2013年度 1万m 平均持ちタイム遷移 上位10校

続いては、2013年度の1万mの持ちタイム遷移を見ていきたいと思います。1万m履歴検索結果をご覧いただければと思います。5000mと同様、まずは上位10校から取り上げていきいます。遷移グラフはこちらになります。

 

1位:東洋大学 設楽兄弟の27分台を始め、勇馬の28分22秒、田口、大津も28分40秒切りとまさに自己ベストラッシュだった東洋が駒澤を逆転し、トップとなりました。実に25秒近くベストを縮め、トップ7が揃ってベストを更新するという充実ぶりでした。

 

2位:駒沢大学 4月こそ1位でしたが、5月に東洋に抜かれて以降はずっと2位となりました。12.5秒ほど縮めてはいるんですけど、東洋が凄かったですからね。中村の28分5秒、黒川、中谷の28分台突入が光りましたが、4年生がベストを更新していないのが、伸びなかった要因だったかなあ。

 

3位:早稲田大学 4月の6位からトップ3に入ってきました。大迫の学生歴代最速タイムに加えて、柳の28分台、武田、高田の29分一桁など、トップ10のうち7人が自己ベストを更新する盛況ぶりでした。卒業生が抜けてダウンした穴をしっかりと埋めてきましたね。

 

4位:明治大学 5000mに比べるとやや記録会に参加していなかったこともあり、3位→4位と順位を下げています。大六野、有村とトップ2が更新していますが、タイムがわずかだったので大勢に影響はなく・・・むしろ一気に28分台に載せてきた前野が大きかったですねえ。トップ10のうち6人が更新した割には、10秒の短縮に留まりました。

 

5位:帝京大学 蛯名を抜いてチームトップとなった熊崎、28分台に突入した柳原と3年生がタイムを伸ばしてきましたね。他にも、猪狩、高橋勝など29分20秒前後までタイムを伸ばした選手も短縮に貢献しています。なんだかんだ28分台まで平均タイムを伸ばしてきましたからね。帝京の層の厚さと育成力を感じました。

 

6位:日本体育大学 服部、山中がともに28分20秒台までタイムを伸ばしたのがまず大きかったですね。他にも、鈴木、勝亦といった中堅どころが29分1桁までタイムを伸ばすなど、5000m同様にチーム全体でタイムを伸ばしていった印象です。ギリギリですが、28分台にも載せてきましたからね。ただ、さらにタイムを伸ばした早稲田に抜かれて 5位→6位と順位は落としてしまいました。

 

7位:青山学院大学 15位→7位と大幅にジャンプアップしました。元々1万mにあまり出ない印象の青学が今年度は積極的に参加してきましたからね。29分前後に竹内、神野、遠藤といった面々がいきなりタイムを伸ばしてくると、11月の学連記録会では28分台のオンパレード、28分35秒のふじかわを筆頭とし、神野、竹内、石田までが28分50秒を切ってきました。トップ10のうち8人が自己ベストを更新しており、実に33秒もタイムを縮めています。

 

8位:山梨学院大学 青山学院ほどでは無いですが14位→8位と大きくタイムを伸ばしてきました。オムワンバもタイムを縮めていますが、28分40秒を一気に切ってきた田代、井上の影響がまず大きいですね。他にも佐藤が28分台、上村、阿部、伊藤あたりも29分20秒ちょっとでいずれもベストを更新しています。トップ10のうち8人がベストを更新しており、30秒もタイムを縮めています。

 

9位:日本大学 11月の日体大記録会までは9位→17位とどんどん他大に抜かれていきましたが、28分2秒まで伸ばしたキトニーに続き、荻野、森谷が28分台、日向野、大門も29分10秒台を出すなど、トップ7のうち6人が自己ベストを更新し、再び9位まで順位を押し上げてきました。この勢いが箱根へも続いていきましたかね。

 

10位:東海大学 4月時点では実に19位と下位に低迷していましたが、9月の日体大記録会で大爆発しました。廣田、石橋、吉川が揃って28分台に突入すると、白吉、土屋、石川が29分10秒前後までタイムを伸ばし、結果として34秒もタイムを伸ばす盛況ぶりでした。1年生がどんどん1万mのタイムを伸ばしているのも印象的でした。

 

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