東洋大学 ~2013年度4年生特集~

2014年3月11日

続いては、東洋大学の4年生を取り上げます。啓太、悠太、大津、日下、佐久間、木田、延藤、定方、小池と実に9人も登録されています。さすがは東洋史上最強世代と言われるだけのことはありますねー。設楽兄弟の3大駅伝フル出場を始めとして、3大駅伝経験者が実に7人もいる世代となり、チームとしても箱根で2回、出雲で1回と合計3度の優勝を飾っています。それでは、1人ずつ見ていきたいと思います。

 

大学名 順位 名前 学年 出身高校 5千ベスト 1万ベスト ハーフベスト
東洋大学 東洋大学 1位 設楽 啓太 4年 武蔵越生 13:44.31 27:51.54 01:01:45
東洋大学 東洋大学 2位 設楽 悠太 4年 武蔵越生 13:51.16 27:54.82 01:01:48
東洋大学 東洋大学 3位 大津 顕杜 4年 千原台 14:06.83 28:39.54 01:02:43
東洋大学 東洋大学 4位 日下 佳祐 4年 小高工業 14:10.66 29:01.05 01:03:44
東洋大学 東洋大学 5位 佐久間 建 4年 田村 14:14.61 29:08.28 01:03:40
東洋大学 東洋大学 6位 木田 貴大 4年 学法石川 14:13.05 29:18.95 01:06:01
東洋大学 東洋大学 7位 延藤 潤 4年 三木 14:00.75 29:24.86 01:03:12
東洋大学 東洋大学 8位 定方 俊樹 4年 川棚 14:06.36 29:26.84 01:03:40
東洋大学 東洋大学 9位 小池 寛明 4年 佐野日大 14:02.23 29:31.04 01:04:26

 

設楽 啓太・・・個人特集を組んでいますので、そちらを御覧ください。

 

設楽 悠太・・・高校時代は同学年に強い選手が多く、埼玉には服部、啓太がいたためにそこまで目立った存在ではなかったですね。大学での成長は啓太以上であり、目を見張るものがあります。3大駅伝では、出雲で2区2位、全日本では最後まで早稲田の志方と競っての区間2位、それでも区間記録を出すという素晴らしい走りを見せました。既に1年の時からその力の片鱗は見せていましたよね。箱根では啓太からタスキを受け取る3区を任されて区間8位とやや微妙な走りでチームも優勝を逃してしまいました。それでも、年々着実に成長しているのは悠太のすごいところです。2年生になると、出雲で3区区間賞で優勝に貢献、全日本こそ2区7位と苦しい走りになってしまいますが、上尾ハーフで62分台で好走すると圧巻は箱根7区、佐藤悠基の持つ区間記録を更新するとんでもない走りで東洋の完全優勝に貢献しました。ここから一気にエース格に成長したという感じですね。その後のNYハーフでは61分48秒と大学ベストとなる好タイムをマークしています。

 

3年生になると、1万mも28分12秒まで伸ばし、関東インカレでも表彰台に上がるなど大学を代表する選手へと成長を遂げます。3大駅伝では、出雲4区2位、全日本4区3位とやや不本意な結果でしたが、箱根では大迫を抑えて3区区間賞と特にハーフでは極めて高いレベルで安定した走りを見せました。4年生になると、GGNで兄啓太とともに27分台をマークし、まさに3冠を狙うチームに相応しいエースへと成長を遂げます。しかし、出雲では3区3位、全日本では1区2位とともに悪いとは言えないながらも、優勝した小駒澤の村山、中村に大きく差をつけられてしまう悔しい結果に終わりました。それでも、最後の箱根では3区で62分13秒という好タイムで区間賞をマークし、箱根駅伝優勝に大きく貢献しました。3大駅伝12回中区間3位以内が10回という素晴らしい安定感、さらに区間賞4回のうち3回が箱根というのもチームにとって心強いですよね。まさに東洋の黄金世代を支えた1人となりました。

 

大津 顕杜・・・2年生の上尾ハーフで62分43秒の好タイムをマークし、一躍注目を浴びる存在になると、箱根8区では区間記録に後わずかと迫る素晴らしい走りで区間賞を獲得し、総合優勝に貢献しました。3年生では出雲で6区6位とまずまずの走りを見せるも、2年連続で任された箱根8区では7位に終わり、チームも3連続2位に・・・4年生では、1万mで28分39秒と大幅に自己ベストを更新、最初で最後の全日本は5区3位に終わりますが、箱根では10区アンカーを任され、区間記録にわずかと迫る好走で区間賞を獲得し、優勝のゴールテープを切り、MVPまで獲得しました。箱根での2度の好走がいずれも総合優勝に結びついた選手でした。

