日体大記録会1万m 結果雑感(2014/04/26)

2014年5月31日

本日、日体大記録会が行われました。1万mで自己ベストを出した選手を中心に雑感を述べていきたいと思います。結果はこちらに載っています。前回は28分台ラッシュとなりましたが、今回は残念ながら大学生の28分台は出ませんでした。しかし、自己ベストを更新した選手や1万mデビューを飾った新入生が何人もいるなど、見どころも多かったですね。1万mの平均持ちタイムはこのようになっております。トップが入れ替わったり、8つも順位を上げる大学があったりと、大きな変動がありました。

 

神奈川大学

西山 凌平が29分9秒で日本人トップ、ベストを14秒縮めています。先日、5000mで13分台を出したのに続いて1万mでもベスト更新と勢いがあります。我那覇、柿原とともにトリプルエースと呼んでいい存在になってきたかな?柏部 孝太郎も29分18秒と一気に47秒もベストを縮め、チーム4番手となりました。ようやく1万mといい、ハーフといい実力に持ちタイムが追いついてきた感じです。今シーズンは大いに期待出来そうです。井上 雄介も29分40秒でベストを31秒更新して、チーム6番手となっています。新入生に注目が集まりますが、上級生も負けていないですね!平均持ちタイムは、21位→13位と一気に8つも順位をあげています。13~22位は僅差の混戦だったので、そこを一気に突き抜けた感じです。

 

 

國學院大學

稲毛 悠太が29分46秒でベストを10秒更新、湯川 智史が29分51秒でベストを8秒更新しています。稲毛はこれでチーム10番手となりました。中堅どころが着実に持ちタイムを伸ばしている印象があります。その一方で、主力はまだまだ本領発揮とはいかない様子・・・ちょっと気がかりな面でもあります。期待のルーキーでは、内田が1万mデビューを飾りましたが、30分35秒とほろ苦い1万mデビューとなりました。。。

 

 

駒澤大学

ハーフで63分19秒を持つ其田 健也が29分12秒とベストを一気に63秒も縮め、チーム6番手になりました。5000m13分台のランナーですし、1万mで30分台はさすがに実力通りでは無いですよねー。前半は外国人選手に唯一ついていき、集団に吸収されてからも日本人4位と粘りを見せました。条件さえ合えば、まだまだタイムを伸ばせそうです。今シーズンは主力の1人として箱根以外も活躍してくれそうです。また、成長著しい二岡 康平も29分12秒とベストを51秒更新し、チーム7番手となっています。走るたびにベストを更新し、成長していっている感じです。今シーズンは3大駅伝デビューが濃厚かな。箱根でデビューかと思っていましたが、全日本でも見たくなってきたかも・・・そのくらい安定して結果を残しています。また、チームの平均持ちタイムは28分55秒と28分台に突入し、東洋、山梨学院を抜いてトップに立ちました。

 

 

中央大学

藤井 寛之が29分24秒とベストを14秒更新し、チームでも4番目のタイムとなりました。まだ出雲しか走ったことはありませんが、今シーズンは全日本予選から戦力となってくれそうです。学生ハーフで64分25秒を出した谷 星輝も30分31秒ですが、ベストを25秒更新しています。ハーフの記録からすればまだまだタイムは伸ばせると思いますし、飛躍の1年にして欲しいです。

 

中央学院大学

山本 拓巳が29分42秒でベストを16秒更新し、チーム8番手になりました。まだ3大駅伝の出場経験はありませんが、上級生になり、出て来て欲しい選手です。同じく3年生の小川 貴弘も29分56秒でベストを9秒更新しています。3年生は潰滝、塩谷の2人が抜けていて3番手がなかなか出てこない状況なだけに、二人のベスト更新は今後が楽しみです。

 

帝京大学

高橋 勝哉が29分18秒で2秒ですがベストを更新しています。1万mでトップ5がいずれも4年生となっており、楽しみな半面、来年以降が不安にも感じてしまいます。そんな状況で楽しみなのがルーキーの渡辺 貴裕、高校時代5000m14分22秒とスカウトが悪い帝京にしては良い持ちタイムで入ってきた選手ですが、初1万mで好タイムを出しています。組2位だったことも評価が高いですね。今シーズンから戦力になってくるようですと、来年度以降も楽しみになります。

 

東海大学

今井 拓実が29分52秒でベストを10秒更新し、29分台に入ってきました。箱根を走っているランナーですし、まだまだタイムは伸ばせそうかな?5000mもベストを先日更新していますし、着実に結果を残しています。また、期待のルーキーである春日 千速は、30分25秒と高校ベストを9秒更新したものの、やや物足りない結果となりました。トラックよりもロードが得意な選手という印象ですね。選手が揃っている東海のおいて、即戦力となるにはやや厳しそうかな?

 

法政大学

6大学対校で好走した岩崎 瑛に注目していましたが、30分15秒とベストを9秒更新したものの、やや物足りない結果となりました。最終学年の今年、3大駅伝デビューして欲しい選手です。関口 頌悟はベストとはいきませんでしたが、29分16秒とさすがの走り、西池が怪我明けの現状では、関口がエースとして活躍して欲しいところです。中堅どころの黒山、中村はいずれも30分オーバーと微妙な結果となってしまいました。

 

明治大学

 

山田速、小川が1万mを走りましたが、ともに30分きりがやっとと物足りない結果に・・・前回の記録会は横手、文元が28分30秒台の組1,2位で盛り上がったんですけどねー。明治が優勝争いにからんでくるには、中堅どころの選手の活躍が欠かせないですし、どんどん結果を残して欲しいです。

 

早稲田大学

井戸 浩貴が29分11秒と18秒ベストを更新してきました。走るたびにベストを更新しますね。ハーフ62分33秒の選手ですし、いつ28分台を出してもおかしくないです。今シーズンは主力の一人として活躍が期待されます。期待のルーキーである光延 誠が29分37秒 、藤原 滋記が29分45秒とともに初1万mで30分を切り、しっかりと結果を残してきました。層の厚い早稲田ではありますが、二人とも十分にメンバー争いに絡んできそうです。

 

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