90回箱根駅伝 東京農業大学 ~区間配置予想&戦力分析~

続いては、前回は予選会最下位通過、本戦では17位と散々な結果に終わり、今年の箱根予選会も厳しい戦いが予想されましたが、監督もびっくりのトップ通過を果たした東京農業大学について・・・エントリーメンバー箱根成績(直近10年)はこのようになっております。

 

4年:佐藤達也 津野浩大 三輪晋大朗 山本和樹

3年:浅岡満憲 岩渕慎矢 竹内竜真 土井久理夫 藤井拓也

2年:大橋真弥 佐野雅治 戸田雅稀 遠藤凌平 山浦大輔

1年:西村昌悟 畠山泰成

 

エントリーはいたって順調ですね。主力はもちろん、チーム10番手レベルでもエントリー漏れは無しと見て良さそうです。やや状態が心配された浅岡もきっちりとエントリーされました。となると、後はいかに本戦にピークを合わせるかということですねー。ここ数年の東農大は記録会では好タイムを出すにも関わらず、箱根本戦となると力を発揮出来ないという状況が続いていました。今回こそ、箱根予選会の勢いそのままに力のあるところを見せて、シード獲得あわよくばさらなる上位進出を狙いたいところです。そんな東農大の区間配置予想は以下のとおりです。

 

 

 

戸田-竹内-佐藤-佐野-三輪

遠藤-浅岡-土井-津野-岩渕

 

 

 

 

ちょっと変わった配置予想にしてみました。1区は戸田、今回は駒澤・東洋といった優勝候補次第でハイペース、スローペースのどちらにもなる可能性があります。となると、箱根予選を10位で走れるほどにスタミナを身につけ、関東インカレ2部1500mで駒澤の油布を振りきって2連覇を達成するほどのスパート力を持つ戸田ならば、どちらの展開になっても対応出来るのではと思い、予想しました。スローペースとなれば予選チームトップの選手を無駄遣いとなる可能性もありますが、それでも1区で出遅れないことはとにかく大事ですからね。優勝候補と言われるチームでさえ、1区出遅れではズルズル行くことがどの駅伝を見てもありますし・・・

 

2区は2年連続で竹内にしました。正直、前回の区間19位という走りでは2区は不安な気もするのですが、他に誰か2区向きの選手がいるか?と言われると疑問ですし、難コースである2区は一般的に1回目よりも2回目の方がタイムが上がる傾向がありますからねえ。ここは凌ぐ区間になるかもしれませんが、2区であれば前回の悔しさを晴らす走りを見せて欲しいです!3区は佐藤達、理想は6区がいいと思います。前々回の箱根で6区2位という素晴らしい順位で走っているのですから!しかし、佐藤を6区とすると、どうしても平地が苦しくなってしまうんですよねえ。。。6区と3区の下りは全く違いますが、下りが得意なのは事実ですし、力のある選手なので主力の集まる3区がいいのではと思いました。

 

4区は佐野、関東インカレ2部で3000m障害を制するなど短い距離の実績はありますが、長い距離の実績はほぼ皆無・・・それでも、1万mで29分15秒までタイムを伸ばしてきましたし、勝負強さも兼ね備えているわけですから、箱根は走るのではないか?走るのならば最短区間の4区かなあと思いました。距離にまだ不安があるようでしたら、今回は外した大橋あたりが起用されるかもしれないです。。。5区は三輪にしました。もちろん、過去2回走っている津野は経験もありますし、今年は5000m13分台、1万m28分台、箱根予選会11位と過去の鬱憤を晴らすような素晴らしい走りを見せています。それでも、箱根5区は17位、20位と結果を残していないのも事実。2度失敗した選手を使うのはいくら走力がアップしていてもリスクが高いと思います。となると、ここにきて1万mで28分38秒と大幅にベストを更新した三輪の5区はどうかなあ?と予想してみました。5区は最重要かつ苦手としている区間なだけに、よほど適性のある選手がいなければ、主力を持ってくるのが無難なように思えます。

 

 

6区は遠藤と予想しました。佐藤、三輪と経験者が二人いますが、二人共成長しすぎていて、正直6区で使うのはもったいないです。それ以外の区間で稼いでもらったほうがいいかなあと・・・6区も復路スタートの大事な区間ですが、他の区間に比べると差がつきにくい区間ですし、何とか他に下り適性のある選手がいないかなあと贅沢な悩みが・・・7区は浅岡、万全であれば主要区間を走って欲しい選手ですが、今年の走りや直前に5000mを走っていることなど、万全とは言いがたい状態なのかな?と思っています。となると、走りやすい7区あたりが妥当かなあと・・・仮に完全復活していれば、ここで稼ぐ区間にするというのも面白いかなと。。。浅岡の調子も東農大の鍵を握りそうです。

 

8区は土井、チーム4位、全体28位の選手を8区に置くのは贅沢かな?と思ったのですが、箱根予選では土井に遅れをとった選手がその後の記録会などで結果を残していますからねえ。3大駅伝未出場の選手ですし、無理に主要区間に使う必要もないかなあと・・・比較的負担の少ない区間で好走してもらえたらと思います。9区に津野を予想してみました。本来であれば5区と9区は逆な気もするのですが・・・状態が良くなって力をつけてくればくるほど、逆に5区は無いんじゃないかなという気がしております。2年次の大ブレーキは精神的なダメージも大きかったでしょうし、かといって繫ぎ区間にするのももったいない・・・ならば復路のエース区間である9区でのびのびと走ってもらえたらと思いました。正直、可能性は低い気もしますが・・・

 

アンカーは箱根予選チーム5位、全体31位の岩渕にしました。これまた、もったいない気もするのですが、本人が10区を走りたがっているようですし、1万mでも29分16秒とベストを更新するなどスピードもついてきた岩渕がアンカーにいれば、シード争いとなった場合も有利に戦えるかなと思いました。10区にある程度力のある選手を使う傾向も東農大にはありますしね。。。

 

 

箱根予選通りの走りを本戦でもしてくれれば、シードはもちろん、上位進出も十分に考えられそうです。しかし、正直ここ数年は裏切られていますからそこまでは信用出来ません。シード争いをするであろう大学の1つという位置づけですかねえ。箱根予選会後の記録会でも好タイムが続出し、期待せずにはいられないのも事実ですが・・・外丸4年次を最後にシード権が獲得できていない東農大ですが、是非とも久しぶりにシードを獲得して欲しいです!!

 

皆さんの東農大の区間配置予想も受け付けています。是非とも予想してみてください♪

 

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