区間記録を振り返る~全日本3区~
続いては川越中継所~四日市中継所までの9.5kmと全8区間中最も距離の短い3区について・・・短い距離ではあるけれど、意外と差がつきやすい区間でもあり、前半から流れにのりたい理論により、5~7区よりも力のある選手を起用してくる大学も多いですね。区間歴代上位は以下のようになっております。
1 | 26分55秒 | 油布郁人 | 駒澤大 | 3年 | 2012年 |
2 | 27分05秒 | ステファン・マヤカ | 山梨学院大 | 2年 | 1993年 |
3 | 27分07秒 | 上野裕一郎 | 中央大 | 3年 | 2006年 |
4 | 27分15秒 | 本田勝也 | 東洋大 | 4年 | 2010年 |
5 | 27分19秒 | 大須田優二 | 中央大 | 4年 | 2012年 |
5 | 27分19秒 | 延藤潤 | 東洋大 | 3年 | 2012年 |
駒澤の油布が3区の区間記録保持者、2012年の記録です。区間歴代2位も油布でこれは1年次の記録、2年次も歴代上位に入る記録でまさに全日本3区のスペシャリストといっても過言ではありません。4年連続区間賞の記録の期待もかかりますが、現状の駒澤の戦力を考えると1区あたりを走ってほしいかも?4本柱で1,2,4、8区を埋めたいところですからね。。。
歴代2位は山梨学院のマヤカ、私の記憶ではマヤカ自体かなーりぼんやりです。早稲田の渡辺康幸と激しく争っていた記憶がなんとなーく・・・桜美林大学の監督になったとか!続々と箱根に向けて強化を進める大学が増えていますね。最初に初出場を決めるのはどこの大学になるのかも楽しみです。
日本人2位は中央の上野裕一郎、上野も油布同様にこのくらいの距離が強かった印象が・・・箱根は長すぎるのかな?SB廃部に伴いDeNAに移籍しましたが28分10秒台を出すなど早速結果を残しているようで何よりです。伊達、松岡、北村とともにスーパールーキーと呼ばれ、4年次には4天王なんて呼ばれたりもしましたが、上野が一番安定して結果を残してますよねー。所属は変わりましたが、今後も変わらず活躍してほしいです。
日本人3位は東洋の本田、4年生になって出てきた選手ですが、出雲・全日本といい走りをしましたねー。それだけに箱根に出られなかったのは非常に残念でした。本田が出ていたら、箱根も勝てていたんじゃないかなあ?なんて思ったりもします。所詮はたらればではありますが・・・
日本人4位タイは中央の大須田、2012年度の記録です。全日本は前年度の6区3位に続いて好走しています。1万m28分台を持っていましたし、これまたこのくらいの距離が得意な選手だったのかなあ・・・全日本は10km未満から20km近くまでバリエーションがあるのが面白いですよねえ。箱根の20kmの勝負というのももちろん楽しみなのですが・・・
日本人4位タイは東洋の延藤、これまた2012年度の記録です。やはり、2012年度は好条件だったことがうかがえます。この区間で首位となるいい走りをしたのですが、総合優勝した駒澤に24秒詰められたのは後々痛かったなあ。。。でも、日本人歴代5位ではちっとも責められないですよねー。