90回箱根駅伝を振り返る ~東海大学~

続いては東海大学について・・・結果はこのようになっております。箱根予選を3位通過、それも1年生が6人走っての結果であり、チーム12番手でさえ100位以内という安定感、これは箱根もシードが期待出来ると思っていたのですが、結局は怪我・不調者に泣きました。エース格の中川がエントリー漏れ、さらにエントリーされたものの、ルーキーながらチームの主力となっていた廣田、石橋が漏れ、さらにさらに、9区予定だった石川が当日走れないという緊急事態、これでよくぞ9区までシード争いをし、総合でも13位で粘ったと思います。そんな東海の走りを振り返ってみたいと思います。

 

1区は最高の出だしでした。ハイペースになる中、持ちタイム、実績で劣る白吉でしたが、途中で遅れそうになっても必至に付いていき、区間7位、62分41秒という好タイムでタスキを繫ぎました。2区以降に勇気を与える走りだったと思います。箱根予選もチームトップの18位と好走しており、来年度のエース候補1番手として名乗りをあげたのではないでしょうか?2区は元村、箱根予選は故障明けということで思ったような走りが出来ず、最後の箱根で好走を期待したいところでしたが、区間17位に沈んでしまいました。なんだかんだ結果を残してきた選手なだけに、最後の箱根でこの走りはちょっと残念でしたねえ。。。総合順位を7→12位に落としてしまいました。それでも、なかなか同学年で駅伝に出場する選手が出てこない中、下級生の頃からずっと活躍していたのは見事だったと思います。

 

3区は土屋、箱根予選も途中でアクシデントが起きるまではチームトップで走っていましたし、ハーフの高校記録を持つなど、距離への対応は1年ながら無い選手です。1,2、5区ほどではないですが、有力選手が集まった3区で区間6位という走りはこれまた素晴らしかったと思います。廣田、石橋がどうしてもルーキーの中え目立っていますが、土屋も負けてはいないですねー。3人で学年を、チームを引っ張っていってほしいと思います。今後の活躍も非常に楽しみな選手です。4区は荒井、恐らくは怪我をした選手の代わりという位置づけでの走りだったとは思いますが、結果は20位とブレーキになってしまいました。箱根予選ではまずまずの走りをしていたのですが、まだ箱根駅伝は荷が重かったのかなあ?それとも準備が万全ではなかったのか・・・まだ1年すし、この経験を来年以降に活かして欲しいですね。

 

1区と並ぶ、それ以上の見せ場が5区に待っていました。監督が自信を持って送り出した宮上、13位でタスキを受けると4人抜き、区間5位の快走で一気に9位とシード圏内までチームを押し上げました。タイムも80分6秒と後少しで80分きり、5区トップ5のうち3年生以下で食い込んだのは駒澤の馬場とこの宮上のみ、距離延長後の山で苦しんできた東海にとって、まだ2年の宮上の存在は非常に大きなアドバンテージとなりそうです。6区はルーキーの福村、箱根予選では94位とチームでは最下位でしたが、監督に下り適性を見込まれての起用で区間8位としっかりと結果を残しました。これで5,6区が後2年安泰ということになりそうです。6区だけではなく、、平地でも活躍出来る選手となっていってほしいです。

 

7区は主将の上原、個人的には箱根予選会後の挨拶が非常にしっかりしていて好感を持てました。7区12位、主将としてしっかりと結果を残してくれたと思います。総合順位も7位まであげてシード権も見えてきました。ただ、8,9区は実績のない二人でしたし、不安もありました。8区は今井、箱根予選では60分台で走ったとはいえ、5000m14分30秒オーバー、1万m30分オーバーの持ちタイムでスピードが不足しており、箱根でどこまで戦えるかは未知数でしたが、区間19位という苦しい走りになってしまいました。やはり、箱根予選と本戦は別物ですよね。。。誰一人ミスが出来ず、単独走が求められる復路、総合ではまだ8位だったとはいえ、一気にシード権が危うくなってきました。

 

9区は当日変更で入った山下、6区の控え候補と言われていたにも関わらず、復路のエース区間である9区を任されましたが、区間19位とやはり厳しい走りになってしまいました。ここで総合8位→12位とついに復路でシード圏外になってしまいました。これは、走った山下は責められないかなあ・・・中川、廣田、石橋、廣田のうち1人でも走れていればというところでしょう。両角監督の指導も変わってきて、前よりも故障者は減ったという話ですが、それでも最も大事な箱根でこれだけ故障者を出してしまったのはもったいなかったですねえ。。。

 

10区は吉川、1万m28分台を持つ吉川ならばまだ逆転シードに向けて可能性が残っているか?と思いましたが、もらった位置がまず悪かったですし、走りも最初からペースから上がらなかったですねえ。。。これで完全にシード争いで敗れたばかりか、なんとゴールするのが23番目という屈辱の走りになってしまいました。7区まではしっかりと粘れていただけに、しつこいですが故障者が痛かったです!!

 

箱根メンバーで卒業するのは、元村、上原の二人だけですし、今回走れなかった選手が戻ってくれば、それだけで穴が埋まるどころか戦力アップということになるでしょう。3本川と言われた石川、吉川、中川は結局3人揃うことが無いまま最終学年を迎えることになります。来年度の新入生も即戦力候補が入ってくるようですから、故障に今まで以上に気をつけて、今度こそベストメンバーでの箱根を目指してほしいと思います。そうすれば、自ずと結果はついてくるでしょうから・・・

 


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