90回箱根駅伝を振り返る ~明治大学~

続いては明治大学について・・・結果はこのようになっております。出雲は例年と変わらず出遅れるも、全日本では3強を崩して3位に入り、箱根でも3強崩しを狙った明治でしたが、その夢は5区で途切れることに・・・元々5区をあまり得意としていない大学ですし、やはり大江の穴が大きかったですね。。。そんな明治大学の走りを振り返ってみたいと思います。

 

1区文元はハイペースにも臆することなく付いて行き、区間4位、1時間2分2秒でまとめたのはさすがの走りでした。明治で最も安定感のある選手と言っていいと思いますし、1区を安心して任せられる選手がいるというのは本当にチームにとって心強いですね。2区大六野も区間5位でまとめるさすがの走り、積極的に前を追って日体、東洋に追いつき、その後離されてしまったのはもったいなかったですが、それでも堅実にまとめてくれたと思います。やはり、明治のエースは大六野と思わせる走りでした。後は優勝候補のエースとも勝負出来るようになってくれれば文句無しなのですが、それはさすがに贅沢かなあ?3区は八木沢、全日本2区での失速もあり、やや不安もありましたが区間2位でまとめてくれました。区間賞の悠太と1分以上差をつけられてしまったのが残念といえば残念ですが、初の20kmオーバー?の距離でもしっかりと走れるところを見せつけ、スピードだけではなくスタミナも付いてきましたねー。

 

4区は全日本7区区間賞の木村、全日本の走りから箱根4区も期待されましたが5位はまずまずといったところかなあ?1~4区全てで区間5位以内、総合4位につけ、5区次第では優勝争いに絡んでくるかも??と思わせるような素晴らしい走りでした。来年も1~4区はこのままで問題無さそうですよねー。もちろん、往路に割って入ってくるような選手が出てくるに越したことは無いですが・・・4区までほぼ完璧なレースをしていた明治が崩れたのは5区、なかなか山候補が決まらず、ある意味消去法で5区となったらしい横手が区間19位、トップと6分以上離されるブレーキとなってしまいました。走力がある選手だとは思いますが、山は向いていなかったのかなあ・・・?5区は1~3位を3強が占めており、ここで大きく脱落し、復路の目標が総合3位狙いになってしまいました。3位とも4分近く離されていたため、現実的には5位争いということに・・・5区は来年に向けての最大の課題となりそうです。

 

6区廣瀬はさすがの走り、4年連続で山を下り、走るたびにベストを更新していったのは素晴らしいです。区間記録こそ4秒届きませんでしたが、ついに最後の箱根で区間賞を獲得しました。区間2位に35秒差をつける快走、1区、6区とともにスタートとなる区間でしっかりと走れる選手がいるのは、チームとして大きいですよね。7区松井は区間8位、前回9区で脱水症状に陥ったあの悪夢を少しは振り払うことが出来たのかな?ただ、順位的にはもう少し上を狙いたかった感じかなあ?7区であれば・・・しかし、ロードでの安定感はさすがです。8区有村は東洋の高久には及ばなかったものの区間2位、さすが復路のエースと呼ばれるだけのことはあります。往路に選手を注ぎ込んでも復路に有村が残っているのが、明治の層の厚さを証明していますねえ。この時点では日体大も見える位置にきて楽しみだったんですけどねー。

 

9区は前野、駅伝での実績はあまりないものの、上尾ハーフで好走し、復路のエース区間を任されました。しかし、9区14位とここで離されたのが正直痛かったですねえ。日体矢野が区間賞、青学の藤川が区間3位と総合で争っていた相手が素晴らしい走りをしていただけになおさら・・・ここで4位争いからも脱落し、青学との5位争いに・・・10区石間はまさかの区間22位・・・青学の竹内が区間17位だったにも関わらず、抜かされての総合6位はちょっともったいなかったなあ。。。前回も9、10区がブレーキになってしまいましたが、最後に順位を落とすのはもったいないですねー。せっかく層が厚いチームなので、復路の終盤まで選手をしっかりと揃えられそうなものなのですが。。。

 

今回の箱根駅伝は1~4区までいい位置につけていたなど収穫もあったけれど、個人的には、1,6区といい出だしを見せても、5,10区と締める区間でブレーキとなってしまった印象が強いなあ。。。終わりよければ全て良しではないですが、終わりが悪いとどうしてもモヤモヤするものがありますしねえ。来年は廣瀬も抜け、山への対策がとにかく急務かつ最優先となります。最強世代が最上級生となるだけに、3大駅伝で優勝を狙って行きたいところですねー。来年度の駅伝シーズンでは、優勝候補として名を連ねると思いますし、それだけの選手は揃っていますからね。今の3年生が抜けたらガタッと選手層が薄くなってしまいそうですから、勝負の年ということになります。東洋、駒澤、早稲田などライバルも手強いことは重々承知しておりますが、本当の意味での古豪明治の復活を見せて欲しいです!!

 


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