90回箱根駅伝を振り返る ~中央大学~

続いては中央大学について・・・結果はこのようになっております。前回の箱根駅伝以降、噛み合わないレースがずっと続いており、箱根予選は12位と増枠での通過、エース格の永井もエントリー漏れと厳しい状況が続いていました。15位という結果は予選12位、ベストメンバーが組めなかった状態から見ればよくやったとも言えますが、シード権を取れなかった以上、満足は到底出来ないでしょう。そんな中央の走りを振り返ってみたいと思います。

 

1区は新庄、今大会は1区にエース格を持ってくる大学が多く、中央も新庄を持ってきました。前回は2区最下位という散々な結果出したが、今回は1区14位、タイムは63分34秒とまずまずですが、順位はちょっと物足りなかったですね。それでも、前が見える位置ではきっちりとつないでくれましたし、最低限の走りはしてくれたと思います。来年は最上級生となりますし、同学年の永井とともにチームを引っ張っていって欲しいです。2区は相場、箱根予選会で16位、上尾ハーフでも62分台を出し、中央で最も勢いのある選手として注目していましたが、結果は20位と大きく遅れてしまいました。チーム唯一の20番台で2区で遅れたのが最も痛かったですね。総合も14位→17位と落としてしまい、16位とも大きく離される一番悪い展開になってしまいました。

 

こうなると、3~5区と初の箱根となる選手が揃う中、前を追っていくのは容易ではありません。3区は町澤、上尾ハーフでは63分50秒で走るなど距離に不安はないところを見せてくれましたが、やはり箱根3区となると厳しかったか、区間16位という結果になってしまいました。比較的力のある選手が集まる今の3区を1年生に任せるしか無かった状況も、中央の苦しさを表しているような・・・4区は三宅、1500mを得意とするスピードのあるランナーですが、ややムラがあるのが気になる選手です。4区13位という結果は展開を考えてもまずまずといったところでしょうか?全日本で最終組を任せられるなど、監督の期待も大きいと思いますし、短い距離から長い距離も戦える選手になっていってほしいです。

 

5区は小谷、箱根予選に出ていない、1万mの持ちタイムは31分39秒、ハーフも64分56秒、そんな選手に最重要区間の5区を任せて大丈夫?と心配になりましたが、結果は区間13位としっかりとまとめてきました。持ちタイム、総合17位でタスキを受けたという状況を考えれば大健闘といったところではないでしょうか?まだ2年生、5区の適性はあるようなので、さらに走力を高めて、もっと好タイムで走れるようになってくれればと思います。

 

6区は代田、前々回区間3位、前回は参考記録ながら区間3位相当で走っている中央にとって最も貯金が期待出来る区間、その一方で箱根予選会や今シーズンのレースを見ていると、故障や体調不良などもあり、いまいちな走りが続いています。それでも得意の6区ならば・・・という期待もありましたが、結果は区間16位と非常に厳しい結果になってしまいました。今シーズン、主将としてプレッシャーも非常にあったでしょうが、最後の最後まで結果を残せなかったのは残念ですね。。。7区は徳永、1年生の時から比較的安定した結果を残している選手です。前回と同じ7区を走って区間7位、チームにとって初の区間一桁順位となりました。本来であれば7区を走るような選手では無いと思いますし、来年度は主要区間を担ってくれないと困る選手ですね。上級生になってさらなる活躍を期待したいです。

 

8区は市田、1年生ながら全日本予選3組に抜擢され、上尾ハーフでも63分32秒で走るなどルーキーながらなかなかの結果を残している選手ですが、初の箱根は8区16位とほろ苦いデビューとなりました。上尾ハーフと箱根はやはり違いますよねー。それでも、いい経験になったと思いますし、1年生はハーフで好走するなど高校時代の持ちタイムはそこまでではなくても、順調に成長し、長い距離にも対応出来るようになってきているみたいですので、どんどん下から突き上げる選手が出てきてくれればと思います。

 

9区は多田、箱根予選は100位オーバーでしたが、先日の上尾ハーフで63分5秒で走り、箱根も9区を9位でまとめました。これは上出来といっていいのではないでしょうか?結局10区間中、区間一桁は2人しかいませんでしたからねえ。。。多田も1年生から3大駅伝に出場するなどしっかりと結果を残してきている選手ですし、タイムも伸ばしてきましたので、最上級生となる来年がますます楽しみです。10区は須河、本来であれば主要区間を走るであろう選手で10区を任せる選手ではないので、やはり万全ではなかったかなあ。結果は区間15位でしたが、これはやむを得ない結果だったかなあ・・・箱根予選では全体で14位といい走りを見せたんですけどねー。相場、須河と箱根予選で好成績だった4年生二人が箱根でともに撃沈というのは何とも寂しい結果です。代田も区間16位で4年生3人がそろって区間15位以下、これはちょっと情けないような・・・総合でも15位という結果になりました。

 

うーん、一言で言えばなんか消化不良なレースといったところでしょうか。一度下位に沈んでしまうと流れを変えられるほどの選手もいませんし、ずっと15位前後でのタスキ渡したとなってしまい、一度も浮上するきっかけを掴むことが出来ずにズルズルといってしまいました。それでも収穫のある区間も多かったですし、2区相場、6区代田、10区須河と3人が卒業しますが、箱根の結果に関していえばそこまで大きな影響は無さそうです。むしろ、箱根予選が心配ですよねー。ずっとシードを獲得していたのでノウハウがなく、苦手としていますからね。来年は恐らく9枠しか出場権がなく、前回のような予選会の走りでは85年続いていた中央の連続出場が途切れてしまうことになります。そんなプレッシャーはありますが、そうした伝統の重みに負けずに、また箱根に戻ってきてシードを狙ってほしいと思います。

 


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