90回箱根駅伝 国士舘大学の不安要素

続いては、箱根予選会13位、ギリギリで通過を決めた国士舘大学の不安要素について・・・過去10年の箱根成績はこのようになっております。伊藤、藤森のダブルエースをはじめ、4年制に主力が集まった2011年度にシード権を獲得出来なかったのが痛かったですねえ。。。その後はなかなか結果を出せない状況が続いております。今回の箱根予選会も増枠かつぎりぎりの13位通過ですからね。箱根本戦でも厳しい戦いが予想されます。そんな国士舘の不安要素は・・・正直たくさんあると思うのですが、その中でも特にリスクが高いと思うものについて・・・

 

まずは距離が不安視されます。条件の良かった箱根予選会に出場しているにもかかわらず、自己ベストを出した選手は少なく、ハーフの平均持ちタイムは23大学中順大とともに最下位タイです。箱根予選100位以内はわずかに二人だけ・・・どちらかといえば国士舘大学は短い距離の方が得意な印象ですね。ハーフ3分台は菊池ただ1人ですし、4分台が7人いますが、いずれも40秒以降という状況です。箱根は一番短い距離でも18.5kmあり、どうしてもハーフの走力が大事になってきいます。箱根までの2ヶ月でどこまで長い距離に対応出来るかがポイントになりそうです。

 

経験不足も気になるところです。箱根に出場した2年前は4年生が実に8人走るというある意味非常事態でした。その影響もあり、箱根経験者は菊池ただ一人、3大駅伝経験者も他に全日本を走った中山がいるだけです。3大駅伝の経験値が低いというのはやはり不利になりますよねー。トラックや箱根予選と違い、単独走というのはある程度経験をして上手く走れるようになっていくものだと思いますし・・・

 

勢いという面でも不安が残ります。勢いを測る指針として、どれだけ上位選手が自己ベストを更新出来ているかというものを利用していますが、戦力を見る大事な目安となる1万mを、今年更新した上位選手は武藤、櫻井の二人だけです。これは全大学を見てもトップクラスの低さですね。。。5000mでも武藤、工藤の二人くらい・・・それだけ条件のいい記録会に出ていないのもあるかもしれませんが、それにしても少なすぎです。

 

安定感、調整という点でも不安はあります。1万mの持ちタイムを見れば、箱根予選はもっと順位が良くてもいいのでは?と思う選手が多く、上手くピークを合わせられていないのもあるのかなと・・・他の駅伝を走るわけでもないですから、箱根予選にだけに注力することが出来るはずなのですが。。。他大よりも残念ながら走力は劣っているわけですから、せめて箱根本戦くらいはしっかりとピークを合わせてきてほしいものです。

 

うーん、正直国士舘は箱根予選の順位そのままに最下位候補の大学の一つとなってしまうように思えます。まあ、最下位通過時の順大や前回の法政(いずれもシード獲得)をそんなポジションに予想していたので、あまり参考にはならないかもしれませんが。。。エースも箱根予選で50位以内に入るのが精一杯という状況ですと、1区がスローペースである程度集団でこれたとしても、2区で一気に離されてしまい、その後は苦しい位置での単独走で余計に力を発揮できないという悪循環に陥りやすいんですよね。。。厳しい見方をしておりますが、そんな予想を覆すような好走も期待したいと思います。

 


PAGE TOP