 

日下 佳祐・・・3年生の時に1万mで29分1秒、ハーフで63分44秒と大学ベストを記録していますが、それでも3大駅伝に出場出来ないのが東洋の層の厚さを表していますね。それでも、4年生になると、全日本6区に出場し区間2位できっちりと走ると、初の箱根では6区山下りを任されると、59分4秒の好タイムで区間4位、ライバル駒澤を引き離す走りで優勝に貢献しました。4年間頑張ってきたのが、最後に報われましたねー。

 

佐久間 建・・・高校時代からスピードのある選手でしたが、5000m14分14秒の高校ベストは結局更新することはありませんでした。それでも、3年生では、1万m29分8秒、ハーフで63分40秒の大学ベストを記録すると、初の3大駅伝となる全日本でいきなり7区区間賞と好走を見せました。箱根でもその活躍が期待されましたが、故障が長引いてしまい、3年生の箱根だけではなく、4年生でもほとんど姿を見せないまま卒業となってしまいました。力のある選手でしたが、これからという時に怪我に泣いてしまいました。。。

 

木田 貴大・・・着々と力をつけてきた選手であり、5000m,1万mで何度も自己ベストを更新していますね。4年生で5000m14分13秒、1万m29分18秒といずれも大学ベストを記録しています。しかし、ハーフでは66分台がベストと長い距離はあまり得意ではなかったのかなあ?そもそも、走ってさえいない気もしますが・・・しかし、1万mまでですと、出雲・全日本ということになりますし、層の厚い東洋では、残念ながら3大駅伝出場の機会は巡ってきませんでした。。。

 

延藤 潤・・・どちらかと言えば、短い距離が得意な選手という印象ですかねー。3年生で5000m14分ジャスト、1万m29分24秒、ハーフ63分12秒の大学ベストをいずれも出しています。初の3大駅伝出場は3年生の全日本、3区2位と好走を見せました。箱根は残念ながら出場できず・・・4年生では、全カレ5000mで入賞を果たすと、出雲4区3位、全日本3区2位と堅実に結果を残しています。しかし、最後の箱根も結局出場出来ず、4年間出番がなかったんですよねー。ハーフ63分12秒を持っていても、箱根に出られないというのがすごいですね。。。

 

定方 俊樹・・・高校ベストが14分11秒とスピードがあるランナーであり、下級生主体で臨んだ1年時の出雲に出場し、4区8位という結果を残しています。2年生で1万m29分26秒の大学ベストを記録、3年生では柏原卒業後の5区という最もプレッシャーのかかる区間を任され、区間10位、優勝した日体大に4分28秒差をつけられ、優勝を逃してしまいました。その後、学生ハーフで63分40秒を記録し、4年生でそのリベンジが期待されましたが、怪我の影響などもあり、3大駅伝出場することなく、卒業となりました。

 

小池 寛明・・・3000m障害が得意な選手であり、日本選手権でも入賞を果たし、関東インカレでも表彰台に上がるなど、結果を残してきました。2年生で1万m29分31秒、3年生で5000m14分2秒と結果を残してきますが、箱根6区候補だったということもあり、市川がいた3年間は走ることなく、最後の箱根も走ることは叶いませんでした。スピードのある選手なのですが、それでも3大駅伝に一度も出場出来ないというのは厳しいですねえ。。。

 

やはり、設楽兄弟を始め、活躍した選手が多い世代でしたねえ。最後の箱根も設楽兄弟、日下、大津と4人走っていますし、出雲・全日本では延藤も走っており、この穴は非常に大きいとでしょう。この世代の卒業以降、東洋の真価が問われるのではと思っています。黄金期を作ってきた大学は今までにたくさんありましたが、黄金期以降も安定して優勝を争うチームを維持しているのは駒澤だけでしょう。柏原世代が卒業しても、設楽世代がいるから何とかなると思っていましたし、実際に箱根優勝1度、他5大会は全て2位と安定した結果を残しています。その設楽世代が卒業後どうなるのか、多くの大学と同じように優勝争いから脱落していってしまうのか、それとも今後も優勝候補としてあり続けるのか、今後が非常に楽しみでもあり、不安な面もある要注目の大学です!

 


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