2014年全日本予選戦力分析 ~帝京大学~

本日は、帝京大学の全日本予選における戦力分析をしていきます。選手一覧はこちらをご覧ください。1万mの平均持ちタイムは29分9秒、2位に7秒差をつけて全大学中トップのタイムです。蛯名、小山といった有力選手が揃った世代が抜けたにも関わらず、3,4年生どんどんタイムを伸ばしていますからね。来年度の戦力ダウンのほうが心配なくらいです。5000m,ハーフはともに3位と3部門いずれもトップ3以内というレベルの高さ、関東インカレは微妙でしたがそれはいつものこと、過去の予選会での実績を見ても、最も通過の可能性が高いのがこの帝京大学ではないでしょうか?それでは、1組から見ていきいます。

 

 

1組 君島(3) 佐藤(4)

2組 竹本(3) 杉山(4)

3組 高橋勝(4) 堤(3)

4組 柳原(4) 髙橋(3)

補欠 熊崎(4) 早川(4)

 

 

1組の君島は1万mで29分37秒というベストを持っており、3大駅伝も全日本に出場経験はあるのですが、7区15位という散々な結果に終わっています。まあ、この時の帝京はもう1区からボロボロであの流れで初出場ではどうしようもなかった気がしますが・・・既に3大駅伝の経験があるのは大きいですし、1組なら上位で走って欲しい選手ですね。もう一方の佐藤は上級生になってから力をつけてきた選手であり、今シーズンも5000mで14分18秒の自己ベスト、1万mも29分45秒のベストを叩き出しており、今季好調な選手です。こういう選手は予選会でも結果を残すことが多いですし、まだ3大駅伝はおろか予選会も出場経験はありませんが、期待したいです。

 

 

2組の竹本は前回の全日本で8区12位、箱根では5区14位といずれも主要区間を任されるなど、期待されている選手ですね。1万mも29分25秒まで伸ばしてきましたし、主要区間を担っている選手である以上、2組であれば上位で走って欲しいですね。もう一方の杉山が2組はやや意外でした。今シーズン29分6秒と自己ベストを出している選手であり、5000mも14分11秒のベスト更新、セカンドベストもともに5秒以内と持ちタイムは最終組でもおかしくないくらいです。さらに、全日本予選は前回2組9位、全日本こそ6区12位でしたが、箱根は10区3位の好走できっちりとシードを獲得する走りを見せました!最低でも前回以上の順位は期待したいですし、トップ争いをして欲しいですね!!!

 

 

3組が個人的にはやや不安かなと思っています。高橋勝は今シーズン29分18秒のベストを出していますが、他の実績としては1年時の箱根予選で115位、全日本は7区16位と好走したことが無いんですよね。持ちタイムが良くても、勝負レースで好走した実績がないのは、3組を走る選手としてちょっと不安要素ではあります。一方の堤は今シーズン5000mで14分24秒のベスト、1万mでも29分24秒のベストを出しています。関東インカレでは去年ハーフで5位入賞、今年は10位で走るなどタフなコンディションで結果を残しているのは、やはり厳しいコンディションとなりやすい全日本予選において心強いですね。ただ、前回は全日本予選を走り3組29位とチームで最低順位となり、帝京が苦戦する原因となってしまいました。同じ3組でそのリベンジを果たしたいところです。

 

 

4組の柳原はもはや帝京のエースと呼んでいい選手であり、5000m13分52秒のベストを出しており、1万mのベストは28分50秒、ハーフも62分台のランナーです。全日本予選は前回3組19位、箱根では1区15位で走っています。昨年度の後半から順調に成長しているように思えますし、エースらしい走りを4組でも見せて欲しいです。一方の高橋裕は1年時に箱根3区8位の好走がやはり実績として光ります。昨年度は怪我の影響などもあり、思うような結果を残せていませんでしたが、今年度は5000mで14分11秒のベストを出すなど状態は問題無さそうですし、初の全日本予選出場ではありますが、最終組を任せられるくらいですからその期待に答えて欲しいです!

 

 

補欠にも有力選手が揃っています。熊崎はもはやチームのエースと呼ぶ存在で、5000m13分52秒のベストを今シーズン出しており、1万m28分40秒とともにチームトップの持ちタイムを誇ります。前回の全日本予選は1組14位と奮いませんでしたが、今年は万全であれば当然当日変更となるかと思います。入るとしたら3組ですかねえ?ただ、入らなくても予選突破出来そうに思えるのが帝京のすごいところです。もう一方の早川は箱根4区で2年前は2位、前回は4位と2年連続で好走している選手であり、1年時からチームの戦力として活躍してきた選手です。全日本予選は前回4組21位とやや満足のいかない結果だったでしょう。今シーズンはレース自体あまり出て来ていないようですし、万全でなければオープンでの出場もありそうです。

 

 

多少の不安要素はありますが、各選手の実績を見ても帝京がやはり一歩抜けているかなと思いますね。全日本予選は戦力的に厳しいと言われている状況でも突破してきていますし、予選会のノウハウは豊富ですからね。当日変更で補欠の二人がエントリーされるようであればさらに盤石というところでしょうか!?全日本予選はきっちりと突破してもらい、そろそろ本戦でもいい走りを見せて欲しいですねー。出雲・全日本ともに昨年度は酷すぎる結果に終わっているだけに、予選会・箱根以外でも好走を期待したいです!!

 

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