区間記録を振り返る~全日本5区~

2014年8月30日

続いては、鈴鹿中継所~津中継所までの11.6km、いわゆるつなぎ区間とよばれる5区について・・・出走する選手を見ていると、やはりチームの7番手前後の選手が走ることが多い区間かなあ。。。ここにどれだけの選手がおけるかというのも、優勝争いや上位を狙うには大事になってきます。。。そんな5区の区間上位は以下のようになっております。

 

1 33分47秒 志方文典 早稲田大 1年 2010
2 33分48秒 有村優樹 明治大 2年 2012
3 33分56秒 設楽悠太 東洋大 1年 2010
4 34分14秒 山中秀仁 日本体育大 1年 2012
5 34分15秒 久我和弥 駒澤大 3年 2011

 

いずれも2010~2012年の記録と比較的新しい記録が並んでいます。それだけ上位大学の選手が厚くなり、5区にも力のある選手をおけるようになったということかなあ。

 

区間記録保持者は早稲田の志方、1年次にたたき出した記録です。好条件だったとはいえ、1994年以来守られてきた記録を1年にして更新してしまうのですから、さすがです。しかし、今のところこのレースが3大駅伝のベストレースかなあと・・・最終学年となる今年、完全復活した姿を見せてほしいです。

 

歴代2位は明治の有村、2012年度の記録になります。1か月前の出雲駅伝で1区最下位となった時にはどうなることかと思いましたが、区間記録に迫る快走でした。これだけ振れ幅の大きい選手も珍しいですよね。後は安定感だけですねー。前よりは撃沈回数が減ってきた気がします・・・上級生になって一切外さなくなった先輩の菊地のようになってくれれば・・・

 

歴代3位は東洋の設楽悠太、これまた1年生の時の記録ですねー。この時は、5区で早稲田と東洋が激しいトップ争いをしていて、最後に志方が前に出て差をつけたんですよねー。そのまま、追いつかれれることなく早稲田が逃げ切るわけですが・・・この時は啓太に比べると悠太はだいぶ劣るのかな?と思っていたのですが、そんなことは無かったですね。。。もはや兄と並んで大学トップクラスの選手となってしまいました。

 

歴代4位は日体大の山中、2012年度の記録です。有村に次ぐ区間2位でしたが、この記録もびっくりしました。そのまま箱根3区で好走、クロカン、13分台、28分台と成長曲線を描いていくわけですが・・・この時点で相当力がついていたということになりますねー。決してスーパールーキーという位置づけでは無かったと思うのですが、もはや2年生のトップクラスの一人といって問題ないくらい力をつけています。

 

歴代5位は駒澤の久我、駒澤が3~5区の3連続区間賞で一気に抜け出した時の記録です。9回3大駅伝に出場している久我の唯一の区間賞でもあります。ここで2位以下にさらに差をつけたのは大きかったですね。最終区で猛追してくる柏原がいたからこそ、余計にありがたみが分かったのですが・・・こうしてみると、上位大学にとってはもはやつなぎとは呼べない区間ですねえ。。。

 

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