90回箱根駅伝を振り返る ~上武大学~

続いては上武大学について・・・結果はこのようになっております。1区~3区に3本柱をつぎ込み、過去最高の出だしとなった上武ですが、やはり4区以降は層の薄さをさらけ出す結果となってしまいました。なかなか即戦力の選手が取れないという状況に加えて、中間層が育ってきていないのも心配ですねえ。予選巧者と言われる上武が増枠に頼っての通過だったのも今後に不安を残す結果でした。そんな上武の走りを振り返ってみたいと思います。

 

1区は山岸、3本柱のうち誰を持ってくるかに注目が集まりましたが、今シーズン最も成長を遂げた山岸を起用してきいました。ユニバ出場を果たし、持ちタイムも大幅に更新するなど充実した1年間だったのでは?ハイペースとなった箱根1区も10位、63分11秒という好タイムで2区へと繫ぎました。箱根での実績はほとんどありませんでしたが、やはり年間を通して活躍している選手は、箱根でも結果を残すことが多いですね。いいスタートが切れたと思います。2区はここにきて大きく調子をあげていた倉田、前回は怪我で走れず悔しい思いをしましたが、今シーズンは怪我から復帰後に好調を維持し、全カレ、箱根予選会と続けて結果を出し、1万mの自己ベストも大幅に更新してきました。箱根でも2区8位と上武大学史上初めて2区を区間1桁で走ったランナーとなりました。総合でも9位と一桁順位まであげてきました。

 

3区は佐藤、好調の山岸、倉田に比べるとやや成績の安定しない今季の佐藤でしたが、そんな状況でも3区10位で走るのはさすがですねえ。トラックシーズンは5000m,1万mで13分台、28分台に持ちタイムを伸ばすなど、記録会では好調でしたが、勝負のレースではやや外すことが多く、もどかしい走りが続いていました。これをきっかけにまた復調・さらなる成長を遂げてほしいと思います。3区終了時で9位につけた上武、この流れに続きたいところでしたが4区東は18位に終わりました。箱根予選会を走らず、1万m30分台、ハーフギリギリ66分台の選手ではいくら4区でも厳しいですよね。。。5区は松元、持ちタイム、箱根予選を見てもチームでは3本柱につぐ実力者かと思います。それでも結果は5区20位・・・うーん、やはり箱根は甘くは無いですね。最も差のつく5区で20位以下はあまりにも厳しいです。3区終了時9区から往路終了時には16位まで順位を下げてしまいました。

 

6区は三好、1万mでギリギリ29分台、ハーフの距離を走った実績はほぼ皆無・・・いくら適性が重視される山下りとはいえ、やはりある程度ハーフを走れる走力は無いと厳しいですよね。。。結果は区間17位、実績を考えてもこれが精一杯かなあという気もします。まだ、2年生ですし、今後に期待したいところ。7区は高津戸、箱根予選はチーム5番手で走っていはいますがそれでも100位オーバー、結果は区間20位と2度目の区間20位以下を出してしまいました。総合でも18位まで順位を下げることに・・・3区以降、一度も総合順位を上げることが出来ないのが精神的にもきついですよね。8区は根岸、1万m30分30秒オーバー、それでも箱根予選は61分台で何とかまとめているだけに、少しでも粘って欲しかったですが、区間22位と実質最下位の走り、21位にも1分差をつけられるあまりにも厳しい走りでした。総合でもついに20位に落ちることに。。。復路を区間一桁とはいいませんが、せめて15位以内では走る選手を揃えたいところですよね。復路を15位以内で走った選手は誰一人居ないのは寂しすぎます。

 

9区は大西、ハーフ4分台を持っていますが、1万mではまだ30分台・・・9区を走るにはやはり力不足だったのか結果は18位に終わりました。いやー、本当にチームの4番手以降が出てこないですねー。主将の佐々木も結局走ることはかなわず・・・ただでさ選手層の薄いチームなだけに苦しかったです。10区は金子、1万m30分オーバーの選手が復路は続きますねえ。もちろん、持ちタイムが全てで無いことは重々承知ですが、それでも1万mの持ちタイムは比較的走る機会も多く、走力を反映することが多いように思えます。ハーフもギリギリ5分台では区間16位も妥当な結果かなあ?総合19位の城西まで後一歩という走りでした。

 

やはり、4区以降は根本的に走力不足だったのかなという印象です。来年度は1区山岸、7区高津戸、10区金子が抜けます。特に山岸が抜けるのは非常に痛手ですね。主力が3年生ということもあり、来年度は勝負の年となりますが、ちょっとここ最近の戦力を見ていると不安が募ります。何とか箱根予選は突破して欲しいところですが・・・新入生はちょっと魅力的です。特に井上は都道府県対抗の5区で3位と好走した選手、持ちタイムは大したこと無いですが、即戦力となってくれそうですねえ。まずは、現有戦力の底上げをしつつ、箱根で戦えるチームを作っていって欲しいです。また、山岸、佐藤が東京マラソンに参加ということで、マラソンにも積極的ですよねー。佐藤は前回も2時間15分で走っていますし、さらなる好タイムを期待したいです。

 


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