、4区も重要度は増していくでしょうね。最重要区間となった山のぼりの5区へと繋ぐ区間でもありますし。。。区間歴代トップ5は以下のとおりです。

 

 

1位 54分34秒 西村知修 帝京大 4年 2011年
2位 54分41秒 中谷圭佑 駒澤大 1年 2014年
3位 54分45秒 田口雅也 東洋大 1年 2012年
4位 54分53秒 八木沢元樹 明治大 1年 2012年
5位 54分59秒 久我和弥 駒澤大 3年 2012年

 

 

区間記録保持者は帝京の西村、2011年の記録ですね。帝京の中野監督は4区を重視すると語っており、西村も帝京のエース格だった選手です。従来の区間記録を30秒も上回る好タイムでした。まだまだ、4区は他の区間記録に比べてレベルが低いと言われますが、破れそうで破れない状況が続いていますね。結果としてチームは惜しくもシードを逃しましたが、それまで15位だった総合順位を15→8位と一気に7つも押し上げる見事な走りで一気にシード圏内にまでチームを押し上げました。

 

 

区間歴代2位は駒澤の中谷が前回の箱根で記録したタイムです。2~4位はいずれも1年時に記録していますね。区間記録とは7秒差でした。初ハーフだった上尾ハーフでは64分台後半で距離に不安があるのでは?と心配しましたが、途中で苦しそうになってもペースを落とさず、見事に区間賞を獲得しました。この箱根駅伝での好走以降、中谷は完全に一皮むけましたね。チーム内でも村山、中村とともに3本柱と呼ばれるほどに成長し、結果を残し続けています。

 

 

区間歴代3位は東洋の田口が2012年(1年時)にマークしました。高校時代は無名でしたが、上尾ハーフで63分台を出して注目を集めると、3大駅伝デビューとなったこの箱根でも見事な走りを披露し、その後は主力として東洋の黄金時代を支えています。この年は柏原4年時、東洋が歴代最高タイムをマークした時の記録ですね。この田口の区間賞から8区まで5連続区間賞を獲得しています。田口もこの箱根4区から翌年度の全日本1区、箱根1区と3大会連続で区間賞を獲得する見事な走りを披露しています。

 

 

区間歴代4位は明治の八木沢が2012年(1年時)にマークしています。区間歴代2位~4位はいずれも1年生なんですよねー。距離が唯一20km未満の区間だけあり、力はあるものの、距離に不安のある1年生が多く起用されていることが伺えます。八木沢は高校時代は都大路1区で区間賞を取るなど、世代トップクラスの選手でしたが、1500m,5000mといったやや短めの距離に強く、長い距離は未知数だったんですよね。それでも、箱根4区でいきなり区間2位で歴代でもトップ5に入るようなタイムを出すのですから、そのポテンシャルの高さがよく分かります。

 

 

区間歴代5位は駒澤の久我、1年時から3年連続で4区を走っています。既にチームでも主力の一人となっていた3年時も4区を走り区間3位の好走を見せていますが、1,2位が1年生だったことや、結果として東洋に9分差の2位とチームが大惨敗だったこともあって、ちょっと残念だった印象ですね。4年時は元々4区を走る予定でしたが、チーム事情もあって7区へコンバートされ区間5位、卒業後は富士通に進んでいますが、まだ目立った結果は残せていないだけに、今後に期待したいところです。

 


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