区間記録を振り返る ~箱根駅伝3区~

続いては、戸塚中継所から平塚中継所までの21.5kmを走る3区における区間記録を振り返っていきます。以前は繫ぎ区間でルーキーや8~10番手の選手が走ることも多かったですが、4区の距離が短くなったことで重要度が増し、各大学のエース級も走るようになりました。私のHPにおける選手比較では主要区間率というのを表示していますが、これは出雲ならば1,3,6区、全日本なら1,2,4,8区は良いとして、箱根は1,2,3,5,9区の5区間としています。3区はもはや準エース区間と呼ぶべき重用区間という位置づけになっています。区間歴代トップ5は以下のとおりです。

 

 

1位 1時間01分38秒 オンディバ・コスマス 山梨学院大 4年 2012年
2位 1時間01分40秒 竹澤健介 早稲田大 4年 2009年
3位 1時間02分12秒 佐藤悠基 東海大 1年 2006年
4位 1時間02分13秒 設楽悠太 東洋大 4年 2014年
5位 1時間02分43秒 山本憲二 東洋大 4年 2012年

 

 

区間記録保持者は山梨学院のコスマス、歴代最強留学生と言われたモグスの後を継ぎ、下級生の頃はなかなか結果を残すことは出来ませんでしたが、3年目以降は安定して結果を残せるようになり、4年時には早稲田の竹澤が持つ区間記録を2秒塗り替えました!留学生でも最初からずば抜けていない選手のほうが親しみがわきますよねー。ただ、それでも区間記録保持者にまで成長してしまうのですから、やはり恐ろしいです。。。

 

 

区間歴代2位は早稲田の竹澤、優勝も狙えると言われた2009年の早稲田において、見事な走りを披露し、佐藤悠基が持っていた区間記録を実に32秒も塗り替えるすさまじい走りでした!!さすがは大学生にして世界陸上、北京オリンピックに出場しただけのことはありますねー。しかし、竹澤も大学時代の活躍っぷりに比べると、実業団ではそこまで目立った成績は残せていないかなあ・・・大学時代のライバルである悠基が日本選手権で4連覇している状況はやっぱり悔しいでしょうし、また強い竹澤を見たいです。。。

 

 

区間歴代3位は東海の佐藤悠基、高校時代から1万mで28分7秒の高校記録を叩き出すなど、レベルの違いを見せつけていましたが、箱根でも1年にして1時間2分12秒、早稲田の小林正の区間記録を37秒も塗り替える見事な走りを見せました。その後も箱根では2年時に1区区間新、3年時に7区区間新をマークしていますからねー。4年目は故障に苦しみましたが、それでも再度3区に挑み、62分18秒と好走を見せています。中学時代から世代トップだった悠基ですが、高校でもトップ、大学でもトップ、そして実業団でも4年連続1万mで日本選手権優勝、1万m日本歴代3位、5000mでも日本歴代3位をマークするなど、日本人最強の座を欲しいままにしています。中学時代からここまでトップの座を維持し続けているのは本当に素晴らしいです!!

 

 

区間歴代4位は東洋の設楽悠太が前回の箱根で見せた快走がランクインしています。1,2区で駒澤との差を最小限に抑えた後、この3区で一気に逆転し優勝への足がかりを作りました。2年時には7区で区間新記録を樹立し、3,4年時はともに3区で区間賞、3年連続の区間賞と箱根では圧倒的な強さと安定感を誇りました。高校時代は啓太に比べると力が劣っていましたが、大学で着実に成長し、1万mで27分台ランナーにまでなりました。実業団では東洋OBがやや苦戦しているだけに、実猟団でもさらなる活躍をして欲しいものです!

 

 

区間歴代5位は同じく東洋の山本憲二が2012年にマークしたものです。箱根駅伝史上最強のチームと呼び声高い88回大会の東洋、この3区での山本の好走が一気に後続を突き放し、独走態勢の礎を築きました。山本も全日本6区で区間賞を獲得するなど力のある選手でしたが、それでも箱根3区でここまでの走りを見せてくれるとは思いませんでした。東洋のこの世代と言えば柏原の存在感が圧倒的でしたが、実業団では山本が最も活躍していますかねー。日本選手権にも出場し、15位とまずまずの走りを見せていますし・・・長く一線級で活躍して欲しいです!

 


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