大東文化大学 ~2013年度4年生特集~

続いては大東文化大学の4年生を取り上げます。片川、大崎、大西、吉川、有木、吉澤の6人となります。下級生から活躍していたのは片川くらいでしたねー。1,2年生の時にはチームは3大駅伝に一切出場できない暗黒の時代を過ごしておりました。それでも、最終学年には箱根本戦を4人走り、チームをシード権獲得へと導いています。それでは1人ずつ見ていきたいと思います。

 

片川 準二・・・箱根予選は4年間全て走っており、74→73→28→25といずれも安定した結果を残しています。3年生になって一気に成長を遂げ、1万mも28分台突入でエースと呼べる存在となりました。3年で初出場となった箱根では市田兄弟を抑えて2区を任され、区間14位で走っていますが、やや物足りない結果だったかなあ?怪我に苦しんだ4年時は、全日本で4区8位でしたが、監督もシードを逃す要因となってたと厳しいコメントをされていましたねえ。それでも、最後の箱根では5区山のぼりを任され、区間7位、タイムも80分台と好タイムでシード権獲得に大きく貢献しました。市田兄弟が箱根予選や全日本ほど好走をできず、4区終了時ではシードは厳しいかと思っていただけに、この走りは大きかったですね。最後の最後で魅せてくれました。

 

大﨑 翔也・・・箱根予選に初出場は3年生の時、それでいて全体で50位、チームでも4位に入りました。箱根でも5区12位という走り、完全にチームの主力の1人となっています。高校時代は5000mで14分50秒台の選手で、3年時でも1万m30分きりがやっとの選手だったんですけどねー。その後、学生ハーフで64分9秒、1万mでも4月に29分22秒を出しています。市田兄弟、片川につぐ4番手の座を確立したかに思えましたが、全日本予選で3組35位とあわや予選敗退のブレーキとなり、怪我の影響で箱根予選、全日本も欠場となりました。そのため、箱根も厳しいかと思っていましたが、まさかもっとも負担が大きいと言われる6区を走るとは・・・区間14位という結果は満足はいかなかったかもしれませんが、シード獲得という有終の美を飾ってくれました。

 

大西 亮・・・箱根予選初出場は3年生の時、チーム9位ながら全体72位という走りを見せました。この学年は3年生から出てきた選手が多いように思えますねえ。1,2年時に3大駅伝に出れなかった悔しさを一気に爆発させてくれたのかなあ。1万m29分36秒、ハーフ換算64分44秒の大学ベストはともに3年生の時です。箱根でも7区を任されて区間8位と一桁で走ってくれました。4年生でも主力としての走りが期待されましたが、箱根予選はチーム7位ながら全体123位、全日本も最短の3区で8位という結果に。。。4月に5000mのベストを更新しただけで、ちょっと奮わないシーズンだったかなあ。しかし、最後の箱根で見せ場がやってきます。アンカーを任されるとチームはシード争いの真っ只中、9区終了時で総合11位とシード圏外だったチームを、1つ順位を上げてシード権獲得のゴールテープを切りました。区間順位こそ12位でしたが、まさに終わりよければ全て良しという結果になりました。

 

吉川 修平・・・3年時に5000m14分31秒、1万m29分39秒を出すも箱根予選に3年間出場は無し。それでいながら箱根に出場し8区10位という走りは見事でした。4年時には主将にもなり、初の箱根予選でも好走が期待されましたが、ここで265位という大凡走をしてしまいます。20kmで64分オーバーはいくらなんでもかかりすぎですよね。。。全日本には出場さえ出来ず、箱根も厳しいのではと思いましたが2年連続で8区を任されると区間4位、総合順位を11→7位にあげる素晴らしい走りを見せました。復路で区間一桁8区のみ、前の7区で21位とブレーキしていたことを考えても、この走りがシード権獲得に非常に大きく貢献しました。箱根予選の時はどうなるかと思いましたが、さすがは主将、最後の箱根でまさにベストレースと呼ぶに相応しい走りを魅せてくれました。

 

有木 俊平・・・3年時に1万m29分41秒の大学ベストを出しており、現時点でもチーム9番目の持ちタイムとなっています。箱根予選にも3年時に出場しており、128位、チームでは11番目の走りでした。しかし、3年時に箱根を走ることが出来ないと、4年時には箱根予選にも出場出来ず・・・結局4年間3大駅伝を走ることが出来ないまま、卒業となってしまいました。個人的には1万mの持ちタイムが選手の走力を見るのに一番の指標かと思っておりますが、やはり1度だけで続く走りが出来なかったのが箱根にはつながらなかったということかあなあ・・・

 

吉澤 匡一・・・5000mのベスト14分34秒は結局大学時代に更新することはありませんでしたが、1万m31分を切るのがやっとの自己ベストだったのが、最終学年で29分45秒までベストを伸ばしてきました。持ちタイムは現時点でチーム11番目、最初の最後の箱根で出番もあり得るかな?と思いましたが、残念ながら箱根予選会、3大駅伝ともに走ることなく卒業ということになってしまいました。ハーフのベストが67分31秒ではやっぱり厳しかったかなあ。4年生で伸びてきた選手は応援したくなるんですけどねー。。。

 

チームが2年連続箱根予選落ちから浮上していく過程で成長していった選手がやはり多いですね。1学年下に市田兄弟を始め主力が揃っていただけに、やり辛さはあったかもしれませんが、しっかりと伸びた選手が何人もいましたし、この学年の走りなくしてシードは到底無理でしたからねえ。来年は市田兄弟が最上級生となる勝負の年ではありますが、現4年生の卒業の穴はとても大きうです。持ちタイムで見ても、6人が1万mの持ちタイムトップ11に入っていますからねえ。。。現1,2年生の成長が非常に大事になってきそうです。

 

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