2014年アシックスチャレンジ1万m 結果雑感

本日、兵庫リレーカーニバルにて、アシックスチャレンジ1万mが行われました。その結果について雑感を述べたいと思います。結果はこちらに載っています。日本人選手自己ベストを更新した大学生を中心に振り返ってみたいと思います。

 

 

日本人トップはまたしてもコニカミノルタの菊地で28分32秒をマーク、成長が止まりませんね。明治大学ではチームのエースではあっても大学を代表する選手は言いがたかったですが、ハーフで61分前半を世界ハーフでも叩き出し、もはや実業団を代表する選手の1人と言っていいでしょう。NY駅伝2連覇中のコニミノにおいても、エース格となりそうです。2位は日清の矢野、28分32秒は自己ベストですね。箱根9区で歴代2位、都道府県対抗7区で2年連続区間賞で走っている時点でこのくらいは出せる力がありますよね。箱根のスター選手が集まる日清でも輝きを放てるでしょうか?3位は旭化成の八木、金栗5000mでも日本人トップになっていましたし、今シーズンは順調な出だしですねえ。ラストのキレはずば抜けていますし、スピード持久力をもっと高めて欲しい!!

 

 

続いては大学生について・・・明治の大六野 秀畝が28分50秒で大学生トップでした。ベストには10秒届きませんでしたが、さすがの安定感です。明治勝負の年、実績を見ても起用のされ方を見てもエースは大六野でしょう。優勝を争う他大のエースとも勝負していって欲しい。1組でトップだったのは駒澤の中谷 圭佑、4000mまでは非常にスローペースの展開でしたが、5000m過ぎから飛び出すと、そのままハイペースを維持し、ラスト1000mでさらにペースを上げ、28分51秒とベストを7秒更新しました。自分でレースを作っての自己ベストは力がないと出せませんし、引っ張ってもらう展開であれば、まだまだタイムを伸ばせそうですね、今後が非常に楽しみです。青学の神野 大地も28分51秒でセカンドベストをマーク、明治と青学のエースがさすがの走りを見せていますね。駅伝シーズンでもエース区間で二人が競う場面が見えるかもしれません。

 

 

29分1桁では明治の有村 優樹、東洋の淀川 弦太、帝京の杉山 連哉が走っています。有村はせめて大六野と同じくらいは出したかったところですかねえ?3大駅伝では主要区間を担うことになるでしょう。淀川はベストに近いタイムで走っており、トラックから順調に来ていますね。杉山はベストを5秒更新しており、チームでも3位にランクインしています。5000mでも先日ベストを更新しており、箱根10区3位以降、さらに成長してきた姿を見せてくれています。続いたのは、山梨学院期待の新入生である上田 健太、29分10秒でセカンドベストですね。1年生の4月でセカンドベストが29分10秒というのがすごいです。タイミングが合えば、28分台も出せそうですね。都大路優勝チームのエースとして、順調に大学生活をスタートさせていますね。順大の松枝 博輝が29分13秒でベストを11秒更新しています。大学生でベストを更新したのは、中谷、杉山、松枝の3人になりますね。5000m13分49秒のスピードの持ち主ですが、1万mでもチーム2番手となりました。1500mでの実績はありますが、5000m、1万mでも駅伝でも結果が問われるシーズンとなりそうです。

 

 

以降は、山梨学院の佐藤 孝哉、大東大の市田 孝、帝京の熊崎 健人柳原 貴大、東洋の髙久 龍、順大の松村 優樹、東海の吉川 修司と29分30秒以内に続きます。この7人はいずれも28分台のタイムを持つ選手たちですね。いずれもチームの主力として活躍して欲しい選手ばかりですね。28分台を持つ選手たちがそろって29分前半ということは、やはりコンディションやレース展開がそこまで良く無かったということなのかなあ?逆に言えば、ここでベストやベストに近いタイムを出した選手はまだまだ伸ばす余地があるのか。。。序盤引っ張っていた中央学院の潰滝 大記は30分切りがやっとと苦しい結果に。。。他には山梨学院の兼子 侑大、神奈川大の我那覇 和真がともに29分40秒前後に留まり、物足りない結果となりました。

 

 

明日はリレカグランプリ(男子1万m)がありますねえ。ちょっと今日の結果は全体的に低調だっただけに、有力選手が集まっているグランプリでは、好結果を期待したいです!!

 

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