法政大学 ~2013年度4年生特集~

続いては法政大学の4年生を取り上げます。田井、田子、松田、高梨、脇坂の5人ですね。下級生からエースとしてチームを引っ張ったのは田子でしたが、大きな故障を経験してレースに出られない日々が続き、奇しくもその間に成長を遂げたのが田井、持ちタイムを大きく伸ばしました。4年生となると、チームに欠かせない選手が何人も出てきましたね。それでは、1人ずつ見ていきたいと思います。

 

大学名 順位 名前 学年 出身高校 5千ベスト 1万ベスト ハーフベスト
法政大学 法政大学 1位 田井 慎一郎 4年 八千代松陰 13:56.35 28:55.77 01:02:54
法政大学 法政大学 2位 田子 祐輝 4年 いわき総合 14:13.92 29:07.66 01:04:07*
法政大学 法政大学 3位 松田 憲彦 4年 法政二 14:18.75 29:35.80 01:03:52
法政大学 法政大学 4位 高梨 寛隆 4年 法政二 14:36.12 29:56.08 01:04:06
法政大学 法政大学 5位 脇坂 曉史 4年 北見北斗 14:40.37 30:18.71 01:05:40

 

田井 慎一郎・・・下級生の頃から全日本予選、箱根予選には出場しており、2年生では全体107位、チーム6位という結果を残しますが、チーム自体が箱根には出場することが出来ませんでした。3年生になると、箱根予選会で42位、チームでも3位の好走を見せ、初の箱根は主要区間である3区を任されて区間13位とまずまずの走りを見せてくれました。大きく記録を伸ばしたのはその箱根の後です。学生ハーフで62分54秒という素晴らしいタイムで走り、一躍脚光を浴びると、その後は1万mで28分台、5000mで13分台に突入します。全日本予選でも3組で3位に入るなど順調すぎるほどトラックシーズンでは結果を残し続けました。しかし、出雲では3区9位、全日本では1区16位と駅伝シーズンになると思うような結果を残せない状況に。。。それでも、最後の箱根は1区のハイペースに粘って区間11位という結果を残しました。4年生になって大きく成長を遂げた選手はその後も活躍することが多いですし、今後も楽しみです。

 

田子 祐輝・・・1年生で箱根予選会に出るも156位、チームでも9位という結果でした。2年生では全日本予選で3組5位と好走、箱根予選もチームトップ、全体16位で走るもチームが予選落ち、学連選抜で箱根を走り、6区10位という結果を残しています。しかし、その後は大きな怪我をしてしまい、3年生ではほとんど目立った成績を残せずにいました。それでも、4年生では見事に復活を遂げ、関東インカレ3000m障害で3位と結果を残すと、3大駅伝もフル出場を果たしますが、出雲2区6位、全日本4区14位はいずれも物足りない結果だったかなあ・・・ちょっと4年生が駅伝シーズンは奮わない印象でした。それでも、箱根では学連選抜以来となる6区を任されて7位と好走しています。3年生で出番がほぼ無かった時には厳しいかと思いましたが、よくぞ4年生で戻ってきてくれたと思います。

 

松田 憲彦・・・3年生から出てきた選手ですねえ。全日本で2組4位と好走、箱根予選も104位ながらチーム8位で予選会通過を果たすと、箱根では9区を任されて区間14位、目立った選手ではなかったですが、堅実に結果を残してきました。4年生では、5000m14分18秒、1万m29分35秒、ハーフ63分52秒といずれも大学ベストを更新する勢いを見せます。4年生では3大駅伝フル出場を果たしますが、やはり他の4年生同様、出雲4区7位、全日本では8区で16位という惨敗ぶり・・・なかなか結果を残せませんでした。箱根は2年連続で9区を任されて13位とまずまずの走りを見せました。箱根にはきっちりと合わせてくるのは、さすが4年生といったところでしょうか。

 

高梨 寛隆・・・松田同様、3年生から出てきた選手ですが、箱根予選会は4年間走ることはありませんでした。(4年生はシードですが)それでも、3年生の箱根予選で10区16位でしたが、チームはシード権を獲得しています。4年生になると、5000m14分36秒、1万m29分56秒、ハーフ64分6秒といずれも大学ベストとなる成績を出しています。しかし、4年生の箱根では2年連続で10区を任され、シード圏内でタスキを受けながら区間19位、シード落ちという悔しすぎる結果となってしまいました。。。

 

脇坂 曉史・・・4年生となり、1万mで30分18秒、ハーフで65分40秒までベストを伸ばしています。4年生で持ちタイムを伸ばしたり、復帰した選手が多いですよね、法政は・・・私が登録している選手全員が当てはまります。これも坪田監督の効果でしょうか?しかし、一気に力をつけてきた選手が多い法政ではやはりこの持ちタイムでは厳しかったのか、3大駅伝及び全日本・箱根予選会への出場はありませんでした。

 

田井、田子、松田、高梨と箱根を走った4人が卒業することになり、その影響は大きいと思います。しかし、今回の箱根には西池、足羽は出場出来ませんでしたし、それを考えると来年は悲観するどころか勝負の年とも言えそうです。5000mでトップ10にいきなり食い込むような即戦力候補のルーキーはいませんので、一気に育成力が上がってきた坪田監督の手腕に期待したいと思います。

 

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