2014年全日本予選戦力分析 ~順天堂大学~

続いては順天堂大学について、全日本予選の戦力分析を行っていきます。選手一覧はこのようになっております。1万mの上位8人の平均持ちタイムは全体16位、予選出場校の中では9位という位置になります。昨年度の全日本予選は7位というぎりぎりでの通過となりました。前回全日本予選を走った4年生は1人だけ、即戦力ルーキーの加入を考えると、前回よりも総合力は上でしょうか?ただ、主力に故障明けの選手がいることもあり、チーム状況が万全とは言えないところです。。。

 

 

4組候補が早くも悩ましい状況になります。1人は文句なしに松村優樹でしょう。関東インカレでもハーフ4位に入るなどチーム随一の安定感を誇ります。持ちタイムもチーム唯一の28分台であり前回も4組を9位で走っている実績は非常に心強く、今回も区間一桁では走ってくれるでしょう。優樹に関しては何も心配していません。一方、その優樹とペアを組む相手に問題が・・・前回4組を走っている松枝は関東インカレで1万m棄権、5000mで凡走と、今シーズン1万mのベストを更新しているものの、まだまだ万全とは言いがたい状態です。前回も4組27位と苦しい走りをしていますしね。となると、前回3組12位の西郷は?となりますが、やはり関東インカレハーフで途中棄権とこれまた万全とはいえない状況・・・二人とも万全であれば最終組を任せられる選手なのですが、現状ではちょっと厳しい気がします。かといって、他に最終組を任せられそうな選手も見当たらないというのが現状かなあ・・・誰が走るのか注目ですし、誰が走っても厳しいように思えます。。。

 

 

3組も難しいところですねー。理想は西郷 or 松枝のどちらか + 田中あたりかなあ?今勢いがあるのは聞谷かなあと思いますが、勝負レースの関東インカレ1万mではやはりまだ実力不足かなあという印象でしたし・・・昨年度はなんだかんだ言っても、西郷、小澤、松枝、優樹の4人でしっかりと3,4組を組めたのが大きかったんですよねー。1,2組は不安でしたが・・・今回は逆に3,4組が不安で1,2組はむしろ稼げるのでは?と思っています。

 

 

前回1組24位だった的野ですが、今シーズンは1500mをしっかりと走れるなど前回よりは状態が良さそうですし、いざ出場となればきっちりとまとめてくれそう。また、期待のルーキー花澤もまだ1万m29分台は出していないとはいえ、1,2組ならば十分上位で走ることも可能でしょう。他にも前回2組を走ってそれぞれ10位、23位だった稲田、松村和樹もいますし、出雲・全日本を走った森もいます。基本的には今名前をあげた10人の中から8人が選ばれるのではないかなあと思っています。後は、5000m13分台のスピードを持つ安斎が出場するかどうか?くらいですかね。ただ、日本選手権1500mを走っていますし、1万m以上の実績は殆ど無いだけに、失敗出来ない全日本予選にいきなり起用するのは怖い気もしますが・・・

 

 

戦力としては昨年度よりも上だと思うのですが、やはり後半の組に不安があるのが気になるところです。他大との戦力比較をしてみても、予選突破は十分に可能だと思うのですが・・・絶対的に安心して任せられるという選手が優樹しかいないだけに、他の選手も何とかブレーキ無く堅実に走って欲しいですね。全日本予選のブレーキは一撃で致命傷になりますからね。。。

 

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