帝京大学 ~2014年度戦力分析~ ベスト連発で好調なスタート!!

続いては、帝京大学の2~4年生について見ていきます。2013年度は、主力が4年生となって、3大駅伝フル出場を果たすという非常に楽しみな年だったのですが、出雲・全日本ともに1区から出遅れるとそのまま浮上することなくともに関東最下位という散々な結果に・・・それでも、最後の箱根では何とかシード権を確保し、意地を見せました。卒業生の影響は大きく、今後もシード常連校となっていくには正念場とも言える帝京大学の持ちタイムは以下のようになっています。

 

 

 

 

 

 

4年生・・・本来であれば、この学年の中心は1万m28分40秒、ハーフ63分31秒を持つ熊崎と言いたいところなのですが、ちょっと安定感に欠けるところがありますね。箱根は2年連続でしっかりと走れていますが、出雲は1区で出遅れていますし、記録会やハーフでも撃沈することがちらほら・・・今年度はトラックシーズンから安定して力を発揮して欲しいです。そんな状況でチームのエースとなってきたのが柳原、1万m28分50秒、ハーフも62分49秒はチームトップです。箱根で1区を任されていることからもその期待が伺えます。5000mも先日13分53秒でベストを更新するなど、最も勢いのある選手と言っていいでしょう。トラックでの実績は乏しいだけに、トラックでの活躍も見てみたいですね。他にも、箱根4区を2年連続4位以内で走っている早川、箱根10区3位と好走した杉山もおり、最も選手が揃っているのが4年生ということになります。4人ともチームの主要区間を担っていって欲しい選手ですね。

 

 

3年生・・・前回の箱根は出場出来なかったものの、1万m29分20秒を持ち、前々回の箱根で3区8位の高橋裕、全日本では8区、箱根では5区といずれも最長区間を任された竹本が3大駅伝経験者であり、この学年の中心になりますね。高橋裕は怪我明けかと思うので、まずは元気な姿を見せて欲しいところ、竹本は全日本8区、箱根5区ともに区間二桁だっただけに、今後も主要区間を担うのであればせめて区間1桁では走れる力はつけて行って欲しいですね。特に箱根5区はチームの浮沈の鍵を握る最重要区間ですからね。他にも1万mの持ちタイムでは29分20~40秒に山中、君島、阿南、樋口、堤と固まっているんですよねー。5人が7秒の間にひしめき合っています。ここから3大駅伝で活躍する選手が出て来て欲しいところですね。ハーフの持ちタイムで言えば、63分38秒を持つ阿南が抜けており、64分前半に樋口、堤がつけていますが果たして・・・

 

 

2年生・・・・選手が揃っている3,4年生に比べると2年生は選手層の薄さは否めません。まだ、3大駅伝を走った選手がいないどころか3大駅伝にエントリーされた選手さえ瀬戸口しかいないんですよね。。。いくらスカウトが悪く、育成力で勝負する帝京といえどちょっと不安になります。瀬戸口は1万m28分39秒、ハーフ64分38秒と着実にタイムは伸ばしていますが・・・1万mやハーフのタイムを見ても、ほとんどが3,4年生ですからね。。。強いて言えば、1万m30分10秒台の内田や加藤が候補といったところでしょうか?実は4年生卒業の穴が大きいのは来年度の方ではないかと思っているので、2年生がしっかりと成長し、その穴を埋められるようになっていって欲しいです。

 

 

うーん、さすがに蛯名、小山ら有力選手が卒業した影響で昨年度に比べると見劣りはしてしまいますが、3,4年生は選手がある程度揃っていますし、戦える陣容ではあるかと思います。ただ、エース力、選手層ともにちょっと心もとない気も・・・3大駅伝は出雲・箱根は出場権を確保しているため、全日本予選がまずはポイントになるかと思います。連続して全日本は出場を続けていますが、今シーズンは正念場ですね。柳原、熊崎が4組になるのかなあ?3組は杉山、早川あたり?ベストメンバーかつ実力順にしっかりとオーダーが組めれば予選突破は出来ると思いますが、それがなかなか出来ないのがここ最近の帝京ですからね。。。より経験を積むためにも、3大駅伝全ての出場権を獲得して欲しいです!!

 

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