90回箱根駅伝 中央学院大学の不安要素

続いては、前回の箱根で10位とギリギリシード権を獲得し、出雲では途中3位となるなど見せ場を作っての6位、逆に全日本では1区から出遅れ11位と酸いも甘いも味わった中央学院大学の不安要素について・・・過去10年の箱根成績はこのようになっております。出雲、全日本ともに4本柱を1~4区につぎ込む前半型のオーダーできました。出雲は1区が上手く滑り出せていい流れでレスを進めていきましたが、全日本は1区でエースの岡本が出遅れると、そのまま全くもって浮上出来ない脆さも見せてしまいましたね。例年に比べるとエース級は揃っているように思える中央学院の不安要素について考えてみたいと思います。

 

まずは、距離の不安があります。従来、中央学院は短い距離よりも長い距離のほうが強い印象だったのですが、今年は5000m,1万mの記録会にも積極的に参加しており、13分台3人、28分台4人と好タイムを続出しています。その一方、ハーフは64分切りが6人いるものの、芝山、山田はほとんどレースで見かけていないですし、このままでは箱根も厳しいでしょう。ハーフ3分台が二人外れるとなれば大きな痛手となりそうです。また、ハーフ4分台も3人しかおらず、うち一人は選手兼マネージャーの宮田であり、これまた箱根を走る可能性は低そうです。ただでさえ、ハーフの平均持ちタイムは14位と良くは無いのに、ここから複数人が抜けるとなると、さらにタイムを下がることになります。ハーフの実績の無い選手が果たして箱根でしっかりと走れるのかというのは心配になるところです。

 

ハーフの距離をしっかりと走れる人数が少なそうということは、選手層が薄いということにもつながってきます。出雲・全日本を走った潰滝、及川、塩谷、岡本、田中は当然箱根でも主力となる選手ですし、沼田も箱根で実績のある選手です。ただ、7番手以降が誰になるかが分からないんですよねー。出雲を走った木部は直近の上尾ハーフでもぎりぎり4分台と微妙でしたし、全日本を走った村上、松下も内容が良くなく、ハーフの実績もありません。1万m,ハーフでともに結果を出している or 駅伝で結果を出している選手が少ないんですよね。2年連続シードを狙うとなると、やはり8~10番手の選手が大事になってきます。個々の選手に不安があると、せっかく主力がしっかりと走っても、簡単にその蓄えを繫ぎ区間で吐き出してしまうことにもなりかねません。叩き上げの選手が多い中央学院なだけに、持ちタイム以上にしっかりとh走れる選手が箱根で出てきてほしいものです。

 

3区も個人的には不安かなと思っています。4区が短くなったこともあり、近年は重要性が増している3区、前回は東洋悠太、早稲田大迫、駒澤中村、青学久保田などそうそうたるメンバーが走った区間であり、繫ぎ区間だったのは過去のことで現在では2区、5区についでエース級が走る区間と言ってもいいと思います。その3区での過去5年の成績は15-13-19-17-18と区間二桁が続き、過去3年間の平均順位に至っては18位です!突出したエースのいない中央学院にとって、2区まで何とか凌げたとしても、3区で大きく遅れをとってはシード権が遠のいてしまいますし、後の区間を走る選手にもプレッシャーがかかってしまいます。5区は3年連続で走っている田中がいるだけに、何とか1~3区でシード圏内につけていきたいところです。

 

怪我が多いのも不安要素の一つです。中央学院は怪我でベストメンバーが組めないことが多いように思えます。3年前は主力がこぞって予選会メンバーに入れず、薄氷を踏む思いで予選を突破したこともあります。選手で見ても、2年以降ずっと不調or怪我が続いている芝山だけではなく、今年は山田が全然レースに出てこないですすしね。前回10区6位で走り、シード権をきっちりと守った貴重な選手なのですが・・・層が厚くない中央学院は主力の怪我はもちろん、繫ぎ候補の選手の離脱でも大きな痛手となり得ますし、怪我・体調不良者を出すことなく箱根に向けて調整していってほしいです。

 

今年もシードを狙うとなるとぎりぎりの戦力といったところでしょうか?1区での出遅れは絶対に避けなければいけないところですね。前回と同じ潰滝が走るのか、全日本1区の岡本かはたまた別の選手なのか・・・例え無駄遣いになってしまったとしても、力のある選手を起用すべきだと思います。1~3区までに潰滝、岡本、及川をつぎ込む形になりそうかなあ?前半からシード圏内でレースを進め、5区でさらにシードラインと差をつける。そして復路は粘るというのが現実的なシードを目指す方法になるかと思います。徐々にスカウトもよくなってきていますし、さらにチーム力を高めていくためにも、連続シード獲得といきたいところですね!

 


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